やはり、この人の死は取り上げざるを得ないだろう。やしきたかじん(屋鋪隆仁)氏が亡くなった。8日付け朝刊を見て驚いた。
彼の歌「やっぱ好きやねん」は同じ関西出身で、どこかで聞いたことは有るが、顔と名前が結びつかない、関東ではその程度の人物だった。ところが3年前に山口に帰った時、「そこまで言って委員会」を読売系テレビで見て驚いた。
関東の「たけしのTVタックル」と同程度の番組で、高名な政治家、作家が出て真面目に討論するが、たけしが茶化して終わり、という不完全燃焼番組である。しかも朝日テレビ系列である。期待するほうがおかしい。
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まず「そこまで言って委員会」の司会が辛坊治郎氏だ。彼は関東で、読売系の土曜日朝8:00のニュース番組「ウェークアップ」のキャスターとして報道されていたので、歯切れの良さに毎週見ていた。
その彼が、地元関西地方の限定番組「そこまで言って委員会」の司会をやっている。やしきたかじんは知らないが、辛坊治郎氏の「歯切れ」はここで鍛えていたのかと最初に思った。
よくよく見るとその「歯切れの良さ」は辛坊治郎氏ではなく、やしきたかじんのものだった。毎日新聞出身の政治評論家三宅久之氏との絶妙なやりとりが面白く、辛坊治郎氏の存在はあまり目立たない。
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安倍首相が出た時は、関東の友達にもDVDにして送ってやった。「たけしのTVタックル」で溜飲を下げている友達も、この番組を見て「関西だから出来るんだよな」と言いつつ羨ましがっていた。
やしき氏は2012年2月には休養に入ったので、彼が出ていたのを見たのは1年と少しである。本当の姿は判っていないかも知れない。
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