渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ぐい呑 不東/細川護煕作

2023年01月20日 | open


(ぐい呑 不東作)

細川護煕さん作のこの引の
ぐい呑は、上手(じょうて)
の作だ。
酒を注ぐと、底の葉っぱの紋様
がゆらゆら
と浮かび上がってく
るような焼きになって
いる。
これ不思議。
観賞している時には分からず、
酒を注いで
みて初めて判った。
細川幽斎のような
その遊び心
に痺れる。
かなり気に入っている。
個展での作者本人からの贖い。
これはずっと持っておく。



手ずから焼いた井戸茶碗を眺める
不東庵
の細川護煕氏。いい顔され
てる。元総理大臣だが、陶芸家だ。
殿様の余暇の手慰みなどではない。
本物。

 

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