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稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年7月9日)

2020年07月10日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
木曜会(誠先生の剣道教室本部稽古)20時から21時15分まで。
今年9回目。参加人数20人ほど。蒸し暑く、マスクの下は水蒸気まみれ。

本日も先週と同じくアクションカメラを設置。
画像は動画のキャプチャから切り取ったもの。

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まずはストレッチから。ストレッチは遠い所からするのが良い。
肩のストレッチの話(八段先生の殆どが肩の筋を切っている)が印象に残った。



竹刀を持たずに足捌き。
1)右手で手刀を作って、ゆっくり12の足捌き。
 右足は爪先が床を擦るように。左足の踵はなるべく上げないように。
 左のヒカガミは曲げない。丸太棒のように真っ直ぐ。
2)ゆっくり123の足捌き。
 2の左足の引き付けは右足の踝(くるぶし)付近まで。
 3の右足を出すときは「いつでも打てる体勢」になっていること。



3)ゆっくり123の足捌きだが、3の時に膝攻め。
 3で、膝を出して左踵を下げる。いつでも打てる体勢で。
 右足の出し加減と、次の右膝の出し加減で攻めと溜めが効く。
4)同じく123の足捌き+膝攻めだが、1をさらにゆっくり行う。
 い~~~ち、にぃ、さんのように。1は距離では無い。
 足主導という考え。
 足で準備して、足で攻めて、足で溜めて、相手の守ろう打とうとするところを打つ。



竹刀を持って素振り。
1)まずは竹刀の柄の握り方から。柄頭いっぱいに握る。日本刀とは異なる。
2)構えは一足一刀の間で剣先は相手の左眼頭。
 両眼の間(中央)では攻めが強すぎ左眼では構えが緩む。左眼頭で適度な圧迫感を作る。
3)「相手を動かす」ということは、相手も自分も動いていない状態をまず作る必要がある。
 自分勝手な攻めではなく相手との和から始まる。
4)左拳の位置が大事。臍はやや左を向いている。その左に向いた臍の前に左の親指の第一関節が来る。
 左拳の位置が少しでも上がってしまうと(はたから見ても)安定感が無くなる。
 構えが出来ていないだけで昇段審査では半分が落ちる。
5)構えはまずは上虚下実、一眼二足三胆四力、昔の本では一眼二左足三胆四力と書いてあるものある。
 123でいつでも打てる構えを作る。
 立ち上がって右に出てしまうと右足に体重が乗ってしまい勝ちなので左に出る先生が多い。
 両腕を上にあげ、大きな水瓶を大きく抱えるようにして構えを作る方法もある。



6)両拳を付けて打つ素振りでは、打った時に両方の肘が広がらないように。
 打った時は「あごを引く」というより「頭を後ろに」という意識で。


【感想・反省点】

足捌きが特に勉強になった。湿気が高く、滑りにくい床の上でいかに右足をスムーズに滑らすか、
左足を引き付け、右足あるいは右膝を出す時の重心と力点のかけ方など、安定して行うのは難しい。
「いつでも打てる体勢」を作ることは頭で理解していても身体はなかなか覚えられないものだ。

アクションカメラは非常に役立った。
動画の画面は小さく音声も小さいが、あとで復習するに支障は無い。
次回はもう少し大きな三脚を持っていこうと思う。


(今回使ったアクションカム SJCAM SJ6 LEGENO)
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木曜会定例稽古(2020年7月2日)

2020年07月03日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷剣友会の稽古も始まった。





2月20日ぶりの木曜会である。
数えてみたら18回抜けたわけだ。

20数名が集まった。けっこう涼しい。
体温と名前を出席簿への記入が新しいルール。

気の付いたことのみ記す。


(本日のマスクは、PITTAマスク)


(右足と左手の連動)


(振りかぶった時も振り下ろした時も体軸がブレないように)




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小森園正雄先生の本「冷暖自知」の話があった。
水の冷暖は自分で飲んでみて知るように、真の悟りは修行を積み重ね、自分で会得するものであることのたとえ。

正確な動作は頭で無く筋肉で覚える。

左手は唐傘を握るように。
柄頭いっぱいに握るか半掛けにする。
小指を半掛けにすると竹刀の先が走るようになる。
小指から、43211の力加減。

右手は鍔から指一本分(甲手の厚み分)離すこと。
あまり離し過ぎると駄目。
小鳥を逃がさず殺さずの力加減。

左手は力点であり支点。
右手は竹刀操作の巧緻性。

構えた時に、手の握りをパカパカ開けたり閉めたりしないこと。

振り上げた時、肘と肩が相手のほうを向くように。(=肘を開かないように)

打った時は左肘が出来るだけ伸びるように。

打った瞬間に、右手の力が入るのと抜くのが同時となると手の内の冴えが生まれる。
振りかぶった時に、いかに力を抜くかが重要。究極の柔らかさからの打ち。(これ宿題)


(動画のキャプチャ-その1)


(動画のキャプチャ-その2)


(動画のキャプチャ-その3)


【感想・反省点】

すり足で、手を前後に大きく振り、体育館を3周したが、ふくらはぎがパンパンになった。
マスクをして素振りをすると、湿気でマスクの中が蒸れてくる。
こういうのはどんなマスクをしても同じだろう・・と思う。

一本ずつの素振りをして気がついたが、手のほうを意識していると足がおろそかになり、
特に構えた時の重心と力点の配分がいい加減になってくるのを感じた。
確か「重心は真ん中、力点は左が7、右が3、打とうとする時のは左が8、右が2」だったかな?

