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『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』

2012年01月15日 | Cinema Talk

Tジョイ稚内で『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』観てきました

ご存知、トムクルーズ主演の大人気シリーズ

第2作目、第3作目は興業的には成功したものの

第1作目の緊張感あるスリリングな展開と衝撃的なエンディングを越えることができず

ただの娯楽アクション映画になっていた感がありましたが

第4作目は新機軸といえば良いのか、また違う魅力を見せてくれた気がします


実はこのシリーズはプロデューサーを兼ねるトム・クルーズにとっては

「それぞれが独立したもの」であるらしく

毎回、監督を変えて脚本を練り上げていくという手法を取っているのです

今回あえて「M:I 4」としていないのも、トムクルーズのそういった考え方によるものらしい


そして、今回この作品に新しい風を吹き込んだ殊勲賞はブラッド・バード監督に他なりません

傑作アニメ「アイアン・ジャイアント」や「レミーのおいしいレストラン」を手掛けた人で

何とこの超大作が実写映画デビューになるといいます

悪役の印象が少し薄いのは否めませんが

その分、イーサン・ハントをサポートするチームのカラーが秀でていました

ちょっとしたジョークを飛ばすのも、今までのシリーズにはなかった点でしょうか

この作品はクールにスマートに緊張感のみで行って欲しい気もしますが

これはこれで良しとしおておきましょう

特筆すべきはアニメならではのアングルというのか

ちょっと他とは違う視点でアクションシーンを楽しめたのが良かったと思います

第1作目のクオリティーにはまだまだ及ばずとも

何だかんだ楽しめるのは、さすがトムクルーズと言うべきなのでしょう



『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』予告編








【作品について】
トム・クルーズが製作・主演を務める「ミッション:インポッシブル」シリーズの第4弾。『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』で2度のアカデミー長編アニメーション賞に輝いたブラッド・バードが初の実写監督に挑んだ。今回のイーサン・ハントは、ドバイにある世界一の超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”の壁面をよじ登ったり、複雑に動き回る立体駐車場の中で格闘したりと、正に縦横無尽の活躍を繰り広げる。これらのアクションをすべてトム・クルーズ自身が演じているというのだから、その役者魂には脱帽だ。今回チームを組むサイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットンらとのチームワークも見どころの一つだ。

【あらすじ】
ロシアのクレムリンで爆破事件が発生。その容疑がIMF(極秘スパイ組織・不可能作戦班)のイーサン・ハント(トム・クルーズ)とそのチームにかけられる。米大統領は政府が事件に関与した疑いを避けるため、「ゴースト・プロトコル(架空任務)」を発令。イーサンチームはIMFから登録を抹消されてしまう。国や組織という後ろ盾を失ったまま、クレムリン爆破の黒幕を追い、さらなる核テロを未然に防ぐというミッションの遂行を余儀なくされるイーサンたち。失敗すれば彼らは、凶悪テロリストとして全世界に指名手配されてしまうのだ。黒幕たちの取引の現場は、世界一の高さと最新のセキュリティを誇るドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファ。難攻不落の天空城に、特殊粘着グローブと命綱一本で外部からの侵入を試みるイーサンだが……。幾重にも張り巡らされた罠と、よぎる裏切りの影。そして次第に明らかになるミッションの〈真の目的〉とは……。

原題:Mission: Impossible - Ghost Protocol
製作国:2011年アメリカ映画
配給:パラマウント
上映時間:135分

監督: ブラッド・バード
製作: トム・クルーズ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
製作総指揮: ジェフリー・チャーノフ、デビッド・エリソン、ポール・シュウェイク、デイナ・ゴールドバーグ
原作: ブルース・ゲラー
脚本: ジョシュ・アッペルバウム、アンドレ・ネメック
撮影: ロバート・エルスウィット
美術: ジム・ビゼル
編集: ポール・ハーシュ
衣装: マイケル・カプラン
音楽: マイケル・ジアッキノ

キャスト: トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットン、マイケル・ニクビスト、ウラジミール・マシコフ、サムリ・エデルマン、レア・セドゥー、ジョシュ・ホロウェイ、アニル・カプール、トム・ウィルキンソン、ビング・レイムス、ミシェル・モナハン
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『リアル・スティール』

2012年01月15日 | Cinema Talk

Tジョイ稚内で『リアル・スティール』観てきました(昨年末)

