稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

正眼の構え(長正館小野派一刀流定例稽古、4月26日)

2018年04月29日 | 剣道・剣術
月に4回の長正館小野派一刀流の定例稽古。
土曜日の17時から19時まで。
大阪市東住吉区中野中学校格技場。

時間前に剣道六段審査の二人が剣道形。
言いたいことは山ほどあるが一応は合格レベルだ。

稽古は初心者の稽古。
5月2日の京都大会演武者の稽古。
一般の稽古の3つに分かれた。

相方と軽く2回の演武稽古。まあ良いだろう。
あとは打方をずっと務めた。汗が止まらない。







稽古終了後にPさんから剣道の構えについて質問を受ける。
「真っ直ぐ構えなさいと指導されるんですが正眼じゃ駄目なんですか?」

彼は三段か四段か持ってるから「気にしないで正眼に構えたら良い」と答えた。

同じ道場(剣友会)の中で、段位が上の者から指導を受けるのは仕方が無い。
しかしその内容を取捨選択せずに、それぞれの指導を鵜呑みにしていたら、
いつまでたっても悩むばかりで自分の剣風は育たない。

体系だった指導をせず、先輩剣士が好き勝手に後輩を指導する。
これはよくあることだが名剣士ではなく迷剣士が生まれるばかりだ。

初段二段の初心者レベルの正眼は、左拳が安定せず剣先の攻めが効かなかったり、
横から腕だけ伸ばして打突したり、打突の際に左腰が逃げてしまったりする。

だから出来るだけ真っ直ぐ構えなさいと指導するし、
真っ直ぐ構えたところから真っ直ぐ正しく打てるように指導する。

しかし一定レベル以上になれば、正眼の構えからでも真っ直ぐ打てるようになるのが正しい。
「正眼の構え=三角矩(さんかくく)の構え」である。この構えで剣道は変わる。


(佐藤武道具店のサイトより拝借)

私も愛用している佐藤武道具店の甲手「夢玄」のページ
http://mugen.osaka/SHOP/freepage.php?id=1

三角矩(さんかくく)の構えとは
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自分の眼と丹田、切っ先を結ぶ三角形を三角矩(みすみのかね)に
見立て、相手側から距離感を悟られにくくする中段の構え。
三角矩の構えは、 守りにも、攻撃にも適した構えと言われています。
山岡鉄舟が開祖の「無刀流」にもまずは「三角矩」に構えよと説いています。
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