いずれにしろ、左足ふくらはぎがパンパンになってしまった。
腕の筋肉はさほど衰えていないが、足はかなり衰えているのだろう。

本日、アクションカメラを設置して撮影してみた。
内部の充電電池が途中で無くなった。
再生してみたら音量が小さ過ぎるようだ。
やはりこういう固定撮影にはビデオカメラのほうが良いみたいだ。
活用方法を考えてみたい。
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転記「回想と皆さんへのエール(稽古の出来ない今だからこそ)」

2020年03月25日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
本日は師匠からのメッセージを紹介します。
言い訳ばかりしている自分が恥ずかしく同時に元気が出てきました。
稽古が出来ない毎日が続きますが出来ることを確実にやろうと思います。

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回想と皆さんへのエール(稽古の出来ない今だからこそ)

「その時はやってきた」

誰もが人生の様々な理由で剣道ができない時期があります。

私にもありました。

34歳で7段合格後35歳から45歳まで稽古が出来なくなったのです。

とりわけ40歳までは稽古どころか竹刀さえ握る事が出来ませんでした。

剣道家にとって「最も大事な時期である」と言われる35歳から45歳までの期間です。

かねてから35歳で自らの事業を起こそうと計画していましたので分かりきった事ではありましたが・・・。

起業したのは飲食業、それも焼き鳥居酒屋。
まるっきり剣道が出来なくなりました。

朝9時に起床、10時から買い出し 、昼食後から夕方まで串打ちなどの仕込み作業、17時に開店し25時まで営業、26時頃まで掃除、後始末、朝3時頃就寝、9時起床。そんな日が毎日!

それに加えて36歳で家業の武道具店を引き取ることとなり、二足のわらじを履き
仕事三昧の日々を送りました。

開店から3年間は休み無しの365日営業!
人生の中で一番仕事した時期でもあります。

6年目から週に一度の定休日を設ける事でやっと徐々に稽古が出来る様になりました。

八段受審そして合格は自分にとって夢とかじゃなく果たすべき目標って言う感じでしたね〜。
だから稽古が出来ない事に落胆ばかりはしてられませんでした。「この生活のなかから絶対に合格してやる!」なんていつも思っていました。

剣道人生の中で誰もが順風満帆に稽古の出来る環境に有るかといえば、ほとんどの人がそうではない。

自分は、幸いに34歳で七段に合格する事が出来ましたので、稽古が出来なくなったのもの46歳の八段審査まで12年の期間がありました。

では、その間になにをどうすればいいのかを真剣に考えました。

「新しい自分自身の創造をしよう、剣道が出来ない事で良い事もあるはずだ、まずは自分自身を真っ白なキャンパスに変え、そこにデッサンし、色を乗せ八段合格と言う絵画を描こう」と、ある種の開き直りがありました。

後輩や同輩にこんな話をすると「大風呂敷野郎」みたいに蔑まれるようなこともありましたけどね。

しかし、本人は真剣そのもの!

絵を描くためには、被写体を細かく見る事が何より大事です。

八段合格ってどう言うことなのか?
どうすればそうなれるのかを知る必要がありました。

①八段審査会に行き、第一会場の午前中の立会いを全て録画編集し、一次審査の合格者ばかりの動画、二次審査合格者ばかりの動画を自分が受審する前の年まで撮り溜めました。

②その動画を毎日毎晩、暇さえあれば鑑賞する。時には合格者、不合格者混在した動画、時には一次審査合格者ばかりの動画を見る、時には二次審査合格者ばかりの動画を見るといった具合にです。

③始めの頃は動画を見ていても、何故こちらが合格しこちらが合格しないのかその差がまったくわかりませんでした。

④しかし、毎日毎晩見続けると同じ動画なのに毎回発見があるのです。

始めは気づき、「あれ?」って、それらを繰り返し見ていると「ハッ‼︎」とひらめき、また繰り返し見る事で、「なるほど!」と、何故こちらが合格しこちらが合格しないのかが確信として理解と説明が出来る様になりました。

⑤もちろん動画をただ見てるだけでなく、剣道専門誌の昇段審査を特集した記事やそれらをまとめた本など、活字で学ぶ事も平行して行いました。

⑥それは、それは、来る日も来る日も、毎日毎日です。

⑦それらを繰り返した結果、どの様にすれば審査合格に至るのかを信念化する事が出来きたと確信しています。

41歳になり週一度のペースで稽古が出来る様になりました。

⑧後は自分の確信で得たイメージを自分の動作に乗せるだけですが、なかなか上手くはいきません。
そこで最初は合格者のものまねから始めました。

礼の仕方、蹲踞、立ち上がり、発声、間合いの取り方、攻め、溜め、打突、残心の取り方など、合格されたいろんな先生のものまねです。

⑨このものまねが自分の合格のイメージを作る事に非常に役立ちました。

「学ぶことは真似る事」とは、よく言ったものです。

45歳で10年続けた飲食業をやめて、36歳で引き取った家業の武道具店に専念するかたわら稽古三昧の日々を送るようになります。

46歳で受けだした八段審査に48歳6回目の平成21年11月に合格!
目標を果たす事ができました。

私の座右の銘は「一心不乱」
これぞと決めたら実現するまで!

