渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ゴードンズ 〜ジン〜

2024年05月23日 | open
 


ゴードンズ。悪くない。
1769年 born in London.
日本では明和6年にあたる。
将軍は徳川家治時代。

明和7年(1770)には日本全国で
オーロラが観測されている。
明和9年(1772)が大変だ。
江戸三大大火事の一つ、目黒
行人坂(ぎょうにんざか)の大
火が発生している。
江戸は火事が多発した都市だ
ったが、三大大火=「明暦の
大火(明暦3-1657)」、「目黒
行人坂の大火(明和9-1772)」、
「丙寅(ひのえとら)の大火
(文化3-1806)」が江戸市民と
人口の半数いた武士たちに
大損害を
与えている。
(江戸は世界一の百万都市。
地球上で一番の最先端大都
市だった。その人口
の約半
数ちょい上の数の武士
階級
が住する日本の行政首府が
江戸だった。都は京。
現代の日本の文化・国民気
風は江戸文化、上方文化に
よって江戸期に形成された
ものが現在まで継続してい
る。別な地方の文化が日本
人の気質を構成しているの
ではない。日本語の標準語
は明治初期の国語策定の際
に江戸の旧幕臣旗本言葉を
基にして作出された。江戸
の武士の言葉が現在の日本
語となっている)

明暦の大火は振袖火事とも
呼ばれ、江戸城天守はじめ
建物が消失し、江戸市中も
ほぼ災禍で壊滅した。
115年後の目黒行人坂の大火
は明和の大火とも呼ばれ、
盗みを働いた武州熊谷(現
埼玉県熊谷市)の坊主の放火
による。

明和の大火は、目黒行人坂
(現在の目黒区下目黒一丁
目)から出火し、風に煽ら
れて瞬く間に武家屋敷を
焼き尽くしながら炎が東進
し、神田、麻布、京橋、日
本橋方面を襲い、千住、上
野、本郷(現東大周辺)まで燃
え広がり、江戸の
ほぼ半分が
壊滅した。死傷
者約2万人。
犯人の仏教坊主は鬼平こと
長谷川平蔵の父である火付
盗賊改方の長谷川氏に捕縛
され、支柱引き回しの上、
小塚原(現荒川区)で火刑に処
された。

だが、いくら犯人を処刑し
ても死んだ人々は戻らない
し、途方もない江戸の住環
境の損害は計り知れない。
現代においても、放火の最
高刑は死刑である。
それほどに火付けは罪が重
い。

日本ではそのような時代に
ロンドンではスコットラン
人によってこのゴードン'ズ

のジンが生まれた。
ジンは元々は薬草酒で薬だ。
製法は今でもほぼ変わらない。
糖分ゼロ。カロリーゼロで、
飲酒による体への成人病系の
悪影響がほぼ無い酒。
ただ、肝臓のアルコール分解
酵素の問題があるので、多量
摂取はやはり身体を壊す。
金額が安い酒なので英国では
労働者階級に親しまれている
庶民の酒だ。
日本でいうなら同じスピリッツ
(蒸留酒)の焼酎がジンにあたる
だろうか。

ジンは大人の酒。
ちっとも甘くない。
薬草の味がする。
しかし、とてもウマい。
だが、ジンよりもうまいものが

あるらしい。
 汗をかいたグラスの
 冷えたジンより

 光る肌の香りが
 おれを酔わせる
と矢沢永吉は歌ってる位なので。
冷やして炭酸割りにレモンか
ライムを絞って落とすのが
おすすめ。絞った柑橘類は、
グラスに落とす前にグラスの

飲み口の縁を一周なでると
なおウマくなる。
ジンソーダ、ジンライム、ジ
ンレモン。どれもおいしい。
ステアはかき混ぜ過ぎると✖。

炭酸が弱まる。
私個人はノーステアが好みだ。
ジントニックにすると、トニ
ックウォーターに糖分が多量
に含まれているのでご注意を。

 
 

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