渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画のミス 『彼のオートバイ. 彼女の島』

2019年03月23日 | open



音大生だった主人公のコオ
(竹内力)は、原稿輸送
プレスのアルバイトをしていた。
この日も事故現場に駆けつけて、原稿をその場
で書いた記者(小林稔侍)から原稿を受け取る。
そして「いいか!しっかり届けろよ!」と言われ
る。

だが、次の瞬間、書いた原稿を入れた封筒から
原稿が落ちてしまっている。
そのままコオは足早に移動する。
これは監督も気づかずにこのままOKを出して
しまったのだろう。

こうしたミスは多くある。
『たそがれ清兵衛』では、大杉漣さんが大きな
指輪をしたままで映像に収まってしまっている。
また、『汚れた英雄』では、オープニングシーン
で主人公北野晶夫(草刈正雄)がヘルメットを被っ
てマシンを押して走り出すシーンで、ヘルメット
の顎紐がぽろんと解けて垂れ下がる。あれでは
走行中止させられる。

この手の、取り返しのつかないミス映像は映画
作品にはとても多く見られる。