そんな自分の性格?、意識?が、立てた目標を果たす結果となったと確信しています。

やれば、出来る!

皆様も自分自身を信じて目標に立ち向かってください!

私のすべてをかけて皆様を応援しています!
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木曜会定例稽古(2020年2月20日)

2020年02月21日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)

(稽古前の風景)

四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
木曜会(誠先生の剣道教室本部稽古)20時から21時20分まで。
今年7回目。参加人数20人ほど。そこそこ寒いがまずまず大丈夫。

稽古は、面を着けずに素振りのあと、切返し、面打ち、足捌き、足捌きからの入りと面打ち。
出頭面、出小手、相小手面、小林三留先生の小手技、返し胴、相面-出小手-相小手面-返し胴の稽古。切返しで終了。

---指導中に---
太田博方先生から、剣道日本のDVD「誠先生の剣道教室」を見て、
①振りかぶった時に剣先が下がっちゃ駄目だよ、②竹刀は指揮棒じゃ無いよ・・
と、電話でお叱りを受けたというお話があった。

---正面打ち---
打ちの正確性、強度と冴えの不足はが低いのは右手が原因。横から握っていては駄目。
右手だけの正面打ち。左手だけの正面打ち。小さな振りでは強度も冴えも出ない。

---足捌き---
足捌きの稽古。左へ1、2、右へ1、2、3。(3で軽く前に右足出す)
足捌きで、最初に右に行かないのは「右に乗ってしまう」からである。

--足捌きからの面打ち---
練習1、左に1、2で捌いて、そのまま乗って打つ。
練習2、次は遠間から自由に動いて乗って打つ。

乗る時には鎬を意識して力を入れずにすべらして乗るように。
無理やり割ろうとすると相手の鎬は戻ってきて防がれる。

手だけで先にいくと割れない。
足を出しながら身体と一緒に鎬を滑らすと乗れる。
「入り」と「攻め、打ち」は分けないとダメ。

出小手、相小手面も「技前を作る」ことが大切。
「技前」というのは、自分から能動的に入って相手を攻めて動かすということ。
いったん止まって、しっかり鎬で相手の鎬を感じ、押さえるところが無ければダメ。

返し胴は、イーチ、イチニで。グッと入るのではなく、フゥ~と入る。
ただし、相手をよく見極めないと、フゥ~と入ろうとした途端に打たれてしまう。


(以前に撮影した画像より)


【感想・反省点】

我ながら、つくづくと「間合いがわかっていない」のがわかった。
自分自身が体勢を崩さず打てる距離は自分で思っているより短い。
認識してる距離と実際打てる距離のバランスが取れず、どこまで入って良いのかわからなくなる。
状況によって変わるのだろうが「どこまで入れば良いのか?」そこが課題だと思う。
ともかく「入り」の部分と「攻め、打ち」を分けて稽古しよう。

それにしても、我が打ちは、致命的に鈍足過ぎるぞ・・・と思った。
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木曜会定例稽古(2020年2月13日)

2020年02月14日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
木曜会は「誠先生の剣道教室」の本部道場。
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
誠先生と言っても私のことでは無いので念のため。
20時から21時20分頃まで。今年6回目。参加人数20人ほど。
先週と違って暖かい。いや先週が寒すぎた。


(19時~20時は四条畷剣友会の子供たちの稽古)


(同じく)


(誠先生による指導)

稽古は、面を着けずに素振りのあと、
切返し、面打ち各種、仕掛け技基本各種、
出頭面、返し胴、同時打ち相面、面に対する応じ技(余し技は無し)の稽古。
切返しで終了。

---最初のお話---
打つべき機会は右足の使い方で決まる。
普通に右足出しても相手が無反応の場合はもう一つ出してみる。
鎬と足の使い方で剣道が変わる。

素振りでは左のヒカガミが曲がらないように意識すること。

---面打ちでのお話---
せっかく足を出したのに、そこから手だけが先に出てしまっては駄目。
さらに足を出しながらが大切。ほんの少しだけでも「足を出しながら・・」で大きく違う。

触刃、交刃から鎬を擦りながら打つが、手だけでいくと相手の竹刀を超えてしまう。
足を出しながら竹刀を上げると相手の鎬と接しながら打てる。(竹刀は超えない)
鎬が離れると相手を割れない。鎬を意識しつつ足から出ると相手を割ることが出来る。

基本打ちでも残心を忘れないこと。
肩と肩が交わったところで右足を軸に(1回で)くるりと反転し引き残心をする。

1つ2つ(場合によっては3つ)足を出す場合でも元の構えに戻れるように。
小手の場合も1つ2つ足を出す。相手の身幅分、横鎬で押さながら。
小手面を「速く打とう打とう」とすると技前の「鎬の使い方」がおろそかになってしまう。
技前がしっかり出来ていないとどんな技も打てない。

---仕掛け技---
面を打とうとして防がれるから面、面を打とうとして防がれるから小手は、
最初から面や小手を狙っていては駄目で、あくまで「面を打とうとする気勢」ところが大事。
体(たい)の移動と気攻めが連動していることが大切。

