髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

「戦火の馬」の評価は?私の満足度はたかいけれど。

2012-02-26 14:52:57 | 映画(DVD)

主役は期待の新人ジェレミー・アービン(アルバート役)とジョーイ役のお馬さん
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



S・スピルバーグ監督の「戦火の馬-War Horse

封切は3月2日だったと思いますが。

先行して見る機会があったので、とりあえず感想を書きます。

この作品は今年のアカデミー賞ノミネート作品ですが、さすがS・スピルバーグさんでした。

TVでスポット広告作品は、観てガッカリ作品が多いなか、満足度は90%でしょうか。

この作品、原作が良いのでしょうね。

調べてみると原作はイギリスの作家マイケル・モーパーゴ(1982年出版)と聞いても?

あまり聞き覚えがない作家だと思いますが、この方の作品は児童文学主体らしいです。


第一次世界大戦前夜のイギリスの農村で、1頭の美しい馬が貧しい農家にひきとられます。

映画冒頭に物語の伏線が描かれていますが、この馬は農耕馬ではなくサラブレッドとの混血。

競り市で主人公となるアルバートの父親が、一目惚れしてしまい無理をして高額で買うのですが、

畑を耕すには向いていない馬です・・・。



もう一人(?)主人公となるジョーイ(馬)が1歳未満の子馬の頃から大人になるまでを

描いていますが、撮影での裏話ではそれぞれのシーンを撮るために、1歳未満の子馬、1歳馬、

ティーンエイジ馬、青春期の馬、そして大人の馬と、様々な馬を手配し撮影をしたそうです。

動物映画の撮影は大変だと聞いたことがありますが、その苦労を頭において映画を見ると

この映画での撮影がとても苦労したことがわかります。



アルバートとジョーイの別れのシーンや死に行く同僚馬との何とももの悲しいシーンは、

画面に引きずり込まれるでしょう。

これまで競走馬が主役になった、「夢駈ける馬ドリーマー」「シービスケット」「セクレタリアト」

など「馬の名画」がありますが、本作は
動物好き馬好きな人はぜひ見て損はありません。



またお母さん役で出ている、エミリー・ワトソン(クレイドル・ウィル・ロック
アンジェラの灰 (1999)←とても良い映画です)の演技が光っています。




今年のオスカーには手が届かないかも知れませんが、果たしてS・スピルバーグ監督は

3度目の受賞がなるかどうか・・。

とても興味がありますね。



プーさんの映画~「きみがくれた未来」「ヒア・アフター」「アイ・アム・ナンバー4」

2011-09-15 07:14:35 | 映画(DVD)



★きみがくれた未来★
出演:ザック・エフロン、アマンダ・クルー、キム・ベイシンガー(2010米)
キム・ベイシンガーが出演となっていたが、チャーリーと弟サムの母親役でチョイ役でした。
この映画は、固い絆で結ばれた弟を亡くし、苦悩する青年チャーリー(ザック・エフロン)が弟の
ゴーストと出会い、自らの人生を見つめ直す姿が描かれています。
サム役にはチャーリー・ターハン、ヨットレースのライバルだった高校時代の同級生テス役には
アマンダ・クルーと私が知らない俳優ばかりでしたが、何故か最近の映画はゴースト物や霊的
現象物、タイムスリップものが多いようです。
それでも最後まで飛ばすことなく見れたので、ラブ・ファンタジー物語としては及第点の60点
が妥当でしょうか。



★ヒア・アフター(Hereafter)★
監督:クリント・イーストウッド/出演:セシル・ドゥ・フランス、 ジェイ・モーア、マット・デイモン(2010米)

東北大震災後に公開予定のはずでしたが、津波の惨事もあり生々しいスマトラ沖地震を題材にした
この映画は落ち着くまで見ないと決めていて、ようやく観てみました。
最初の津波シーンを見て途中で止めた映画でしたが、内容は霊死体験をしたフランスのジャーナリスト
(セシル・ドゥ・フランス)とイギリスで交通事故で双子の兄を亡くした弟マーカスの兄と会いたい想い。
そしてかって霊能者として活躍をしていたジョージ(マット・デイモン)が導かれるように、ロンドンで出会い
そして・・・という、なかなか構成がしっかりとした秀作でした。
さすが監督として名作を作って来たクリント・イーストウッドと言えます。私の好みのマット・デイモンが
出ていたということもあり点数は87点としました。



