Duffers Japan

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サイクルモード

2010-10-15 19:28:50 | 自転車
来月、東京を皮切りに毎年恒例になっている
「サイクルモード」
が開催される。
そもそもは展示会なのだが、試乗やトークショーなど消費者を対象にした仕掛けも多いため毎年多くの来場者で大賑わいだ。
試乗などは人気ブランドになれば長蛇の列ができるほど。
普段乗れない憧れの自転車に乗ることができるのだから待つのも苦にならないといったところか。
ただ3年ほど前からの自転車ブームで一気に初心者が入ってきたことでちょっと様子が変わってきた。
場内での事故、試乗車の破損などが増えているらしい。破損の場合、負担はブランド側ということだ。消費者にとってはありがたいがメーカーにとっては辛い。しかもそのほとんどがそもそもそんな高級車など買う予定も無い冷やかしの消費者なんだからたまったものではないのだ。
というイベントの状況もあって、イベントに出展しないブランドが増えている。

まずはジャイアント、
そしてキャノンデール
今年はスペシャライズド
が出展を取りやめるようだ。
本気で自転車選びのためにイベントを利用しようと考えていたユーザーにとっては残念なことだろう。
でもブランド側にとってみれば出展料、出展コスト、前述の計算できないコストをかけても、結局はほとんどが客にならないのだから仕方ないことだ。
今後、主催のメディアが姿勢を変えない限りどんどん撤退ブランドが増えていくか、高級車の展示が無くなるマスプロの展示会に成り下がるかだろう。

東京に来て2ヶ月弱。
これだけ車が多いのに、平気で、
ノーヘル
逆走
音楽を聞きながら
携帯をいじりながら
無灯火
信号無視
の自転車乗りが多いことかと閉口している。
このままではいずれ道路から自転車が排除される日が来るのでは?とおそれている。
少なくとも原付とのルールの遵守度合いの差は歴然で、やはり何らかの周知努力が必要なんだろうと思う。
売りっぱなしの販売店の努力ももちろんだが、メディアの啓蒙努力も欠かせない。
そういった意味で、このサイクルモードももっと先々までつながるようなことに努力してほしいと思う。

と長々と書きましたが、もちろん文脈の通り今年のサイクルモードへは行かないつもりでいるが、仕事がらみで行くことになれば行ってみたらそれはそれで楽しいとは思うのだが。
とにかくこの先を憂いてしまう今日この頃だ。