---出頭面---
右足を出すのだが、どこで右足を出すのか?
遠い間合いで右足を出すのか近い間合いなのか、それは相手の「打ち気」を感じるところ。
自分が先に打てる状態を完成させて相手(目や肩、腕、拳などの変化)を観察して起こりを捉える。

誘いの出頭面。ふっと空ける、釣って誘う、拳を攻めるなど、打てる状態から誘って打つ。

---面返し胴---
固く入らない。柔らかくス~とゆっくり入る。
打ったあと抜こうとしないこと。脾腹を打ったら力を抜く。

---面に対する応じ技---
うまく打てない人は打った後の間合いの取り方が下手。

---最後の礼にて---
ここで基本がうまく出來ても、実際の稽古で出来ないのは構えが決まるのが遅いから。
構えが決まらないと相手が先に出てきたら崩れて打ってしまうのである。
いつでも相手より先に構えが決まる(いつでも打てる正しい構えになる)ように。
まず遠間でしっかり構え気を充実させること。その身構え気構えのまま触刃交刃と入る。
ここだと思ったら右足出して思い切って打つ。しっかり距離を開けて残心を取る。




【感想・反省点】

若手と組んだので同時の相面は打たれてばかりだった。
どうも私の面は鈍足過ぎる。足が出ていないし手のスナップが効いていない。
状態は自分でわかっているので意識して改善したい。爺さんだけど。

稽古で苦手なのはまさしく年齢の高いベテランの六段七段。
剣先を合わせない。そして引っかけようとしている。打っていくと下がるか防ぐ。
相手から仕掛けてくることは少なく「何とかうまく返してやろう」的な剣風である。

しかし迷わず木曜会の剣風を実践しよう、と思う。
「打たれても良し」でやっていくことしか上達の道は無い。
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木曜会定例稽古(2020年2月6日)

2020年02月07日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)


四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年5回目。参加人数20人ほど。
じっとしてると震えるほど寒い!

稽古は、伸びやかな面打ち、切返し2種、面打ち基本2種、鎬の力比べ、仕掛け技基本各種、
出頭面、礼から蹲踞、立ち上がってから構えて10秒(もしくは15秒)、初太刀までの稽古。
相面、出小手、相小手面、返し胴の稽古。同じくダブルで。同じく元立ち主導の稽古。

本日も要点のみ記す。

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---最初のお話---
上の先生に懸かり方は、見事に打たれる剣道をすべきである。
正しいところで打って行くから見事に打たれる(返される)のである。
気をつけるべき点はまず間合い。そして攻め、溜め、捨て身の打ち。
「打ちたい、打たれたくない」という気持ちを捨てた剣道をすべき。
打つときに形が崩れたり守りながら打ってはならない。

---仕掛け技での注意事項---
鎬を押さえながら面を打とうとしたところを防がれ面(あるいは小手)は引っ掛け技では無い。
押さえながら相手の鎬を感じながら、相手の竹刀が自分の竹刀に付いてくるところを打つ。

ガバ面(大きな面)ばかり打つ相手に、
打てないからといって、小手(あげ小手になる)を狙ったり横から面を打っていってはいけない。
何回も同じように真っすぐ面を打ち続けると相手が剣風を変えてくる。
自分からあきらめて(真っすぐ打つことを)変えてはいけない。

---相面、出小手、相小手面、返し胴の稽古---
打ったあとは自分から先に構えること。相手を見失っていてはダメ。
元立ち主導で打っていても、懸かり手は先に準備している必要がある。

---終わりの話---
自分から攻め入って仕掛けて打てるような状況はなかなか無い。
打つべき機会は「相手が打とうとしたところ」しかない。
鎬と鎬を接して相手の「打とう」としたところを感じ取る稽古が大事。視覚より触覚。
打とうとしたところを仕留める稽古を普段の稽古で意識するように。




【感想・反省点】

最初の話は私のために話されたような内容だった。
あらためて懸かる気持ちの持ちようを改めてみようと思う。

稽古は3人組。若手六段と若手七段との3人組になった。
相手が熟達者だと「鎬の削り合い」が明確になる。
目で判断せず鎬の感覚で判断(反応?)するよう意識した。難しい。


(構え合って10秒か15秒、剣を交えて相手をうかがう)


(相手が出ようとしたところを自分から足を出して先に打つ)


(面を打った直後、反転しようとしてハスになりつつある)

上は師匠が撮った動画のキャプチャー(静止画の取り込み)である。私は後ろ姿。
動画を見ているといろいろ反省点が見えてくる。

1)構えの後ろ姿に緊張感が足りない。構えに迫力が無い。
2)右足が出ていない。もう少し出すべき。
3)打つスピードが遅い。鈍足の面である。
4)動画では感じられないがコマ送りにすると顕著になったのは、打って、左足を引き付ける前に反転しかけていること。
  左足を引き付けるまでは左腰を入れたまま真っすぐな姿勢を保ち、次の右足で反転を開始すべきだと思う。
5)全体的に勢いが無い。まだるっこい。

本日の初太刀の稽古は非常に勉強になった。
頭で考えていては遅れる。瞬間的に反応する感の動き?
学ぶためにも「打たれても良いから正しい剣道を目指すべき」だと反省する。

しかしながら・・・動画を見ていて・・・
「爺さん化してきてるなあ・・・」が正直な感想である。
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木曜会定例稽古(2020年1月30日)

