渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

使える上質なキューが超破格値

2022年10月20日 | open
 


よく知っているメーカーのキュー
である。
作られたのは約20年前。
その本ハギ四剣が1900円。
 
シャフトに目をつけていた。
虎目が出ている。
しかも赤木メープルだ。
このシャフトが欲しかったのだ
が、バットの出来も頗る良い。
総重量559g19.7オンス。
私のベストは550g19.4オンス
だが、19.7オンスでも使えない
事はない。
ビリヤードのキューは、ほんの
9グラム違うとプレーアビリティ
の自己適正の具合がかなり変わ
る。微細な仕事の差異をこなす
繊細なプレーを実現させる
道具
だからだ。
シャフト重量124.5g。シャフト
が重い。
バットは打痕跡はあるものの、
まだ糸巻きのコーティングが
残っているような状態だ。
ほぼ未使用に近いミントコン
ディションといえる。
ただし、シャフトはニス剥がし
がされていないので、育っては
いない。
時々、ハウスキューのシャフト
で抜群に良い物があるのは、ま
ず第一にアパラチア・メープル
の良質な赤木である事と、使用
によりシリコンが染み込んで、
キューのシャフトとしての良性
が育成されたからだ。実は木製
シャフトは新品時が一番よくない。
だが、シャフトをニスで覆った
ままでは全く育たない。ただ
古く
なっただけだ。


虎目以外にも目の詰まり具合が
素材の良質さを現出させている。


シャフトを磨いて、元々着いてい
たブルー10トンは切除した。
前の持ち主は自分で交換した様子
があり、先角に削ぐような刃物
があったので、私が研磨
切り込み痕を完全除去した。
タップを替えたという事は、大切
に使っていて、何かの事情で手放
したのだろう。
私が今後大事に使わせて貰います。
タップも着け替えた。
あとは撞き締めだけだ。
 
全く曲がり無し、押し引き良好、
トビ少なし、という良質本ハギ
四剣が1900円。
何という事なのだろう。
しかも、シャフトはめちゃめちゃ
赤い。


こりゃ、よい買い物でした。
この前の3000円の本ハギのノー
ラップキューといい、ラッキー
続きだ。どちらも戦闘力高し。
十二分に使える。
探せばあるよ、良い物は。
 
40数年前の良質なヴィンテージ
が3000円(笑
これ、マスワリ専用キュー。
 
そして、今回1900円。
世の中、どうなってんだ(笑


多分、この個体も横浜発だろう。
もしくは、自由が丘。
20年くらい前に。

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