2011年の漢字は「絆」でした

この作品に描かれている父親は社会的にはダメ人間

まだ息子が赤ちゃんのうちに奥さんと別れてから

久々に会うまで思い出した事もないような父親

他方で大ブームを引き起こしたドラマ「家政婦のミタ」の父親像も似たようなものか

自分の浮気により妻を自殺に追い込み

自分の子供の事すらも愛してるかどうかわからないという父親でした

確かに今、家庭での父親の威厳などというものは失われつつあるのかも知れない

でも、どちらもそんなダメ親でも親は親

この作品でも父と子の強い絆を感じることができる


映画のストーリー的にはごくごく単純で何のひねりもなく

予告を見ただけで何となくどういう内容かがわかり

観ていてもこれほど次の展開が読める作品もないというくらいのものですが

それでもしっかり感動出来て泣ける作品に仕上がっているので

つまりは王道中の王道と言える作品なのでしょう


ロボットとロボットが金属音をたてながら激しく戦闘するシーンは

臨場感たっぷり(音楽も最高)で本当に興奮したし

息子マックスがアトムとダンスパフォーマンスしながら入場するシーンや、アトムが敵を撃破していく姿には

思わず座席から立ち上がって両手をあげてリアクションしたい衝動に駆られました


その中でとても忘れられないシーンがあります

それはアトムが最強の敵と戦うクライマックスシーン

ロボットをリモート制御出来なくなり

父親がいよいよアトムを自らのシャドウで操作し強敵を打ちのめして行くシーン

次の瞬間、大歓声は消え全てがスローモーションで流れていきます

その時、マックスが見ていたのはアトムでもリングでもなく父親でした

それは間違いなく尊敬と憧れの目であり

この無言のシーンを見るだけでマックスが何を思っているかが瞬時にわかります

とても11歳の子役の演技とは思えない素晴らしいシーンでした

ここで泣かない人はいないのではないでしょうか

このシーン見たさに何度も何度も繰り返し見たい作品です

スカっと爽快ハッピーエンド、大興奮で最後はボロ泣き映画

ハリウッドの王道もまだまだ捨てたもんじゃありません



『リアル・スティール』予告










【作品について】
スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが製作総指揮を手がけ、『ナイト・ミュージアム』のショーン・レヴィが監督を務める本作。2020年という近未来を舞台に、ロボット・ボクシングを通して心を通わせていく父と息子、少年とロボットの物語だ。ヒュー・ジャックマン演じるダメ親父と、ダコタ・ゴヨ演じる生意気な少年が、一つの目的に向って進むうちに親子の絆を強くしていく過程は、なんとも心を打つ。しかし、ただの感動物語だけではなく、『トランスフォーマー』のようなロボット同士の対決の迫力と面白さや、場末の賭けボクシングの世界の怪しさ、自分より強い選手に戦いを挑むスポーツ映画としての魅力といった様々な楽しみ方がある作品だ。

【あらすじ】
チャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマン)はかつて将来を嘱望された期待のボクサーだった。チャンピオンを目指してトレーニングに打ち込んできたものの、時代は高性能のロボットたちが死闘を繰り広げる“ロボット格闘技”の時代に突入。もはや人間のボクサーは生きる場所を失い、チャーリーは人生の敗残者も同然だった。辛うじてロボット格闘技のプロモーターとして生計を立てているものの、乏しい資金力で手に入れられるロボットは、リングの上であっという間にスクラップ状態。人生のどん底にも関わらず、さらなる災難がチャーリーに舞い込んでくる。赤ん坊の時に別れたきりの息子マックス(ダコタ・ゴヨ)が最愛の母を亡くして、11歳になった今、初めて彼の前に現れたのだ。だが、マックスは、そう簡単にチャーリーに心を開くはずもなく、親子関係は最悪の状態。そんなある日、2人はゴミ捨て場でスクラップ同然の旧式ロボット“ATOM”を発見する。それが、彼らの人生に奇跡を巻き起こす“運命の出会い”であることに、チャーリーもマックスもまだ気づいていなかった……。

原題: Real Steel
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: ディズニー
上映時間: 127分

監督: ショーン・レビ
製作: ドン・マーフィ、スーザン・モントフォード、ショーン・レビ
製作総指揮: ジャック・ラプケ、ロバート・ゼメキス、スティーブ・スターキー、スティーブン・スピルバーグ、ジョシュ・マクラグレン、メアリー・マクラグレン
原作: リチャード・マシスン
原案: ダン・ギルロイ、ジェレミー・レビン
脚本: ジョン・ゲイティンズ
撮影: マウロ・フィオーレ
美術: トム・マイヤー
編集: ディーン・ジマーマン
衣装: マーリーン・スチュワート
音楽: ダニー・エルフマン

キャスト: ヒュー・ジャックマン、エバンジェリン・リリー、ダコタ・ゴヨ、アンソニー・マッキー、ケビン・デュランド、ホープ・デイビス
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