★アイ・アム・ナンバー4★
主演のアレックス・ペティファー・・やっぱりこの俳優さんも知らないんです(汗)
SF映画としてはX-MENがまだ面白いかもです。
潜在的な特殊能力を持ち、その能力にも自らの使命にも気づかぬまま、何者かに命を狙われ
逃亡者として生きる孤独な9人。
アメリカの田舎町でジョン・スミスという名で暮らす青年のパワーが覚醒した時、彼は見えざる
敵から逃げるのをやめ、戦う決意をするという話。(@ぴあ映画から)
残念ながら評価は53点。3点は配した女優がなかなか可愛いいからです。



プーさんの映画~今年前半の話題作「シャンハイ」「ラビット・ホール」

2011-09-02 21:26:31 | 映画(DVD)





8月20日公開された中・米合作映画「シャンハイ」は渡辺謙と菊池凛子が出演し結構話題をふりまいたに関わらず、100点満点なら65点。
内容は真珠湾攻撃前夜の日米中入り乱れてのスパイ映画と言えるのでしょうが中・米映画ということもあり、
南京虐殺を肯定し上海租界でも日本兵がむやみやたらと銃を乱射し虐殺をするなど、史実とは違うピント外れの映画にがっかりでした。

主演のジョン・キューザックはまぁまぁでしたが、もう一人の主役コーン・リーはイマイチ。
結婚をしたせいなのかは分かりませんが、以前の輝きはどんどん薄れている感は否めず。
渡辺謙は今回も敵役でしたが、バットマンビギンズ(2005年)のケン・ワタナベとどうしてもダブってしまい、脚本を読んで引き受けた(・・;)
というコメントも・・・ウ~ンとうなるしか・・・・。
菊池凛子のシーンは、ラスト近くでようやく存在感を発揮するも、あらすじが良くわからずやっぱり見終わったら「よくワカラン」という映画でした。
まぁコーンリーの夫役チョウ・ヨンファが頑張ったので5点プラスの65点となった次第です。
渡辺謙さんの評価は全くできない映画でした(´;ω;`)


★今年は注目の映画が少なく、「これは絶対にオススメ作品」というのがないのでちょっと寂しいのですが、
その中でも佳作と思われる作品を紹介しておきます。



映画『ラビット・ホール』 - シネマトゥデイ

多分11月に公開されるんじゃないかと思いますが、ニコール・キッドマン主演のヒューマンドラマです。
交通事故で我が子を失った母親と、その事故で命を奪ったティーンエイジャーの少年との物語。
「オーストラリア」以降映画出演のなかった彼女としての作品ですが、けっこうジ~ンと来る映画です。
2007年のマーゴット・ウェディングでは、良い味を出しながらも日本未公開映画となり。
(マァマァいい映画だったんですけど)
オーストラリアで見事に復活をした二コールとしては、渾身の作品かも。

見る機会(DVD)があると思いますから是非オススメの映画です('∀`)


映画・映画!「ラビット・ホール」~二コール・キッドマン

2011-07-23 16:38:05 | 映画(DVD)



ニコール・キッドマン主演の新作映画「ラビット・ホール」(RABBIT HOLE)

今秋11月5日に封切になるようです。

事故で息子を失った夫婦の葛藤を描いた秀作ですが、悲嘆の果てに指先まで凍りつくほど

冷たくなってしまった母親役は、彼女のはまり役といえるでしょう。

ブロードウェイで人気を博しピューリッツァー賞を受賞した同名劇の映画権を手に入れた

のも彼女なので、作品ではかなりの好演をしています。


夫役には「ブラック・ダリア」(リー・ブランチャード警部役)や「ダークナイト」などに

出演したアローン・エッカートです。



ニコール・キッドマンといえば、トム・クルーズがどうしても思い浮かびますが、

彼の新作「ミッションインポッシブル4-ゴーストプロトコル」も12月に公開されそうです。

今秋は期待の作品が数多く見られそうですね。

*追記:お勧めDVD*

ニコール・キッドマン作品の中でジョージ・クルーニーとの共演作に「ピース・メーカー」

 (1997年作品)があります。

実は私も先日まで見ていなかった作品ですが、珍しいことにジョージ・クルーニーとの濡れ

場は一切なし。

トム・クルーズと離婚成立後(2001年)は、コールドマウンテンや白いカラスで相手役

とのベッドシーンはあるのに、やはり「アイ・ワズ・シャット」での夫婦の激しい濡れ場

までは控えていたのでしょうか。

作品中、オーストラリアロケでは、ラブシーンの挿入があっても良いと思ったのですが、

単なる助平爺の思惑でしょうか(笑)


