外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

白菜を観にいくかどうか。

2014-06-30 08:43:59 | 日記


今朝、散歩していると、いつも通る舗装されてない農道の草が刈り取られていた。
トンボやチョウがたくさん舞っていたところですが、少ししか見られませんでした。

虫の止まる場所が無くなったので、いなくなるのは当たり前のことですが、どこか新しい場所が見つかったのかなあ。
戦争のあるところでは、家とか田畑とか人命とかが、突然奪われていくんでしょうね。

最近、美術のことで一番の関心事は、東京国立博物館の「台北故宮博物院」で展示されている翠玉白菜を観るかどうか、ということです。
私はテレビとか写真で見るしかないんですが、石で造られた白菜を観るため、4時間ほど待つ場合もあるそうです。
40年ほど前の「モナリザ展」並の行列になっているみたいです。

でも、東京にいたら、観に行ったんだろうけどね。

得ることは無くすこと。

2014-06-28 10:16:06 | 日記


何かを得ると、何かを無くす。
何かを無くすと、何かを得る。

何かを得て良かったと思っていると、大切な何かを失っていることに気付かない。
何かを失ったと嘆いていても、あとから大切なものを得ていることに気付く。

得ることと、無くすものの、大きさは同じこと。
人が生きていくのは、どちらを選ぶのかの連続で成り立っている。

選ぶのは、自分で自由に出来るならいいんだけどね。

生きているだけ伝われば。

2014-06-27 08:57:20 | 日記


昨日,大賞は釈迦と言いましたが,仏教ではないんです。
孔子と言っても儒教ではないし、老子と言っても道教ではない。
もちろん、キリストと言ってもキリスト教ではありません。

どちらかといえば、この人達は、その時代の既存の宗教から独立しようとしたんじゃないかな。
宗教や差別や階級制から、個人を自由にするために、哲学を説いたと想う。
それが時代を経て、その名前を看板にした宗教団体があるだけで、思想的には別物と考えたほうがいい。

キリストは先達から500年も経って生まれたんだから、この人達の思想は間接的には知っていたはずだと想う。
そしてキリスト生誕から500年以上も経って仏教が日本に公的に伝来されたときには、キリスト教その他の宗教的考えも文化人には伝来していたと考えるのが当然でしょうね。
そして公伝以前に渡来人などが伝えていたことも確かでしょう。
ということは、仏教伝来といわれる頃には大体の宗教の思想は同時に伝わっていたはずです。

かなり前にテレビで、通信が無い時代に口コミだけで、どのくらいの早さでニュースが伝わるのか、ということを実験していたが、3,4日で世界中に伝わっていました。

今のほうが、みんなが会話しなくなったので、新しい思想なんて本にならないと伝わらないし、いろんな情報が多すぎてどれが正しいかも分からない。
何か情報を流さないといけないメディアが多くなって、くだらない情報ばかりが流されて大事なことが見えなくなる。

こんなことブログに書いていても何になるのかなあ、と思うこともあるけど、わたしが生きていることが伝わるだけでもいい。
今の時代は、口コミでは人の死は伝わらないから。

「無知の知」が主流じゃダメ。

2014-06-26 08:48:38 | 日記


今朝は、朝4時頃まで画集を眺めてから寝たので6時半頃起きたときの風景です。
私は、ただ画集を眺めているだけの人になるのが究極の理想です。

そのために仕事をして、健康に気をつけ長生きし、御飯を食べます。
展覧会も画集を良く見るために観ますけど、観なくても気にはなりません。

展覧会場に自分一人だったら、観てもいいかな。
いい展覧会は人がいっぱいだから、観ないでカタログだけを買ったこともあります。

でもある程度実物を観ておかないと、画集から本物は見えてこないんだろうね。


※昨日、キリストが新人賞って言ったけど、そうすると大賞はだれだろうね。
やっぱり釈迦ですね。宗教を超えた思想がいつの時代でも対応できるし。
優秀賞は、孔子、プラトン、東洋西洋と思想の中心を決めたような。
審査員特別賞は、老子、ソクラテス、この二人が主流だと少し困るけど、好きだし。
この5人とも紀元前500年頃の同時期に存在したらしい。
それ以後、思想的には根本的に何も変わっていないからすごいね。










キリストは新人賞候補。

2014-06-25 08:42:25 | 日記


人間の歴史を見ると紀元前にかなりの文化が出来上がってたんじゃないかなあ。
キリストって、新人だといってもいいくらい。

だから、ルネッサンスって文芸復興なんだね。
キリスト生誕以前の500年くらいの文化が、一番高いレベルにあったということ。

もちろん美術も例外じゃないんだろうね。
絵画は殆ど残っていないけど、ギリシャとか中国の紀元前の彫刻や工芸品から考えると相当なことは分かる。

文化といえるものが表れて10000年くらいで8000年が紀元前で2000年が紀元後。
時間的にも、比べるのが可哀想なのかもね。
もしかして、今が一番文化的に低い時代なのかも、って思うときもある。

でも、今の日本にいれば、どんな時代や場所の文化も自由に学べるし、今ここに生きていて良かったよ。