外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

保存すれば誰でもいい。

2013-05-11 09:53:46 | インポート


大阪市立美術館で「ボストン美術館・日本美術の至宝」を見たときに、明治期に本当に貴重な美術品が海外に流れていったんだな、と感じました。

昨日読んだ本に、フェノロサ、ビゲロー、モース、の三人が日本の美術品を買い漁っていたときに、「売ってくれるから買うけど、こんなに買ってしまっていいのだろうか?」と話していたらしい。
その通訳が岡倉天心で、それを聞いて、海外流出を止めるために、国宝保存法を文部省に上奏したらしい。

そんな海外から里帰りした美術品を見ているって不思議な気分になる。
ボストン美術館で見るのと、どっちがよく見えるんだろうね。

美術品も、「ふるさとは、遠くにありて想うもの」なんてね。

ある意味,山男です.

2013-04-26 09:08:20 | インポート




本の整理をしているんですが,本棚を買えていないので,テーブルの上にドンドン積んでいます.
まさに,本の山に成りつつあります.

こうなるとどう考えても,本棚が必要です.
中のほうの下にある本を出そうとすると,山崩れになり危険です.

命の問題になりそうなので,本棚購入を検討しています.
この山の前のソファーで時々,仮眠しているのでね.

山に命をかけるって,登山家みたいでしょ.




名付けることで存在する.

2013-03-11 08:59:00 | インポート




この本は,京都の霊的スポットについて書かれています.

霊的と言えば,父が言っていたことを信じるなら,今住んでいるこの家の辺りは古戦場だったので,深く掘れば,馬や人の骨や,鎧甲などが出てくるというのです.
いつも写している田んぼにも,昔はよく鬼火などが浮かんでいたそうです.
ここはそんなことがなくても,焦点となる霊峰白山があるんだから,霊的なものを感じる風景です.

荒俣宏が「妖怪の存在は信じますか」なんて質問にこう答えました.

「脳の中では,名前がついたものは全て存在します.現実なんて関係ありません.」

ということは,名前が無いと存在しないことになることもあるね.
ペットにも名前が無いとしたら,愛着感って薄くなるんだろうし.

名前を付けるって,絵の輪郭線を描くことに似ている.
実際には無いものの輪郭線を,意識的に見つけるって,最も重要なことなのかも知れないよ.




誘惑って言葉はチョット.

2013-02-20 10:34:47 | インポート


紙表紙とは,ペーパーバックのことみたいだけど,ハードカバーってどう訳すの.
日本で言う文庫本と単行本の区別と同じようなもんかな.

内容は、著者が愛読するフラナリー・オコナー作の「賢い血」という小説のペーパーバック版表紙に通俗的なイラストがつけられていたことに不満をもったことから,ペーパーバック版表紙を研究することになるという,ミイラ取りがミイラになる,というべき結果になっていくものです.

不満を持つのも,ある種の感情が動くという事なので,常に気になってしまうからね.
何でだろうという疑問も湧いてくるから,つい調べているうちに好きになることもあるよ.

今朝目覚めたとき急に,30年くらい前に,仕事上で言われた事が,違った意味だったのか,と思った.
その時には,嫌な事を言われただけに思っていた事が,もっと自分が反省するべきだったことのような気がしてきた.

その時の自分の力の無さを,心の底では分かっていても,それにフタをして自分を守ってきたのかもね.
今頃反省するとは,夢のお告げということでしょうか,きっとフタをとっても,自分を守れる心が出来たってことだね.

この本は発行が2002年5月10日になっているのに,2002年6月21日に廃棄本になっている.
内容を考慮されずに,図書館に相応しくないとされたんでしょうね.

著者が不満をもった表紙イラストに図書館も同じく不満をもったということです.
タイトルも素直に「紙表紙の迷宮」のほうが良かったんじゃないかな.
わざと誘惑にした意味もわかるけどね.




不安は自由の代償.

2012-08-23 08:55:36 | インポート


昨日の夕方,壮大な雲が出ていました.

小松は昨日,全国一の暑さだったんだってね.
37.7度ってニュースで言っていました.



今朝はチョット寝過ごして7時頃の朝日です.
今日も暑くなるんだろうね.

仕事以外にも,一人暮らしだと色々と雑事もあるね.
気候も良く何の心配事も無いっていう時間なんて,待ってもこないね.

暑さっていっても,今は冷房で解決しているのに,すいません,文句言って.
仕事に専念出来るだけでも,すごい貴重な時間に感謝です.