映画・映画!「ブレイキング・ポイント」~ケイト・ベッキンセイル

2011-05-26 11:13:14 | 映画(DVD)

何ごともない時
人は周りを信頼している

すべてに秩序が

そう信じる人々は無邪気だ

いつも変わらぬ空の下

私たちは希望を持ち
夢を見て 笑う

道を見出し 見失う

終わりは始まり

壊れたものも
またひとつになる



未公開映画「ブレイキング・ポイント」のエンディングに流れる意味シンな「詩?」

この映画って豪華な出演者陣なのに、内容がイマイチ分からないためなのか、劇場公開には

至っていないんですね。

物語はミシガン州の小さな街で起こる、銃乱射事件に遭遇したそれぞれの

人達の人生模様をたまたま現場から立ち去り難を逃れた医者や、現場に居

合わせた人々のその後の葛藤を描いた作品です。



 ケイトベッキンセイル(Kate Beckinsale)

出演は「もしも昨日が選べたら」「ホワイトアウト」のケイト・ベッキンセイル。

「英国王のスピーチ」でエドワード8世役を演じたガイ・ピアース。

そして「アイ・アム・サム」や「夢駆ける馬ドリーマー」で名子役ぶりを発揮

したダコタ・ファニング。

そしてそして鶴瓶師匠がハリウッドに舞い降りたら、きっとこの俳優になると

私は思いこんでいる(笑)

とても好きな俳優の一人フォレスト・ウィッテカーときたら期待をするなと

いうのが無理・・・。

で・・・最後まで真面目に見ても、主人公が沢山なので集中力は分散して

しまい、途中下車とも考えたけど、結局最後まで見ることに・・・。

何を言いたい映画なのかは分かったけど、出演者に気配りをした欲張り映画と

なったのが残念・・・。

でもそれぞれの俳優さんの個性を出した演技は抜群でした。


フォレスト・ウィッテカーといえば、「クライング・ゲーム」での黒人兵士

ジョディ役は今でも鮮烈な印象を残しているが、2009年に撮った「パウダー

・ブルー」(日本未公開)での人生に疲れ果てた元司祭役でも存在感は十分に

出していました。

この映画はジェシカ・ビールがストリッパーを演じるということでとても話題

になりましたが、残念ながら日本では未公開でした。

まもなく日本でDVDは発売されるでしょう。(希望的観測ですが・・・)



 ジェシカ・ビールさん




 パウダー・ブルーでのストリップシーン


なお「ゴースト ニューヨークの幻」デミー・ムーアと共演して一躍有名になった、

パトリック・スウェイジはこの映画を撮り終わった後に癌で世を去っています。

相変わらずグダグダと書き綴ってしまいましたが、最近は不景気のせいなのか、

内容に難があると配給会社も二の足を踏む傾向があるようです。

されど莫大な宣伝費を投じて公開される映画に期待を抱き足を運んでも、

「拍子抜け」「ガッカリ」という映画の多いことも事実ですね。

配給会社の人は、良い映画をどしどしと見つけて公開して欲しいのですが・・

時代が変わったのでしょうね~。

なおダコタ・ファニングの「ランナウェイズ」は、結構いいですよ~。


映画・映画!「ザ・メカニック」~ジェイソン・ステイサム 未公開作品「テンプル・グランディン」

2011-04-26 15:53:48 | 映画(DVD)

大震災後は映画館の入場者が増えたと何かで読んだ記憶がある

「最近おもしろかった映画は?」と聞かれることが多いが

これは絶対お奨め!!という作品にはなかなか巡り合えない。

特に邦画と韓国映画はまるで駄目(~_~;)

それでも何作かは気になる映画と考えさせられる映画があったので

公開または未公開の感想と私なりの採点を書くことに・・。



「ザ・メカニック」(公開未定)

