稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年11月19日)

2020年11月20日 | 剣道・剣術
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時30分近くまで。今年25回目。参加人数30人ほど。



最初は座学。昇段審査の話あれこれ。

一足一刀の間で一挙動で正確に打突するには「ここからなら正しく打てる」ということがわかっていなければならない。
ゆっくりとした近い間合いでの打突稽古は体幹を使った正しい打ちを学ぶために行っている。
勇剣会の池田勇治先生は、六段なら六段の基本、七段なら七段の基本、八段は八段の基本を見てもらうのが審査なんだと言われた。
まずは着装。面の着け方、面の形、紐の結び目の位置。面は富士の裾野のごとく。
構えた時の重心は真ん中。配力は左に7もしくは8。打とうとした時には配力は9になる。
間合いは左足で決まる。鎬で相手を感じ、自分が信じたところまで入り、そこから身を捨てて打つ。
日頃の稽古の中で、いろんな経験を通して自分の間合いまで入る。そこからスイッチなど使って打つ。その積み重ね。
誰しも悪いクセを持っている。それを克服していくこと。
相手を知るには礼法作法の時の相手のしぐさを良く見て判断する。剣を交えてから慌てないこと。
柄頭の位置一つでも相手の技量はわかってしまう。
遠間触刃でしっかり構えが出来ていること。いつでも打てるという状態。
右足で行う攻め。左足で行う攻め。自分から攻め入ることが大事。
剣道の究極は「相打ちの勝ち」。相手の打ち気を感じる。打とうとした瞬間を狙う。
いつでも打てることは大事だが、なかなか打てるものでもない。相手の打とうとする兆候を読み取る。
(例:火山の噴火を押さえる話、火山性微動の話、だんじりの話)
相手以上の「押さえ」が無ければ相手は動かない。相手以上の気迫気勢。
一本一本の技(たとえ空振りであったとしても)有効打突の「要素・要件・残心」を追及する稽古の積み重ね。
打つには打つ理由があり、それを最後にまとめるのが残心である。
自分の技には責任がある。中途半端に出さない。途中で諦めない。一本一本を大事にする稽古。

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素振りのあと面を着けて3人一組。
切返し、基本の面打ち各種、あと、出頭面、出小手、相面から胴の体当たり、相面、相小手面、切返しで終了。
最後に、着装の点検あり。



【感想・反省点】

座学が良かった。
もっと一回一回の稽古を大切にしなければと思った。
そのあとの稽古は「相手に勝る気迫」を意識してみた。
気迫気勢で技が冴えるのがわかる。

着装では面を結ぶ位置が少し低いと指摘された。
次回から気をつけて結んでみよう。
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