
疲れていたはずなのに、朝5時に目が覚めました。
自分が生まれ育った地元で、自分が柔道を始めるきっかけになった道場で子供達と柔道がしたいと思い、約10年前から指導者の端くれとして畳に上がりました。
当初は、団体戦で勝負出来るようなチーム状態ではなく、ただただ自分の子供を鍛えているだけでしたが、いつしか、いかにして選手、保護者の意識を高めていくかを考えていくようになりました。
そんなことを考えている中、兵庫県には素晴らしい道場がたくさんあり、出稽古に行かせて貰ったり、錬成会に呼んで頂く中で、たくさんの事を学び、どんどん真似させて貰いました。
我々の永遠の目標である社さんからは、選手、保護者、指導者の三位一体が重要だと学び、将祥さんからは選手の気持ちを一つに高める『礼』を真似させて貰いました。
その他にも兵庫県には模範となる素晴らしい道場がたくさんあり、そんな道場と試合、練習でご一緒させて貰ったことが我々を成長させてくれた最大の理由です。
強豪道場には必ず強豪たる所以がある。
この所以探し、真似が道場の底上げに繋がったと思います。
しかし、まさに紆余曲折でした。
指導者の中では年齢が若い方ですが、組織力を高める為、保護者、指導者には言いたいことを言わせて貰ってきました。
子供の指導とは言え、家庭環境が違うということは、極端に言えば、法律、宗教が違うのと同じであり、また、情も恩もない損得勘定や、『我が子我が子』という権利意識に度々嫌気が差すこともありました。
他にもここでは書ききれない程いろんな事がありました。
でも、平坦な道でなかったからこそたどり着けたということもあり、戦友達と衝突、調整、反省、検討を繰り返してきて良かったと思います。
さて、意識を高く、志を高くと努力を続け、道場から日本一、道場が日本一という目標を達成しました。
これからもスタイルを変えることなく、次は我が子を、いや三兄弟で日本一を目指し、今後も努力していきたいと思います。
ちなみに今日は岡山で中学生の錬成会です。
身も心もボロボロですが、鞭を打って今日も頑張ります。