過去にオリジナルでの主演は、’72年にチャールズ・ブロンソン、その弟子役

には、ジャン-マイケル・ヴィンセントが出演したリメイク作品。

この作品では、ジェイソン・ステイサムとベン・フォスターというコンビに。

ストーリは、非情な殺し屋と父親をアーサー・ビショップ(J・ステイサム)に

殺されたことも知らず弟子として教育を受けるステーブ(ベン・フォスター)。

ラストまで様々な殺しのトリックがあり、前作とは違った楽しみ方があるが

大人も子供も楽しめる映画に仕上がっている。

それにしてもJ・ステイサムは渋い。トランスポーターとは一味違う役柄が

唯一の見どころか。(評価★★★★☆ 72点)



「テンプル・グランディン」

人物像と言うよりも実在の人物の半生を描いた作品。日本でなぜ公開をしないかが

わからない。DVDが先になるかもしれないが、配給会社はいづれ近いうちに日本で公開をするだろう。

内容は幼児期から自閉症と診断されながらも、現在コロラド州立大学准教授となった女性の

半生を描いた作品。自閉症と言ってもいろいろあるようだが(私は詳しくない)、彼女の場合には

社会復帰が可能な高機能自閉症だったとのこと。それにしても凡人の私には、映画と一体化して観る

よりも、傍観者としての驚きがすべてだった。動物(牛)の目線に立っての、さまざまな試みは、

大人目線での現在の子供に対する親たちへの警鐘のような気がした。

主演のクレア・デインズは名演技をしているが、彼女はレオナルド・ディカプリオと

「ロミオ+ジュリエット」ではジュリエットを演じている(私は見てはいない)らしいが、

それにしても素晴らしい映画に仕上がっている。男女を問わず公開されたら必見の一作。

(評価は甘めでも★★★★☆ 96点)



3作目は何を書こうかと迷ったが、邦画「ヌードの夜 ~愛は惜しみなく奪う~」

劇画作家であり映画監督もこなす石井隆監督の作品。

「天使のはらわたシリーズ」は石井監督の劇画を日活が撮り、この作品での「名美」は

劇画ファン以外にも一躍クローズアップされた。


前作の「ヌードの夜」は、今回同様竹中直人と名美役には余貴美子だったが、見たはず

なのに印象がまったく残っていない。

むしろその後に発表された「夜がまた来る」の夏川結衣名美役が印象的だ。ラストで名美に

撃たれる村木(根津甚八)との演技で彼女は大きく飛躍をしていくことに。

前置きが長過ぎたが、今回の映画の目玉はれん役演ずる佐藤寛子の体当たり演技か?

紅次郎役の竹中直人も相変わらず飄々とした良い演技をしているが、ラストに延々と続く

オールヌードでの演技は評価が分かれるだろう。

それにしても欠点が見られないスタイルでのヘア露出映画は、最近では記憶がないが。

内容はともかく、佐藤寛子に拍手

また大竹しのぶの怪演にも拍手だ。

私の評価は、シャイな竹中直人のベッドシーンが良く演じたこともあり(評価★★★☆☆ 63点)

*女刑事役で出ていた東風万智子って・・・誰?と思ったら、真中瞳だった。
 これからは、もっと映画にでてくるだろう。


映画・映画!第83回アカデミー賞ノミネート作品「トゥール・グリッド」

2011-03-18 00:05:08 | 映画(DVD)



