Duffers Japan

趣味の話。
自転車・ゴルフの話など。

坂なんて・・・嫌いだ!!

2007-06-04 21:03:52 | 自転車
さて、今年の目標の一つである「mt.富士ヒルクライム」に出場してまいりました。
前々日に医者に相談し"出場OK"のお墨付きも出て、家族といっしょに山中湖の友人のマンションへ。
そして、当日朝3:00起床、4:00出発で会場の北麓公園に。
既にたくさんの人が来ていました。
そして、補給やトイレ、そしてマッサージなどをしながらスタート時間を待つことに。
そして、順番にスタートし、いよいよ僕のクラスの番に。
レースには慣れてきたのか、意外に平静にスタートの号砲を聞きました。
そして計測開始まではパレードランで、計測開始地点のスバルラインまで。
途中では計測前に用を足そうとして草むらに一列にならんでいる男性陣に笑う余裕もあったのですが、スバルラインに入り、僕にとっては地獄絵図となりました。。。
「ぜったいに息を切らさないようにしよう」と心に決めていたのに、ぐんぐんと上がる僕の心拍。150・160・170とあがっていきます。
5月は殆ど自転車に乗れていないこともあり、準備不足がもろに心拍に表れます。
で、5kmくらいで、あえなく足を着くことに。
外国人に「歩くくらいなら、こげ!!」みたいなことを言われながら心拍を落ち着かせることに。
140台まで下がったらおもむろに再スタート。そして170を超えたらまたSTOP。
を繰り返していたら当然ながら全然進まない~
10kmまでが遠かった~。
で第一チェックポイントに。
「制限時間 9:21」とありました。
「やばい~これは完走できんぞ~」
前にパンフレットを見た時には楽勝と思っていた制限時間が僕の目の前に。。。
で、その時確か「第一関門は通れても、同じペースで行ったらゴールできないよな」と思った記憶が脳裏をよぎる。
「これは給水している場合じゃない」
と思い、第一関門を通過~。
それからももう苦しいのなんのって。
「完走したい。完走したい。」という一念でゆっくりゆっくりといくことにしました。
途中からは周りを走っている人も少なくなり、鳥のさえずりやら、周りの木々が見えるようになってきました。その中をひたすらゆっくりとゆっくりと進みます。
傾斜がきつくなり、心拍が上がり、脚が回らなくなったら足を着き。
その度に情けない自分に腹が立ちましたが、「完走したい」という一念でひたすら前へ前へ。。。
そして第二関門へ。締め切りは10:01でした。そこに9:45くらいに到着。ちょっと前から腹が減ったと感じていたので背中に入れていたバナナを口に入れ、速攻出発!!
そこからも山岳賞区間など、今の僕にはどうでもいい区間があったり、やはりきつい傾斜に足を着いてしまったり。
そして、平地っぽい区間も後ろ21Tくらいまでしか上げられず。
話しには聞いていた最後の坂、それはもう壁に見えました。
遥か坂の頂上に見える「FINISH」の垂れ幕。
坂の下で一息つき、そして最後の力を振り絞りFINISH
何とか完走できました。(制限時間内)
まぁ、今回の状況ではしょうがないと声をかけてくれる家族や友人でしたが、自分では腹がたつほど情けない。
でも昔から、同じような状況になったとき、必ず諦めていた自分が成長できたんじゃないか?と思いました。
とにかく「何とか完走できました」とご報告します。

下山されていた方々から「がんばれ」「あともう少し」「ファイト」など優しい言葉をかけていただきました。
本当に自転車をやっていてよかったと思いました。
だって、ゴルフだったら知らない人に声かけませんよね。(せいぜい「お先です」くらいかな?)
自転車という競技の奥深さを痛感するとともに、また頑張ろうという気になりました。

でも当分 坂はいいです これ偽らざる本音です。

富士山をなめていました。ごめんなさい。