2020年の大相撲初場所はいわゆる幕尻の得勝龍の優勝で幕を閉じた。横綱の白鵬、鶴竜の途中休場で波乱含みも、ここまでとは誰も思わなかった結果である。
さらに大関豪栄道の負越し、大関陥落、前場所大関陥落の高安の大きな負越し、唯一の明るい材料が大関昇進を狙う関脇朝乃山の二桁勝ち越しくらいだろう。
今年2020年は東京五輪の年であり、優勝した得勝龍には申し訳ないが、本当にこの一年大丈夫だろうか?と言う不安にさせる結果となった。
得勝龍は33歳、決して若手ではない。白鵬、鶴竜の世代交代の主役でもない。大相撲も7日を過ぎる中日から興味が薄れてテレビを見ない日も増えた。
得勝龍の地元奈良県は大喜びだろうが、果たしてこれで良いのだろうかという結末だ。この1年を占うとしたら大波乱の年であり、全く常識が通用しない出来事が起きると嫌なことを想像してしまう。