今日3月18日公開の第83回アカデミー賞ノミネート作品「トゥール・グリッド」

大震災のニュース報道中の公開となったが、スティーヴン・スピルバーグが製作

総指揮をとり、監督はコーエン兄弟となれば、期待をするなというのが無理です。

出演者も大酒呑みでそろそろ引退かという、片目の保安官コグバーン役にジェフ

・ブリッジス(とってもいい味を出しています)。

元はテキサスレンジャーに所属し、今は賞金稼ぎとなっているラビーフ役には

マット・デーモンというキャスティングだが、最も注目されるべきは、父親の

敵討ちを依頼するマティ・ロス役のヘイリー・スタインフェルドがとても新鮮。

この作品で助演女優賞にノミネートされたのは十分に納得ができます。

彼女はこの映画を撮った時には、若干13歳だったはずだが、スクリーンでは

どう見ても実年齢に見えない大人びた魅力は、将来確実に大スターになっていく予感。

大注目株と言えるでしょう。

彼女はアカデミー賞発表前の2月に来日しているが、その時のインタビューで

記者から「共演したジェフ・ブリッジスとマット・デイモン、どちらが好み?」

と質問をされると、「うーん、わからない! 2人ともすてきな人よ」と思わず

赤面する場面もあったとのこと。

目標としている女優はダイアン・レインらしいが、遙かにダイアン・レインは

越えていくだろう。
西部劇であっても女性が観て楽しめる一作。

ラストでは蛇にかまれて・・というシーンが・・・・。
ちなみにこの映画は、1969年のジョン・ウェイン主演の名作西部劇映画の

「勇気ある追跡」のリメイク作品です。

ジョン・ウェイン好きの人なら必ず見ている作品ですね。


 


同じく第83回アカデミー賞ノミネート作品の「127時間」(2011年6月公開)

登山家アーロン・ラルストンが体験した実話を監督ダニー・ボイル、ジェームズ

・フランコ主演で映画化した作品。

03年、当時27歳だったアーロン(フランコ)は一人でユタの険しい谷へロック

クライミングに行くが、誰も通りそうにない谷間で落下し、右手を岩に挟まれて

しまう。

そこから5日間、身動きの取れなくなったアーロンは必死に脱出をはかるが……。

感想は映画だから助かるというのが分かっているだけに、イライラ感がつのる。

私はあまり好きな映画とは言えなかったが、ジェームズ・フランコの熱演は光る。




熱演が光ると言えば、惜しくも「英国王のスピーチ」で助演男優賞にノミネート

されたジェフリー・ラッシュ。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのバルボッサ役でお馴染みの俳優だ。

今回はいけると思っていたが、残念ながら「ザ・ファイター」のクリスチャン

・ベールにさらわれた。

ザ・ファイターは観ていないので何とも言えないが、今回は獲ってほしかった俳優。

この作品はすでに公開をされているが、なぜオスカーを獲ったのが?だった。


ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011は今日開幕

2011-02-24 02:28:19 | 映画(DVD)
昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010は「シュアリー・サムデイ」のオープニングで始まり、『グリーン・ゾーン』『シャーロック・ホームズ』などの話題作や堤真一&夏川結衣主演の『孤高のメス』などを上映し成功の内に終わりました。

その「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011」が2月24日~2月28日まで夕張市内で開催されます。
さて今年はディズニー作品の『塔の上のラプンツェル』がオープニング作品に。
ウォルト・ディズニーの生前から企画されていた”幻の作品”を「トイ・ストーリー」シリーズを手がけるジョン・ラセターと、「美女と野獣」「リトル・マーメイド」などを手がけた伝説的アニメーター、グレン・キーンらの手によって、遂に映画化となった期待作です。



明日25日は、イ・ビョンホン主演の韓国映画『悪魔を見た』です。この映画は連続誘拐・殺人を犯すサイコ犯に婚約者を殺された国家情報院の警護要員のスヒョン(イ・ビョンホン)が、犯人を追いつめていく復讐劇。
韓国では最も残酷な映画ということで、18禁映画として上映されたそうです。
韓流ファンなら、主演がイ・ビョンホンということで、「見てみたい」という興味をそそられるでしょうが・・・。
残虐なシーンにどこまで耐えられるか・・私は、プーさんの隠れ家の『戦火の中で』のコメントのように、刺激が強すぎて退いてしまった作品ですが。
ただし、狂気に走る犯人役のチェ・ミンシクの熱演は見ものです。



そして26日は、今回の映画祭りで最も注目作と言われている『神々と男たち』が、いよいよ日本で初公開されます。
昨年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。またフランスのアカデミー賞と呼ばれるセザール賞では、作品賞をはじめ監督賞・主演男優賞など主要部門を含む10部門11ノミネートの実績を残し、フランスで公開後4週連続1位に輝き304万人を動員するなど、社会現象を巻き起こした作品です。
この作品は15年前に起きた「フランス人修道士誘拐・殺害テロ事件」を基にした映画だそうですが、残念ながら私は見ていません。この映画祭に足を運ぶことは、日程的にも無理なので後日の楽しみとします。