2020年01月31日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年4回目。参加人数30名近く。


(稽古前の風景-1)


(稽古前の風景-2)


(稽古前の風景-3)

稽古は素振り、切返し、足さばき、面打ち基本、仕掛け技基本。
途中で表裏の鎬の力比べ。最後は切返し。

本日も要点のみ記す。

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大素振りは上半身が前後に傾かないように足を大きく出すこと。
振り上げた時に背中の筋肉を意識して。止めずに柔らかく伸びやかに。
空間打突は先が走るように。
左右面の素振りは右は良いが左側も45度になるように。
すりかぶりは身体がぶれないように。

足さばきでは、右足で前に出るのではなく、左足で押すように。①
左足の引きつけ②は、左足の先が右足の土踏まず(中央)に来る位置。
そこから右足を少し出す。③

基本の面:正面打ち基本では、右足を出したところで一回止めてから打つ。
小さな面:遠間触刃から一歩入って鎬で上から乗るように打つ。
小手打ち:鎬の力比べから小手を打つ。上半身は立てたまま。前傾すると突っかかってしまう。右手で打たない。
小手面:小手でも面でも一本になるような打ちをする。
仕掛け技:鎬を押さえながら面を打とうとしたところを防がれ面(横面)。同じく小手。
出頭面1:自分から一歩入って先に準備完了しておき、相手が出ようとしたところを打つ。
出頭面2:最初から準備完了しておき、相手の鎬を感じたところを(中心を取って)打つ。
出頭面3:相手が出てこれないほど中心を取っておいて、(右足出しながら)外して誘って打つ。乗る、上、下など。
出小手:足を出しながら、竹刀を押さえて中心を取り、ふっと上げて小手。上から、下から。
    相手が打ってくるから「小手」を打つのでは無い。
相小手面:打つか打たれるかのぎりぎりの間で(足を出しながら)小手を見せて誘って相小手面。
返し胴:い~ち、いち、にのリズムで。思い切って深く入ること。
連続技:出頭面、出小手、相小手面、返し胴。打ったあとは相手をよく見て間合いを取って残心まできちんとすること。




【感想・反省点】

先週は休んだので、最初、3人の交代する方法がわからず混乱した。
整理してみると・・・

3人組での打つ順番は、①②③と並んでいるとして、①が元立ち。
まず、①←②と懸かる。終わると②①③の順番になる。
次に、①→③と懸かる。終わると②③①の順番になる。
次に、②←③と懸かる。終わると③②①の順番になる。これで一巡。

稽古では、やもすると「足を出しながら」を忘れてしまう。
うまく行かないのを「足出して無いよ」と注意され修正するとうまく出来た。
私の悪い癖で、すぐに楽してズボラしてしまう。「足を出しながら」を忘れてはいけない。

最後の話も「技前の工夫を大切に」ということだった。
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木曜会定例稽古(2020年1月16日)

2020年01月17日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年2回目。参加人数30名近く。

本日、咳が止まらぬため見学に徹す。

やってやれぬことも無いのだが、
誰も、咳の出る相手とは稽古したくは無いだろう・・と思ったのだ。
マスクをして稽古をするのもおかしいし。。。

稽古は素振り、切返し、基本稽古。
本日も気のついた点のみ記す。

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素振りは打ったままの形で構える、打ったままの形で振りかぶる。

右手だけ使った打ち込み。切り手に握る。肘は出来るだけ曲げない。
剣先が上がる、手首が上がる、肘が上がる、肩が上がる、
肩から肘が下がる、手首が下がる、剣先が下がって打突になる。


(右手だけを使った打ち)

相手の竹刀とクロスしながらの面打ち。
自分の鎬で相手の鎬を削りながら(こすりつけながら)打っていく。


(剣先を上げないで相手の鎬を削りながら)

基本の稽古でも、すれ違って残心をするまで、きっちり行うのが大切。
打ってその場で終わりにはしないこと。

間合いに入るのが強引過ぎる。
右足はゆっくり入って左足の引き付けは早くする。

小手打ちは右足を出しながら、左手の甲(左鎬)を意識して、相手の身幅分押さえ、
戻ってくるところ(反発を感じたところ)を抜いて真っ直ぐ小手を打つ。

相手が打とう(出よう)とした鎬の摩擦を感じたところを上に乗って(割りながら)打つ。
そのためには左足の準備が完了して「いつでも打てる状態」であること。

相手の鎬を感じるには自分の左拳が動いていては駄目。
左拳が納まっていないのは調子だけで打つ剣道で評価されない。

鎬を感じたところから乗っていく面、ふっと外して誘っての面、
鎬を押さえての小手などをしっかり稽古するように。

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【感想・反省点】

振りかぶる時、
右手で竹刀を振る人をは、右肘が曲がると同時に左の手首も曲っている。
きちんと振れる人は、左手首も右肘も曲がらずに振りかぶり、
振りかぶりながら、徐々に右手首がやや曲っていき、
振り下ろしながら右手首が元に戻りつつ最後にスナップが効いて打っている。

理屈を全部を知りたいなら、
剣道日本2020年2月号のDVDか、佐藤誠先生のDVDを買えば済む。

【コンプリートセット】誠先生の剣道教室
https://kendonippon.official.ec/items/23449672

大事なのは理解して反復稽古を行い自分のものにすること。
ほとんどの人は買っただけで安心するか、見ただけで安心してしまう。
わかったつもりで出来ない者は多い。頭でっかちの剣道家。私もその一人だった。

