25~28日の3泊4日で南九州1周の車旅行をした。熊本城-宮崎高千穂-阿蘇(泊)-枕崎-開聞岳-指宿(泊)-鹿児島市内-霧島神社-宮崎えびの高原(泊)約1,400kmの道のりだ。
第一印象はタイトル通り、熊本から鹿児島に入る高速道路はトンネル24ヶ所、うち2ヶ所は6km以上もあった。後から教えてもらって、帰りに確認したのだが、トンネルに1~24の番号が振ってあった。
その他の高速道路はほぼ平坦で、トンネルは2~3ヶ所だけに、ここの集中24ヶ所は異常な体験だった。しかも九州の山は活火山なのである。
熊本の阿蘇山頂上は白煙を吐き、ロープウエーの運行が停止、鹿児島桜島は噴煙を上げ、市内は火山灰で大変なことになっていた。
熊本阿蘇の白煙(26日朝)鹿児島桜島の噴煙(26日昼:桜島SA)
日本最南端のJR駅は薩摩半島、指宿枕崎線の西大山駅だそうだ。えっ向かいの大隅半島ではないのか、と地図を見るとJRそのものがない。
地元の人が言うには「山ばっかりで工事ができない」そうだ。上述のトンネルも「今まで2時間掛かっていた隣町が1時間以内になった」と喜んでいた。
四国の高知は四国山脈で封じ込められているのは有名だが、やはり薩摩も山で閉じ込められている。薩摩は出る人も、入る人も言葉ですぐ判るように、方言なまりをひどくしていたという。高知は「ず」と「づ」、「ぢ」と「じ」が使い分けられるというが本当だろうか?
その土地に行って初めて判ることは多いが、桜島の火山灰は想像以上だ。地元の人は、その日の風向きを大いに気にするそうだが、「さもありなん」だ。