その他にも邦画では、最近TV出演をよくしている青森のブス犬ちゃんを主役とした『わさお』や、エンディング作品となった
『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』(竹野内豊、水川あさみ、樹木希林、片桐はいり)など興味ある作品の数々が上映されます。

日本の地域社会の縮図ともいえる過疎の町となった「夕張(ゆうばり)」が、「どっこいまだ夕張は生きている」と全国に伝えるイベントでもあります。
北海道民として、今年で21回目を迎えた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011」の成功と無事終了を祈ることとします。
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いま評判の映画『ハーブ&ドロシー』佐々木芽生監督とは

2011-02-16 06:33:54 | 映画(DVD)



とても素晴らしいドキュメンタリー映画と海外でも好評の作品の紹介です。
監督の佐々木芽生さんは札幌出身の女性監督。
残念ながら私はまだ『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』は今のところ札幌では公開されていないので観ていませんが、とても興味を覚えました。(札幌公開は4月2日シアターキノでロードショウ)
先日TV出演をされた時が、初めて彼女との出会い(TVじゃ出会いと言わないか・・・)でしたが、話を聞いて「この映画はきっとヒットする」と感じました。

また彼女の生き方も道産子らしいサクセスストーリーといえます。
日本の映画配給会社「東北新社」に勤務後、1987年に渡米。NHKのニュースディレクターやレポーターとして活躍。
世界40ヶ国以上を飛び回りTV番組の制作に従事する。
2002年に自身のプロダクション「Fine Line Media」を設立。
初めて監督とプロデューサーを務めた映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』が今年6月に全米で公開され、各地の映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞や観客賞を受賞。

彼女の光と影を経験した生き方には、現代の女性がもつ逞しさとバイタリーティが感じられます。
詳しくは『i SeeNY.com』「第一線で輝くあの人のニューヨーク・サクセスストーリー」をご覧ください。
共感する人も多いはずです。
お近くの映画館に是非足を運ぶ価値は十分あると思いますよ。


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映画・映画!!第10回アカデミー賞「ゾラの生涯」

2011-02-03 01:49:36 | 映画(DVD)




今年公開された、映画「RED/レッド」の出演者には、悪徳武器商人役で

リチャード・ドレイフュスも出ています。

S・スティルバーグ監督の「未知との遭遇」や「スタンド・バイ・ミー」

など数多くの作品に出演していますが、「張り込み(1987)」では、

コミカルな刑事役を演じたりもして日本では結構知られたな俳優さんです。

 

実はリチャード・ドレイフュスをネットで検索していると彼は「ドレイファス事件」

アルフレッド・ドレフュスの末裔との噂もあると書かれていました。

「ドレイファス事件」といっても、フランスの歴史に詳しい方か映画に詳しい

人以外は知らないかもしれません。

アカデミー賞の過去を辿ると第10回アカデミー賞の作品賞&助演男優賞に

「ゾラの生涯」(1937年)という作品があります。

かの有名なフランスの文豪、エミール・ゾラを描いた作品ですが、成功後の

ゾラに大きな影響を与えるのが、ドイツ軍とのスパイ事件で冤罪の身となり

終身刑を科せられ「悪魔島」に流されることになった、フランス軍砲兵部隊

所属の参謀部将校ドレフェス大尉です。

 

後日、エミール・ゾラの活躍で無実の身となるのですが、「ゾラの生涯」では

ゾラとあの有名な仏画家セザンヌの友情と決別。

そして、ゾラと「ドレフェス事件」への関わりについて克明に描写し、ゾラの

自由と正義に対する揺るぎない信念を見事に描いていると言えるでしょう。

なお、この映画でドレフェス役を熱演したジョセフ・シルドクラウトは、助演

男優賞を獲得しています。

この2年後の第12回アカデミー賞はあの「風と共に去りぬ」が獲り、翌年には

アルフレッド・ヒッチコック監督が渡米後初めて撮った「レベッカ」が大賞を

獲得しています。

ハリウッド映画はこの頃から黄金期を迎えることになりますが、映画好きで

まだ見ていない人がいるなら、レンタルショップで借りて見ることをお勧めします。


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フィンランド映画といえば

2011-02-02 00:54:26 | 映画(DVD)
 フィンランドといえば、冬、雪、寂しい街並み、漆黒のバルト海、そしてスキーのノルディック種目が盛んな国というイメージが強い北欧の国です。
以前ブログで次回に書きますと言っていた映画「街のあかり」ようやく最後まで見ることができました。

