稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

長正館小野派一刀流定例稽古(2020年10月17日夜)

2020年10月19日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の中野中学校の格技室。
第1、第3土曜日17時から。
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【長正館一刀流館員募集中】
武道未経験者でも構いません。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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参加者16名。
少し肌寒いが、打方を続けると汗が流れてくる程度。



本日は、いつも通り、大太刀の稽古。
次回から、前半に大太刀、後半は払捨刀など別の稽古も行うようにする。



初心者は別枠で基本稽古。



後半は構えの確認から。



稽古終了後は手分けして清掃と消毒を行う。


【感想・反省点】

構えで気づいたが、特に初心者の構えが悪い。
というか、構えの種類を把握していないことに気づいた。

一刀流の構えには架九品(かけきゅうひん)の構えがある。

笹森順造著の「剣道」には、
敵から当たるところも敵を切るところも、
天地四方四隅、すなわち八方に中を加えた九方である。
この構えは敵の構えによって千能万様(せんたいばんよう)に対応する。

と書いてある。

1.陰
2.陽
3.正眼
4.上段
5.下段
6.本覚
7.霞(中、下、上)
8.脇構
9.隠剣

と笹森順造著の「剣道」に書かれてあるが、実際の稽古の中では、
上段に「右上段」と「左上段」、本覚には「逆本覚」、
脇構には「前脇構」、技の流れの中に「大正眼」と「中正眼」が出てくる。

近いうちに、これらの構えを撮影して長正館の館員用に資料として作るつもりである。
(資料は公開するつもりは無いので悪しからず)

あと、詳しい理由は言えないが、
鎬と反りの遣い方をわかっていない者がいるのも気にかかる。
決められた形は、形として反復修錬してしっかり憶えることは大事だが、
鎬と反りの遣い方は状況に応じて咄嗟に変化し対応しなければならない。
これを理解し稽古しなければ、剣術稽古など踊りと同じと言っても良いのだ。
もちろん「踊りが劣る」という意味では無い。別物だということだ。
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