悩んでいた頃、木曜会を知り、一挙動の正面打ちを毎週木曜日に1時間、1年間かけて稽古した。
あの単調な稽古は辛かったが、今思えば大変効果のある稽古法だった。
何とか形だけ真似れても100点では無い。それほど剣道は奥深い。
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木曜会定例稽古(2020年1月9日)

2020年01月10日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)


四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年1回目。稽古始め。参加人数20名ほど。

本日、着替えたが、咳が止まらぬため横で見学。

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まずは竹刀の握り方から。
左手は唐傘を持つように。
握った時は左の指先は手首の方向に向く。
力の配分は小指4薬指3中指2人差し指1親指1となる。
親指の拇指球と小指で柄頭を包み込むように持つ。
正しく握って親指を伸ばしたら振り上げた時に45度以上には行かない。
手首のスナップだけで打つ方法もあるが木曜会では推奨しない。

触覚から感じる反応のほうが視覚から感じる反応よりも速い。
剣先を合わさないタイプの人は視覚で剣道をする人である。
気を外す剣風も多いが理に適った剣道を目指すべき。

素振りは左足で身体を送り込むように。出来るだけ遠く。
ヒカガミを丸太棒のようにパンパンにしておくこと。

打つ準備を大事に。準備は「ここなら打てる」という状態。
右足はゆっくりでも良いが左足の引き付けは素早く行う。
構えた形は崩れないように。






(右手の竹刀の握り方指導)


(右手首の使い方)

右手の竹刀を持つ角度が悪いと右肘を使った打ちになる。
結果はスピードが遅くなり、打つ精度も落ち、冴えの無い打ちになってしまう。
「切り手」というものを意識しなければいけない。

木刀を握って刃筋正しく物(タイヤが良い)を打つ練習が良い。
反復稽古によって正しい剣道に修正すること。


【感想・反省点】

前4本、後ろ5本の素振りは良かった。取り入れたい。
歩み足での切返しは剣術稽古でも使える稽古法だ。これも取り入れたい。
右手首の稽古法(切り手で冴えのある打ち)も良い。これも取り入れたい。

打ちがどうこうと言う前に竹刀の握り方が重要であることを再確認出来た。
少しの助言と修正だけで見違えるようになる例をいくつか見れた。
木曜会の初稽古。今年も良い稽古が出来そうだ。
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木曜会定例稽古(2019年12月26日)

2019年12月27日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)

(早く来た者は自主的に剣道形の稽古)

四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時15分まで。
今年43回目。稽古納め。参加人数15名ほど。

--------------------

---素振り---
構えたままの形で振りかぶること。
振り上げた時に脇が空かないように。
振り上げた時に首が前に出ないように。
左のヒカガミを伸ばしたままで前後すること。
足と手の動きを一致させること。

---面を着けて---
相手の未発未萌(みはつみぼう)のところを打つ。
間合に入るには右足はゆっくりでも良いが左足の引き付けは速くする。
入るときに身体を垂直に保ち頭を上下させないこと。
入った時は中心を割っておく。すぐ打つのではなく溜めを入れて打つ。

●中心を取って面を打とうとする→相手は面を防ごうとする→そこを小手
最初から小手を狙うのでは無い。面を狙いながら(防がれるので)小手。
(右手で打とうとしないで左手を上げ始めて面を打とうとしたところから小手を打つ)

相手が出よう、打とうとしたところしか勝機は無い。
鎬で感じながら攻め返して打つ。
出るところを攻め入る。出ようとしたところを攻め返す。
押さえないでそのままの形で中心を取る。
相手が出てきてからでは遅い。スイッチは入れておく。

●イ~チ、イチ、ニの稽古
残心が速いと見栄えがする。余裕が感じられる。

●歩み足(相手を呑みながら)で打ち間に入って返し胴
相手をなめきった気持ちで間合に入るぐらいの余裕を持つこと。

●面4本に対するイ~チ、イチ、ニの技
自分から間合に入ること。中心を取ること。


(稽古終了)


【感想・反省点】

お相手が高段者だと元立ちになっても勉強になる。
最後の面4本に対する応じ技は考えていると遅れるのでともかく入る。
入ったあとは身体に任せる・・・
のだが、技のバリエーションが無いのと未熟なせいでうまく行かない場面多し。

きょうも攻め返しの部分を繰返し何回も出来たので非常に良かった。
何回も何回も繰り返すことによって自分のものになるのだと思う。
来年もより一層頑張りたい。


(稽古終了後の「袴の着装アドバイス」もまた勉強になった)
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木曜会定例稽古(2019年12月19日)

2019年12月20日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年42回目。参加人数20名ほど。

本日も、自分で気をつけたい事のみ記す。

--------------------

素振りには右足を出しながら振りかぶる方法と、
竹刀を振り上げてから右足出す方法とがある。(ここでは前者)

