稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

長井長正「剣道是藝術について」昭和58年4月

2017年12月03日 | 長井長正範士の遺文
「剣道是藝術について」昭和58年4月
藝術は美を表現する活動であり、永久に生命を保っている。
藝術は天地の総合したものであり、陰と陽の二つからなっている。
故にこの陰と陽との二つの調子が狂うと藝術とは言われない。
剣道が世相に合致したものである以上、剣道も亦、藝術につながらなくてはならない。
剣道の姿勢、打ちの態度等すべてが相手に対し美の表現でなければならない。
打ちには美が最大のものであり、わざの表現の仕方が美につながってゆかなければならない。
即ち剣道こそこれ藝術なり。と言う所以である。


(昭和46年4月11日、長正館にて一刀流の演武)
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