髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

北海道の龍神伝説 上ノ国町

2016-05-31 11:36:34 | 北海道

かれこれ30年も前の話になりますが、巷には吉幾三の歌う津軽平野が
有線から流れていた時代の話です。
この頃、子供のサッカー少年団の関わりで、懇意になった男性がいて
良くススキノに連れて行ってもらいました。

その方の名字は「蠣崎」さんとおっしゃる方で、後年に蠣崎波響という
江戸時代の画家が「夷酋列像」などの作品知れ渡りますが、出会った
当初は「蠣崎」を何と読むのかは、恥ずかしいことに知らない私でした。

後日、蠣崎さんにお聞きしたところでは、先祖は旧松前藩家老の家柄で
代々上ノ国に住まわれていて道南ではとても有名な家系にあったそうです。
いわゆる世が世であれば、お殿様の次の城代家老クラスだったのでしょう。
その血筋のせいか、彼の性格は豪放磊落で大変に面倒見のよい方でした。

良く連れて行ってくれたお店には、蠣崎さんとは同郷のマスターがいて
カウンターの袖には神棚が祭ってありました。
当時としてはさほど珍しい光景ではなかったのですが、お祭りをしている
ご神体は「龍神様」と聞き龍神信仰が道内にもあったことを初めて知ったのです。

龍神! 言葉の響きもそうですが「龍」の付く名前は別として (笑)
中国風水のアイテムとして、お客様には龍の置物を玄関やお部屋に置く
ことをお勧めしています。

私自身も風水の八卦鏡とあわせて玄関に置いていますが、効果はそれなりに
あると信じています。

ところで北海道の道南(檜山)地方には、龍神様を祀っている神社がある
ようです。
神社ではなくても、蝦夷地の時代に道内では最も早く拓けた上ノ国町には、
「神(かん)の道」伝説もあり、道南のパワースポットと言われています。

道の駅上ノ国裏手にある「海につながる神の道」


大澗ノ崎の窓岩






窓岩の上には鳥居が建てられています


【神(かん)の道伝説とは】
 海の龍神と山の女神が年に1度出会うという龍燈伝説
大澗ノ崎には窓岩があり、この穴に上が階段のようになっていて
「神の道」と呼ばれている。
 
この「神の道」から夜更けに不思議な燈が上がるが、これは
いわゆる「龍燈」で、海の神「龍神」が太平山の山の女神に逢いに、
「龍燈」となってシャンシャンと八幡牧野を通っていくという伝説がある。
数年前まで実際に沖合から「龍燈」を見たという人がいた。

 また、アイヌが太平山の洞窟に犬を放つと、犬は大澗近くに現れたといい、
小森の太平山の噴火口といわれている洞窟には満潮の夜には小蟹が戯れ、
海草が付着していたという話もある。


一方、松前藩が置かれていた松前町には多くの観光スポットがあります。
龍神様に関しては松前公園に龍雲院という古刹があるようです。
残念ながら私は足を運んではいませんが、北斗市まで新幹線が通じたので
函館、福島、松前、上ノ国、江差町は新たな観光ルートとして注目をされる
ようになるでしょうね。



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