顎(アゴ)の入れ方一つで打てたり打てなかったりする。
顎を入れ体勢が崩れない素振りをすることが大切。
左足の湧泉(ゆうせん)に力が加わるように。

切返しでは左足の引き付けを速くすること。
左足が右足に揃ってはいけない。(もちろん追い越しては駄目)
左足が残っていると打突力は弱まる。

間合が遠い場合も打突力は弱くなる。打ちは押さえつけては駄目。
近くまで入って打つのは「打った時の形を身体(筋肉)に覚え込ませるため」である。
打つ前、打った時、打ったあとの全てで上半身がブレないこと。

右膝攻めの時は左足の踵を少し下ろすと良い。
右膝出しても頭を出すべからず。頭を引く感じ。

右足で出るのではなく、左足で身体を送り込む意識で。
相手との間合は左足で決まる。左足の引き付けが甘いと相手との間合は遠い。

気攻めは風船を膨らますがごとく。
遠間触刃で瞬間的に息を吸って(吐きながら)前に出る。
未発未萌(みはつみぼう)の場合は一歩で入れるが、そうでない場合は慎重に入っていく。
不敗の間合(遠間)でいかに自分の構えを作れるかを意識する。気迫気勢を作る。
構えた時に左手が上下に動いていては絶対に駄目。調子を取ってるだけになる。

普段の稽古でも手順を大事にすること。
礼をする。蹲踞をする。息を吸いながら立ち上がる。構えを作る。構えを作った中から気迫を出す。
そこから、触刃、交刃、一足一刀のところまでを、いかに手順を踏んで出来るかが大切である。

構えました→触刃交刃から入ろうとしたら逆に相手に入られました・・・では駄目。
それには相手が迂闊に入ってこれないような溶鉱炉のような「気迫気勢」を作ること。
例えば「鉄の塊が真っ白に燃えている状態」のような「怖くて近寄れない」というイメージ。




【感想・反省点】

蹲踞を連続して行うと、昨日の稽古で突かれた右足太ももがだんだん痛んできた。
最後のほうでは蹲踞をするとふらついてしまう。ああ情けない。

いつもよりも重く、重心が先にある竹刀を使ったら、途中まで剣先がブレまくりだった。
構えを作り、気迫気勢を整え、自分の打ち間に入って面を打つのだが、
しかしこの面が決まらないとなると「な~んにもならない」のである。
右手打ちになっているのかとも思ったが、慣れたら打てるのでそうでも無さそう。
先重でも何でも、竹刀の調子は同じようなもので揃えるべきだと反省した。
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木曜会定例稽古(2019年12月12日)

2019年12月13日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)


四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年41回目。参加人数20名ほど。

--------------------

素振りでは、出来るだけ姿勢を保ったまま、
振り上げた腕の形は構えた形のままで振り上げる。
振り上げた時に頭が前に傾かない(首が前に出ない)ように。

---本日の稽古---
切返し3種(1つは相互打ち10本往復連続切返し)。
正面打ち各種。鎬を最後まで感じながらの面打ち。
横の鎬を使っての小手打ち。足を出しながら。
横の鎬を使うときは摺り込まないでそのままの形で。

入って、鎬を感じながら、相手が小手に来たのを、
表から摺りあげて面、裏から摺りあげて面、返して面。
表と裏の摺りは手刀のイメージ。手のひら、手の甲。

返しの時は手元に引き込んでしまうと失敗する。
払ったりしない。乗せてそのまま返して上から落とす。

鎬を感じて乗りながらの出頭面。
鎬を感じながら竹刀を浮かしての面。
鎬を感じながら竹刀を浮かしての出小手。
鎬を感じながら竹刀を浮かしての相小手面。
鎬を感じながら返し胴。

「鎬を感じながら乗る」のと「押さえる」は違う。
押さえてしまうと相手に警戒されて打てない。

出頭面、出小手、相小手面、返し胴の連続技。
打ちの精度が悪いのは距離が足りないので慌てるから。
打ったあとは距離を取り、相手よりも先に準備状態になるのが大事。




【感想・反省点】

鎬を使うときは右足が連動しているのが大事。
やもすると手先だけで鎬を使おうとしてしまう。

連続技では精度が悪くなる。
距離を取っても悪いのは、ただ単に変な力が入るから。
足が遅れるのが自分でもわかる。悪いところ多し。
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木曜会定例稽古(2019年12月5日)

2019年12月06日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時25分まで。今年40回目。
体調不良が多いのか参加人数15名ほど。

本日、A立さんが動画を撮ってくれていて大助かり!

--------------------

---懸かり手は動かず待ち受けて面---
相手としっかり剣を交える事。
横の鎬の使い方(左の甲で押さえる)→縦の鎬の使い方(相手の打つ気を捉える)
スイッチを入れた状態(いつでも打てる状態)で微動だにせず待ち受けて、
相手が自分の打ち間に入ったら(=縦方向の鎬を感じたら)すかさず面を打つ。
気の動きを打つ。相手が打とうとしたところを打てる技術。

手だけが先行すると体重が乗らず軽い打ちになってしまう。
腰からの打ちは、出来るだけ上半身は止めて(=前傾しないで)足で打つ。

スイッチを入れたまま能動的に待ち受けて、目で見て、鎬で感じて打つ。
打とうとした瞬間(=相手が打とうとした瞬間)は自分が中心を取ってること。

---自分から入って鎬を感じて中心を取って面---
押さえて打つと打てない。中心を取る時は力を入れては駄目。
相手が打とう(出よう)としたところを中心を割りながら乗って打つ。
ほんの少しでも横から出てはいけない。真っ直ぐ入ること。