 北欧三国ではスウェーデンが映画界をリードしてきた感があり、イングマール・ベルイマン監督(1956年の第7の封印はDVDあり)は世界的に有名な監督です。一方、女優陣ではグレタ・ガルボや「カサブランカ」や「ガス燈」で一世を風靡したイングリッド・バーグマン、男優では「第7の刻印」や昨年末に公開された「ロビンフッド」に出演していたマックス・フォン・シドー、「パイレーツ・オブ・カリビアン」でビル・ターナー役を演じたステッラン・スカーシュゴードなど、若い人は余り知らなくても、映画ファンなら誰もが聞いたか知っている名前があがります。



 しかし、フィンランドの映画となると私が知っている映画人は、2002年に「過去のない男」でカンヌ映画祭グランプリ作品を監督した、アキ・カウリスマキ監督のみ。
書いている私もこの映画を見るまでは、アキ・カウリスマキという名前はまったく知りませんでした。
この映画、過去の記憶を失った男が新しい人生を歩いて行く中で、様々な出会いのなかで再起をしていく中年男を描いていますいますが、無口な過去を忘れた男を演じる主人公役のマルッキィ・ペルトラとこの映画でカンヌ映画祭主演女優賞を獲得したカティ・オウティネンの演技は見る人を引き込むものがある感動作です。
(ストーリー)
ヘルシンキに流れ着いた一人の男(マルッキィ・ペルトラ)。彼は暴漢に襲われ、一命は取り止めるものの過去の記憶をすべて失ってしまう。やがて男は絶望の淵の中、救世軍の女性イルマ(カティ・オウティネン)と運命的な出会いをする。まもなく恋心が芽生え、互いに惹かれていく男とイルマ。それで活気づいた男は、救世軍主催のロック・コンサートを企画したりなど、だんだん行動的になっていく。しかしひょんなことから、銀行強盗に関与してしまった男は、新聞記事に載ってしまう。すると警察のもとに、男の妻(アイノ・セッポ)から連絡があった。過去が判明した男は、イルマとの別れを惜しみつつも、...

 この映画を見た時には、この監督にとても興味を覚えたものです。ラスト近くでは主人公が、日本食のお店と思えないレストランで「寿司と酒」を味わうシーンが出て来たのと、日本語のハワイアン音楽がBGMで流れるシーンがあったことも興味をそそった要因ですが、後で調べるとハワイアン音楽は「ハワイの夜」、歌っているのはなんとなんとあのクレージー・ケンバンドとは・・!!またこの映画は井筒和幸監督が大絶賛したとのことです。


そのアキ・カウリスマキ監督が2006年につくった映画が「町のあかり(Laitakaupungin Valot)」。
前作が良かっただけにとても期待をしたのですが、映画の評価は見た人によって分かれる作品でしょう。





(ストーリー)
ヘルシンキのビジネス街で夜警員として働く孤独な主人公コイスティネン(ヤンネ・フーティアイネン)が、ある日魅力的な女と出会う。 しかし彼女は、彼を利用して警備の厳しい宝石店荒らしを働こうとする悪党たちが送り込んできた罠だった。女に惚れ込んだ彼は、警察の尋問でも彼女のことを明かさない。悪党たちはそこまで読んで彼を利用したのだ。刑期を終え、社会復帰を目指す彼は、女が彼を利用したことを知り・・・。



カメラワークはとても興味深く、映像も綺麗。でも何故かイライラがつのる映画でした。
主人公のコイスティネンはただひたすら無口で、感情をまったく表に出さず、一人の男が悪女に翻弄されつつも自分の意思を貫く姿には・・・。日本人は共感を覚える?
あくまでも映画ですから、見る視点が違うのはわかります。
でもラストまで見ての感想は、残念ながら★★☆☆☆でした。
夜遅くに見ると落ち込む映画かも知れませんね。
映画に出てくるパンがとても美味しそうでした・・・。


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映画 ・映画!マルチ・サーカズム(DVD)

2011-01-26 20:26:23 | 映画(DVD)



どんな内容かな・・期待をせずに見たら結構面白い映画でした。

一度成功をして幸せな家庭生活を送っていた建築家が、ある時自分の生活に

矛盾を感じて、芝居の台本を書くことに・・・。

まだ脚本など書いた事のない主人公の悪銭苦闘が始まりますが、そんな彼に

妻は心が離れ会話も少なく、やがて妻と子を失い、大学時代からの女友達に

酔って愛を打ち明けても「今更何を・・」と言われすっかり落ち込む彼。

なんだかどこにでもあるようなストーリーですが、いま夫婦とは?妻とは?

