外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

「虚飾の焼却」なんて無理。

2010-03-14 11:11:36 | 日記


今日は「ボッティチェリ」です。
すみません、昨日の言葉無かったことにしてください、と言いたいくらい。
「好きなタイプは化粧しない人」と言っておいて、化粧した人に惹かれてしまう気分です。
でもこれを観てキレイだと思わない人はいないでしょう。

昨日は昨日、今日は今日です。
良く観るとルネッサンス期のほとんどの画家を好きになるのです。
ルネッサンス八方美人とでも呼んでもください。

でも修道僧サヴォナローラに感化されてからは、自分の絵を燃やしたり、神秘主義へと傾倒して、自分を見失っていく。
完全に虚飾を捨て去ることは、芸術とかいうことは出来なくなる。
なぜボッティチェリはそんなに影響されたのか、それは彼の絵が美し過ぎるから、過飾に溺れていると感じたのだろう。

人はパンのみに生きるのではない。
だがパンなしでは生きてはいけない。
このなんとも個人の価値しだいの中庸さで生きる他は無い。

ボッティチェリについて、摩寿意善郎さまいわく、

「線と詩の美的世界」。