稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

大阪剣道同好会(2018年9月22日)

2018年09月23日 | 剣道・剣術
大阪には「大阪剣道同好会」という組織がある。
あまり知られていない組織だが、昭和6年7月5日に創立され、
今年で創立87周年というたいへん歴史のある会である。
会員数は90名を越えるという。

入会には、年齢50才以上(女性は40才以上)で、
五段以上のアマチュア剣士で、役員と会暦3年以上の会員の推薦が必要で、
申請書提出後、さらに入会資格審査会の承認を得てやっと会員になれる。

以前から、養正会との合同稽古があり、その存在は知っていたが、
まさか自分が入ることになろうとは思っていなかった。

8月の合同稽古で稽古に参加し、誘われて懇親会にも出席したら、
会長から「君、入れ」と言われ、酒の勢いで「入ります!」と答えてしまったのだ。
まだ正式には会員では無いが稽古と懇親会には参加しても良いそうだ。

22日は此花区の住友化学の体育館での稽古。
ここでは長正館のF六段の勤務先道場でもある。


3時半から始まり1時間ほど稽古をした。
稽古人数は6人と少ないが全員ベテラン七段剣士なので内容は濃かった。

懇親会は同じ住友化学の敷地内の「ゆめ咲倶楽部」。
そして二次会は弁天町にあるスナック「清正」。

稽古も楽しかったが懇親会も二次会も楽しかった。
七段同士の稽古は良い。何か得るものが必ずあるからだ。
稽古のあとも剣道談義がずっと続いた。

おかげで電車を乗り過ごし、気がついたら終着駅だった。


(いざ出陣)


(住友化学の体育館の前で)


(50名ほどの歴戦の剣士が集まる)


(懇親会が始まる)


(挨拶の前から飲みだすのが流儀らしい)


(メニューはすき焼き)


(なんば養正会の吉本先生と、先生曰く「力を抜いて打つのが速さだよ」)


(最後はバンザイで締める)


(同じく)


(ゆめ咲倶楽部のフロントでタクシーを呼ぶ)


(二次会は弁天町の清正で)


(案の定、寝過ごし乗り過ごしで、目が覚めたら終着駅だった・・・残心無しだ・・)


【感想・反省点】

最初は高橋会長のお話。
論語の「知・好・楽」の話が印象的だった。

知之者 不如好之者 好之者 不如楽之者
これを知る者は、これを好む者に如かず、これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。
略して「知・好・楽」(ち・こう・らく)。
何事をやるにしても、知ってるだけの人より好きである人が勝っており、
更に好きだけの人より楽しむ人が勝っている。

もう一つは
「人間いつかは死ぬものだ、それなら俺は、前進しながら死んで行く」。


さて稽古。稽古中の写真は無い。

海千山千の古強者剣士ばかりである。
けっこう蒸し暑く、気を抜かない(抜けない?)稽古は本当にバテた。
稽古は休み休みで、ベテラン七段先生6人と。
(Hさん、A倍さん、E良さん、I口さん、Y本さん)

姿勢を崩さずに、セオリー通りの攻めをするがなかなか通用しない。
パナソニックのA倍さんには竹刀を離すクセを注意された。
これはありがたい。井の中の蛙にはなりたくは無い。

甲手は窮屈な甲手を持っていったが、
いつもしている手袋を外したら窮屈さはさほど感じなくなった。
素直な剣道をする人はほぼ居ないので、妙に気が楽で面白かった。
打っても打たれても楽しい剣道である。

稽古のあとは散々食って無茶苦茶に飲んだ。
電車の中で座って爆睡してしまい、もう少しで往復するところだった。
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