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花の頃にはまだ葉は冬芽。
葉は長楕円形で先端が尖り、鋸歯はない。
表面は光沢があるが手触りはザラザラ、ムクノキ同様、木材や爪の研磨に使う。
葉の大きさは日陰など条件の悪い場所では極端に大きくなる。
放置すれば数メートルに伸びあがる為に、強めに剪定して短い枝を多くした方が花数は多くなる。
ここでは剪定しなければいけないほどには大きくは育っていない。
むしろ、年々木は弱っているように感じるから
数年で枯死してしまう懸念さえある。
▲ 花が咲く頃になっても幾つもの果実が残っている。難しいのだけれどこの奇妙な姿は子房が肥大したものではないので偽果。
樹下を見ることは無かったけれどやはり幾つもの網目状になったものが落ちている。
中には幾つかのこげ茶色、これが固い果皮、中に種子が包まれている。▼
▲ こげ茶色の果皮は固く素手では割ることは無理だろう。種子が入っていることになる。▼
ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅 時にワロウバイ・和蝋梅)
ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox
トウロウバイ(唐蝋梅) Chimonanthus praecox 'Grandiflora'
(=Chimonanthus praecox var. grandiflorus)
ソシンロウバイ(素心蝋梅) Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)
(2024.01.23 明石公園)
☆
▲ ここでも幾つかの果実殻(偽果)は花が咲いても残されている。
果皮が剥がれて網目状態になるまで残されているものからは果実が零れ落ちてしまっている。
たまたま「果実の口」が上を向いていたものにはまだ果実が残されている。
ロウバイの偽果から零れ落ちる前の果実(この中に種子がある) ▲
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