稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

近間の攻防は苦手だなあ

2017年11月12日 | 剣道・剣術
その先生には、毎回、ともかくイヤになるほど胴ばかり打たれる。
昨日の稽古でも「またアバラにヒビいってしもうたか?」と思ったほど。

その先生は最初からおそろしく間合いが近い。
一足一刀の間、いや打ち間ほども近い。

最初は間合いを空けようとして後ろに下がったものだ。
するとどんどん前に出て来られるので壁際になってしまうのだ。
下手するとぐるりと回ってしまうことになる。
いまは下がることは極力しない。

さて近間の攻防。

こちらは「さあ来い」と、しっかり構えて中心を取っている。
しかし、その先生は、お構いなしにそこから打って来られる。
仕方なく胸など突くのだが関係ないとばかりに面に連打を浴びてしまう。

(この間合いから出小手や返し胴という手もあるがそれは今はしたくない)

マイッタ!・・と意思表示して仕切りなおし。

また近間から始まる。
少し後ろに下がり入ってこようとするところを面に飛ぶ。
出小手。横から打つ小手だが、それはそれで見事なものだ。

近間の単発の面は、頭上で防がれ、その場で胴を打たれる。
遠間(と言っても普通の打ち間)の単発の面は出小手を狙われる。

最近は、単発の面と見せかけて出小手を誘い、
相小手面に持っていって対処出来る場合が出てきた。
まだまだ未熟で面には決まらないが、これは嬉しいことだ。

そんなこんなで面が通用しない。

仕方なく小手面と小さく打ちに出る場合が多くなる。
タイミングがズレるのか胴は打たれないからだ。

小手面は、面が防がれる場合が多いのだが、
すぐ足を継いで、面への連続技など出すと、たまに面を捉える場合がある。
しかしこれとて「手先ばかりで打とうとしている」と言われる。

その先生、けっして良い剣道とは思えないが強いことは強い。
若い時は往年の全日本の出場選手と何度も試合をしたそうな。

その先生には、師匠に教わった攻めがまったく効かない。
糸口は見つかったような気がする。しばらくは試行錯誤の連続となるだろう。
コメント
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