Duffers Japan

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外交

2010-09-26 11:01:25 | Weblog
尖閣諸島海域での一連の騒動。

一昨日、逮捕していた船長を釈放してしまって、その後は一転して中国側の言いっぱなしの状況。

こういった一連の流れを見ていると、どのような算段で釈放という政治的な判断をしてしまったのか疑問に感じざるを得ない。
そもそも中華思想をもってすれば中国の考え判断こそが正義であり、彼らが考えを曲げるはずがない。
ただ、彼らとしての体裁を整えつつ引いてもらえるような裏での外交努力がなされていると思っていた。
が、この期に及んでは日本側のカードが一方的に切られ、もはや二国間での協議だけでは収まりそうにない気配だ。
この一連の動きの印象は日本側が屈した印象を強く中国側に残すことだろうし、今後の外交において多大な影響を及ぼしそうな感じだ。
日本政府としては断固たる態度を貫きアメリカをはじめとした国際社会に訴えていくほかないだろう。
ただこのような状況になったとき、経済界における中国の影響力の強さが影を落とす。
難しい時代の到来を予感させる。
日本の財界も自分たちの企業の存続も大事だが、日本として、日本人としてどうするべきかを将来にわたって予見しながら行動してほしいと切に願う。