---鎬を感じての返し胴---
最後まで鎬と鎬が感じている状態であること。
胴は前で打ち、無理やり抜こうとはしないこと。
打ったあとも相手を見ておく(正対しておく)こと。
横から打つのではなく肩から斜めに打つ。


(パソコンに保存した動画のキャプチャより)


【感想・反省点】

本日の稽古はいつもの3人組でなく2人組のため内容が濃かった。
「止めがかかるまで」の号令なので、納得行くまで面打ちが出来た。
これほど面打ちの反復稽古をしたのは久々である。

「これは内緒やで」と言われる内容もあるのだが、
わかっていても出来ないので内緒にも何もならないのが正直なところなのだ。
そのまま人に説明も出来ないし、やってみせる事も難しい。
失敗を恐れず、いかに普段の稽古で試してみるかだけが大事である。

これで課題がより明確になった。
きょうの稽古は最高である。
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高段位審査不合格の皆さんへ

2019年11月30日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
先日、師匠より、昇段審査に向けて稽古を行う大切なポイントを、
木曜会(誠先生の剣道教室定例稽古)の会員ラインで送っていただきました。

普段の稽古で、特に意識していかねばならない項目だと思います。
必ず役立つと思いますのでここに紹介します。


(大阪府四条畷市、木曜会の稽古風景)


高段位審査不合格の皆さんへ

右足、左拳主導の剣道に変えるには今しかない!!

〈復習〉
①上丹田(寸田)と臍下丹田を垂直にし、顎を引き肩甲骨辺りの背筋がツルくらい緊張させて構える。

②左足にしっかりと体重をかけて右足を軽くさせ、左拳を傘の握りからへそ前に構えて剣先から約15㎝のところの鎬に力が加わるように鎬と左拳の甲を同期させ左拳の位置を確認する。

③左手首が支点となり竹刀が振れる様に右手を添えて構える。

④素振り
剣道日本に掲載されている様に、左拳をみぞおちの位置で、止めた時に右拳を左拳に引っ付ける。
左右面は刃筋を意識して、同じく行う。

⑤正面打ち
触刃の間合から一足一刀の間に構えを変えず入る(中心は鎬と鎬が交わった処)
まず右足の爪先を10㎝出して止め、剣先を相手の面金の中心を刺すように相手の竹刀を破りながら正面を打つ(大きく、小さく)
次に右足の爪先をダブルアクション出して止め同じく正面を打つ。

⑥小手打ち
一足一刀の間になった時、左鎬で相手の左鎬を右斜め上から左斜め下に相手の身幅分押さえ、相手の竹刀が中心に戻る力を利用して真っ直ぐ小手を点で打つ(左拳がへそ前の位置から変わらないように)

まずはここをしっかりと稽古してください❗️

頑張って🤗
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木曜会定例稽古(2019年11月28日)

2019年11月29日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時25分まで。今年39回目。参加人数20名ほど。

仕事のため大幅に遅れたので後半のみ。
着替えず見学に徹し、以下、メモした部分のみ記す。

鎬を感じる剣道。
鎬と鎬は触れ合っていること。
打とうとする時に鎬が離れてはいけない。
竹刀を下げて外す相手には少し左手を下げて構えて間合を詰めてみる。
手元を上げて防ごうとしたら小手を打つ。
松田範士の言葉。「攻めが効いたら道が出来る」

入りは真っ直ぐ。
左手は動かさない。攻めが効かない。

気をため中心を取り・・という作為的な攻めを稽古しているが、
最終的(八段受審)には作為的な攻めをしないようになることが大事。
相手が打とうとするところを打つ。いつでも打てる構え体勢気勢で。
相手が打とうとするところを見極める。(相手の目でわかる場合もある)

触刃交刃の間までは慎重に入る。そこからは遅れないこと。
攻め入ってるつもりで相手に乗られることがある。
触刃交刃の間に安易に入って打つに打てないで迷った瞬間打たれる場面も多い。
交刃まで入ったら「いつでも打てる」ように。

出頭の技は、火山の噴火が出る瞬間を捉えるがごとく。
火山性微動(打とうとする兆候)を見極める。

小川忠太郎先生の格言。「出発点は捨て身、到達点は相打ちの勝ち」
「打ちたい」とか「打たれたくない」でなく捨て身の気持ちになること。

構えた時に左手が高過ぎる人が多い。
剣先が寝てしまっては鎬を感じることが出来ない。
左手の肘に変に力が入ってしまう。
正しい構えになっているか再確認すること。

押さえると戻ってくる。「滑らしながら」がコツ。


(左手の甲で鎬を感じる)


(入るときは「真っ直ぐ」入る)


【感想・反省点】

何回も聞いている話でも、改めて「なるほど!」と思うところが多い。
同じ攻めの中から面、小手、胴に変化するということはすっかり忘れていた。

いつもの稽古の中で、なかなか新しい技を出せないのは、
試す→失敗する→もう一度試す→失敗する→使うのを諦める
という悪循環になるからである。

理合やイメージはわかっているのであとは反復練習するしかない。
どうも「失敗を恐れる」という病にかかっているようだ。

昨日のM君の手拭いの件でもそう。
最初は誰も上手に出来ないのが当たり前。
そこを乗り越えなければ進歩は無い。
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