正月飾りの寄せ植えでしか見なくなった。
大昔、冬山は御法度?だったワンゲル活動の中では山にスキー担いで
ただ一直線に滑り下りる(時には転げ落ちる?)ことだけが楽しみだった時代
信州・蕨平やその周辺で見かけた自生の福寿草が懐かしい。
今見る殆どは園芸種、それを丁寧に苔の中に植え込んで見せたり
枯れ葉の中から出てくる花を見せたり。
充分それで満足出来るはずなのに、早く花を見たい、撮りたい人たちが
わざわざ枯れ葉を取り除いてしまうから変な姿の福寿草を見せられることになる。
自然の姿で自分の力で落ち葉を押しのけて咲くからこその冬の花。
黄色の花には元気が貰えます…などと、元気な人が言うのもどことなく気障だ。
このフクジュソウを見て、少しだけ元気になったhanaさんのページはもう10年以上前。
元気をなくしている人が自分の力と花の力で元気になるのだし
日射しを浴びることで人は健康でいられる。
(2021.01.31 須磨離宮公園)
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(2021.02.05 須磨離宮公園)
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ここも植栽だけれど、懐かしい花だ。
(2021.02.20 森林植物園)
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あるがままの姿がここには出て来ている。
手の届く場所のフクジュソウは周りの枯れ葉が殆ど無くなっていたりする。
ここは手の届かない斜面、土も流されてはいるのだけれど福寿草が
土の中からやっと芽吹いた。
こういう姿がどんどん人の手で無くされてしまっている。
▲ 枯れ葉を押しのけて咲いている。▼
▲ 枯れ葉が退けられた場所では、茎が伸び続け葉が出て来ている。▼
(2021.02.20 森林植物園)
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フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科フクジュソウ属 Adonis ramosa(=Adonis amurensis)
(2021.02.27 新見)
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▲ セツブンソウ ▲
▲ バイカオウレン ▲
▲ セリバオウレン ▲
▲ 奇妙な繋がりのあった十数年前には、セツブンソウもバイカオウレンもセリバオウレンもここには無かった。▲
(2021.02.20 森林植物園)
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▲ 残念ながらこの状態のフクジュソウは見なかった。▲
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去年のフクジュソウ フクジュソウ(福寿草)
美しくそして優しそうに咲くフクジュソウを見させていただきました。
とても優しい気持ちになれました。
こいもは自生するフクジュソウは見たことがありません。
『自然の姿で自分の力で落ち葉を押しのけて咲くからこその冬の花。』
そんなお花を見てみたいです。
最後の画像は緑色に輝いていますが・・・素敵ですね。
ありがとうございました。
すぐに黄金色を思い浮かべてしまうのですが自然の環境で地下でジックリと暖かさを待って蕾を擡げたものは、やはり最初は黄緑色。
少しずつ開いて、1日目は萎み、また翌日開いて少しずつ黄金色が増して…。
数日は開いて、閉じてを繰り返すものだと思います。
だから同じ場所で見ていると、少しずつ黄緑から変わって行くのが見えるでしょうね。
少しずつ黄緑から変わって行く素敵な花姿を見たいな~と思いました。
ありがとうございました。
のんびりした気分の時も、沈んだときも何とはなしに自分の気持ちとは違っている植物の姿を見るのは良いことだと思います。
例え植栽でも同じ植物、自然なままにしておけば自然なままに移ろうものです。
人があれこれと手をかけた分だけ、人の好みに変えられてしまう…と思いますね。
やはりあるがまま…が一番。