外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

予算,ピッタリ使いまショー

2013-07-31 12:24:31 | 日記


この前に,お寺の寄付金の計算を手伝っていた話を書いたけど,これも小学生の頃のことです.

父が市会議員の沖縄視察旅行に同行したときの経理を手伝いました.
視察って大体はオジサン数人の観光旅行なんですけどね.

初めに決まった予算をいただいていくので,残ったお金は山分けにするか,隠しプール金になります.
全体の領収書を計算して,残りはゼロになるように特定の業者に架空領収書を作成してもらいます.

父に「ピッタリゼロになるのは不自然になるんじゃないの」って言うと,「みんなピッタリに予算を使わないといけないんだよ」ってね.
まるでその頃テレビでやっていた「ガッチリ買いまショー」みたいじゃないの.

お父さん,小学生に世の中の仕組みを教えてくれてありがとう.
あくまで半世紀ほど前のことなので,現在はそんなことあるはずないですよ,きっとね.

戦争で父はアイドルになる.

2013-07-30 09:56:22 | 日記


今朝は湿度飽和状態ですので,景色も煙っています.
昨日は,小松は観測史上最高の雨量だったらしいよ.

最近,父の話が続きますが,小さい頃は父の言うことは絶対だったのです.
父の口癖は「戦争の頃が一番楽しかった」と言っていました.
食べ物には困らなかったし,乗馬をしたり海外旅行をしたりとか.
戦争でもどこに派遣されるかで違っていたんだろうね.

戦争が楽しかった訳じゃなく,戦争と比べれば,その後の人生が退屈だったのかな.
戦争の代わりに選挙運動なんかに打ち込んでいたけど,その人を支持してるんじゃなく選挙を戦争みたいに感じていたんじゃないの.

戦争の時は、軍人さんて子供から見たらアイドルみたいなもんだったよね.
父が保存していた軍事郵便の袋をみると,小学生からの励ましのハガキが沢山ありました.
家族からの応援の手紙もありました.
女学生からの,ちょっとラブレターまがいのものまであります.
そんなみんなからの手紙が,戦争を楽しいと思えるように変えていったんだろうね.

そういえば,あるアイドルのライブ前の気合い入れで,こんなこと言うらしいです.
「生きて戻ってくるぞ」ってね.
ライブを死ぬ気でやる気持ちからですけど,その言葉はどうなのかしら.

人は戦いを求めるものなのかも知れません.
受験とか就職とか結婚とか仕事とかとか,戦争以上に苦しい時もあるんじゃない.

父みたいに,戦争まで楽しむのはどうかと思うけど,戦いの中に楽しみも求めることはイイことかもね.






ちょいと車で茶々のみに.

2013-07-29 10:01:27 | 日記


大雨洪水警報が出ているので,この写真以上に雨が降っています.

土曜は町内東組の慰安会で粟津温泉で一泊しました.
慰安会って温泉で一泊することだと思っていたけど,他の組は日帰りだったり広場でバーベキューだったりするらしい.

泊まり明けの朝に,浴場で休んでいる時に,父が生前に,葬儀をしないことを喫茶店で言っていたのを良く聞いていた,って近所の方に言われた.
家にも襖に大きく葬儀をしないことを父が筆で書いたものがあるんですが,そんなこと話していたんだ,しかも喫茶店でね.

「ちょっと茶々でも飲んでくる」って車で出かけていく父の姿を思い出しました.



僧侶のような体型とは.

2013-07-27 09:31:52 | 日記


今朝,タイのバンコクの紹介番組を観た.
ものすごい経済発展してるんだね.

先週くらいにタイの僧侶がとってもイケナイことで逮捕された,というニュースがあったけど,その方は世界中に別荘を持って自家用ジェットで旅行しているんです.
その他の僧侶も,お布施が増えて,メタボになって問題になっているらしいのです.
日本の僧侶は,大乗仏教だから,俗世間に染まっても仕方ないけど,タイは小乗仏教なので,そんなことじゃいけませんよ.

そういえば,小学生の頃のことを思い出しました.
私の家が檀家になっていた福井のお寺の改築資金の寄付集めのために,父が町内の寄付金の割当を決めていました.
2億円の目標を各町内に分担させられて,世話役が各家庭に貧富を見極めて金額を決めていくんですが,父が非常に悩んで決めていたのを憶えています.
なぜ憶えていたのかは,私がソロバンを習っていたので,計算することを手伝っていたからです.

そうして,少し時間が経つと,また父が悩んでいます.
またお寺から,寄付のお願いが来たんです.

私「どうして,またきたの」
父「寄付が2億円の目標を上回って3億ほど集まったので,お寺がもっと集められるだろうって計画を5億円に変更したんだ」
その頃の5億円てスゴイ金額だと思うよ.
初任給が一万円以下だった頃じゃないかな.
私が記憶している最低の寄付金が5万くらいだったんですよ.
小学生にして,「足ることを知らない」大人がいることを思い知らされたのでした.

私が石川に戻ってから,そのお寺の檀家の世話役の方に「今まで寄付したのが無駄になりますよ」って,言われましたが,「年会費は出してもいいけど,お寺には行きません」って言うと,それじゃ脱会してくださいと言われて,去年に正式に脱会したんですけどね.

お寺の寄付金が,銀行の積立金だったら,かなり経済的には楽になったでしょうね.
あの世へ積み立てているかもしれませんが,確実に誰かさんに使い込みされていますから,あの世にいっても預金ゼロですよ.

そうじゃないことあるって分かっていても,小さい頃に覚えた不信感は強いものです.


宇宙なんてシャボン玉。

2013-07-26 08:54:04 | 日記


宇宙って2つあると思うんです。
共通に存在していると考えられる宇宙と自分が考える宇宙です。

あなたが見ている宇宙はあなただけのもの,わたしが見ている宇宙はわたしだけのもの。
人生は,自分の宇宙を創りあげるゲームみたい。

あまり深く考えすぎると,その重さで宇宙が潰されていくよ。
心のブラックホールができたら,早くホワイトホールを空けないとね。

今日も幾つの宇宙が消えて,幾つの宇宙が生まれているんだろうね。