
ロウバイの表記が近くの樹には下がっている。
それよりも小振りの花だし、内花被片にはわずかに赤紫が出てくる。
その程度のことだけれど敢えて何々ロウバイとは表記出来ないのだろう。
▲ ロウバイの花は咲き始めの頃は花粉を出すおしべが花被片に沿っている。
髭のように伸びためしべの柱頭が、仮おしべに支えられるように中央部に集まる。▼
▲ やがておしべがめしべを包み込むように中央に集まるようになり、花粉を出す。
おしべの葯は、外側が割れて花粉を出している。▼
(2021.12.28 明石公園)
☆
▲ ロウバイの花は、咲き進むに従って開花の頃の黄色は白んでくる。▼
▲ 花の構造を調べる為に、落ちている花を分解してみたことがあった。
内花被片、外花被片、全体を包んでいる苞片…、とにかく枚数は不定で多かった。▼
▲ 以前は、ここの花の内花被片はもっと赤紫が濃かった。▼
(2022.01.04 明石公園)
☆
▲ めしべの花柱は束になっており、基部は仮おしべで包まれている。▼
ソシンロウバイ(素心蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)
ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅 時にワロウバイ・和蝋梅)Chimonanthus praecox
トウロウバイ(唐蝋梅) Chimonanthus praecox 'Grandiflora'
(=Chimonanthus praecox var. grandiflorus)
(2022.01.07 明石公園)
☆
▲ 明石公園の花 ソシンロウバイとは言えない内花被片の赤紫、年々薄くなっている。 ▲
☆
▲ 懐かしい詳解図 ブログ上でのやりとりの中身を実際の画像を使って詳解図を作っていた頃のもの。 ▲
--------------------------------------------------------------
今年の花 ソシンロウバイ系或いはトウロウバイ
ソシンロウバイ ロウバイ ソシンロウバイ ロウバイ或いはトウロウバイ
透きとおるような綺麗なロウバイですね。
名前は微妙なところで、こいもにはとても難しいです。
おしべと花被片、雌しべの柱頭(細い糸状のもの)
細い糸状のめしべは基部で合着、その周囲を仮おしべが支えている・・・
わかったような気分でいますが、難しいです。
また、蝋梅をよ~く見つめてみたいです。
見た目の色合いも場所によって微妙に違っていたり、花の大きさも違っていたり。
「ソシンロウバイ」と名付けられていてもわずかに内側に赤紫が残っていたりして
『これが何々ロウバイです』と説明されても区別が付かないことも多い。
「ロウバイ」と言う名前のロウバイがあるので、みんなロウバイ…と言う訳にもいかないので悩ましいです。
花の仕組みだけはどれも同じなのでそれだけ覚えていれば良いのかも知れませんね。
「ロウバイの詳解図」ありがとうございます。
とっても知りたくて仕方がありませんでした。
お花のこと、果実のこと、何とか覚えられたらと思います・・・頑張ります。
とっても嬉しくてたまりません。(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)
その頃は今ほど熱心に植物を撮ることはなかったですが
何度か同じ場所で出会うご夫妻と、幾つかの植物の詳解図を作りました。
私とは比較にならないくらいきれいな画像でしたから、いつもそれを拝借して解説だけをつけていました。
おかげで幾つもの知らなかった部分を見るようにもなりましたから
やはりお手本になるものがあれば…と、時折当時の詳解図などをブログに上げるようにしています。
覚えているようでも忘れてしまっている事が多いですから。
この部分だけは学校の勉強と同じで、好き嫌いを言わずに復習が大事…と言うことでしょうね。