2/9の東京都知事選挙に立候補していた田母神俊雄氏が60万票を集めて大善戦した。特に20代の若者には舛添氏に次いで24%を集めた。
自衛隊には陸海空の3幕僚長が居て、統合幕僚長は陸海空の持ち回りなので、田母神元航空幕僚長と言えば空軍のトップ、世が世なら統合幕僚長の人である。
Vol.14018でも書いたが、田母神氏は優秀論文を書いて政治家、マスコミによって首にされた人である。マイナスのイメージが強い。
私は田母神氏には悪いが、泡沫候補の1人と思っていた。いくら最右翼の石原慎太郎氏が推薦とはいえ、まだまだ日本では多くの票は望めない。
せいぜいトップ当選の10%、今回で言えが舛添氏の200万票に対して、20万票が良い所と勝手に推測した。
それが3倍の60万票、かつ若者に人気がある、と言うことは時代は確実に変化している。安倍首相の靖国参拝も多くの若者が賛成している。戦後教育の「自虐史観」は薄れてきているのだろうか?喜ばしい限りである。
我々の小中高教育は、日教組の考えの強い先公ばかりだった。仕方ないとはいえ、成長してからの脱皮に多くの時間と苦しみを味わった。
Vol.14026で取り上げた百田尚樹氏の「安部晋三論」で「自虐史観」について面白い記事があるので紹介したい。広島の原爆記念碑に「過ちは繰り返しませぬから」という碑文が有る。
主語がないこの不思議な碑文は、「自虐史観」のリトマス試験紙になるという。長くフィリッピンのルパング島に潜伏していた小野田寛郎氏は「これはアメリカ人が書いたのか」と尋ねたという。
今の若者は、この日本語に率直に不思議がるだろう。同じ意味で「2度と戦争はしません」というのも有る。貴方のリトマスはどちらに出ましたか?
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