今朝,タイのバンコクの紹介番組を観た.
ものすごい経済発展してるんだね.
先週くらいにタイの僧侶がとってもイケナイことで逮捕された,というニュースがあったけど,その方は世界中に別荘を持って自家用ジェットで旅行しているんです.
その他の僧侶も,お布施が増えて,メタボになって問題になっているらしいのです.
日本の僧侶は,大乗仏教だから,俗世間に染まっても仕方ないけど,タイは小乗仏教なので,そんなことじゃいけませんよ.
そういえば,小学生の頃のことを思い出しました.
私の家が檀家になっていた福井のお寺の改築資金の寄付集めのために,父が町内の寄付金の割当を決めていました.
2億円の目標を各町内に分担させられて,世話役が各家庭に貧富を見極めて金額を決めていくんですが,父が非常に悩んで決めていたのを憶えています.
なぜ憶えていたのかは,私がソロバンを習っていたので,計算することを手伝っていたからです.
そうして,少し時間が経つと,また父が悩んでいます.
またお寺から,寄付のお願いが来たんです.
私「どうして,またきたの」
父「寄付が2億円の目標を上回って3億ほど集まったので,お寺がもっと集められるだろうって計画を5億円に変更したんだ」
その頃の5億円てスゴイ金額だと思うよ.
初任給が一万円以下だった頃じゃないかな.
私が記憶している最低の寄付金が5万くらいだったんですよ.
小学生にして,「足ることを知らない」大人がいることを思い知らされたのでした.
私が石川に戻ってから,そのお寺の檀家の世話役の方に「今まで寄付したのが無駄になりますよ」って,言われましたが,「年会費は出してもいいけど,お寺には行きません」って言うと,それじゃ脱会してくださいと言われて,去年に正式に脱会したんですけどね.
お寺の寄付金が,銀行の積立金だったら,かなり経済的には楽になったでしょうね.
あの世へ積み立てているかもしれませんが,確実に誰かさんに使い込みされていますから,あの世にいっても預金ゼロですよ.
そうじゃないことあるって分かっていても,小さい頃に覚えた不信感は強いものです.