そして子供を思う両親の選択は?・・と、離婚を考えている男女は是非見て

欲しい一作です。


出演は主人公のガブリエル(ガブ)には、メグ・ライアンの「男と女の取扱説明書」

で夫役を演じたティモシー・ハットンが、キャリアウーマンの妻役を演じるのは

ラスト・クルセイダーズのミラ・ソルヴィィノです。

女友達役にはTVドラマ「ホワイトハウス」でバートレット大統領夫人役を

演じたストッカード・チャニングが好演しています。

なぜかこの映画日本未公開作品ですが、作品はこじんまりとまとまっていると

関心をしたのですが皆様はどうかな?

英語が苦手な人には、スラングが少なく字幕を見ないでもいける映画かも。

2010.12月にDVDは発売されています。


今年は春にかけて面白映画が目白押し

2011-01-19 02:28:26 | 映画(DVD)

映画『ツーリスト』2011年3月5日(土)公開

評論家は酷評だった映画

ジョニーディップとアンジ―共演だから期待し過ぎだったせいなのかも

濡れ場はまったくなしですあったのはキスシーンだけ。

でも私はそんなに悪くはないと思ったけどねェ~

題名から浮かぶストーリとはかなり違いましたが・・

ラストはヨットで地中海へ、やっぱり007だよね~

ゴールデングローブ賞は残念ながら落選?

そのGグローブ賞を獲ったのが
「ソーシャル・ネットワーク」2011年1月15日(土)に公開されたばかりです

そんなに期待はしていなかったのですが

なるほどGグローブ賞4部門獲ったのは判ります

いまでは誰もが知っているSNSを作った若者の物語

作ったきっかけが面白いですね。

私はmixiは自分でもやっていますが、フェースブック(Facebook)は

知りませんでした

この映画を機会にFACEBOOKが日本でも流行るんでしょうか

只今上映中・・余り期待すると「アンストッパブル」のようにがっかりします。

そういえばD・ワシントンは作品選んで出ているのでしょうか

アンストッパブルでは、定年を控えた機関士役を演じましたが、

宣伝が先走りましたね~

映画『ブラック・スワン』予告編 - シネマトゥデイ


そして今年のG・グローブ主演女優賞は下馬評通り

「ブラックスワン」のナタリー・ポートマンに

この映画はっきり言って前半はつまらない

何故って「私はバレーに興味がない凡人」だし

何となく先が読める感じ・・


たしかにこの映画のナタリー・ポートマンは

「スワン・クィーン」のニナ役を見事演じ切っています。


第二のアンジ―と言われているミラ・クニスとのカラミもあり

後半は一気に・・・でもね~女性は必見の映画化もしれません。

日本ではGW公開らしいです。


映画・映画!「RED/レッド」は面白い

2010-12-21 14:05:51 | 映画(DVD)



来年一月公開の「RED/レッド」!!

ダイハードでトップスターとなり、今年はコップ・アウト~刑事(デカ)した

奴ら~で間抜けけな刑事コンビを演じたブルース・ウィルス

最近では大統領から詐欺師までどんな役柄もこなすモーガン・フリーマンが

出演ならまず映画ファンなら期待をするでしょう。

その他、最近では「チェンジリング」でアンジーを助ける牧師役を演じた

ジョン・マルコヴィッチや英TVドラマ「第一容疑者」のテニスン警部役で

世界的に有名になったヘレン・ミレン

そうちょっと渋めのオバさん警視です。

昔、NHKで放送後スカパーでも再放送していました。

この女優さんは映画「クィーン」で2006アカデミー賞(主演女優賞)も

とっている、英国が誇る大女優さんです。






これだけの豪華キャストなら、面白くないわけがない

実際どうなの

オモロイです

監督はこの作品が4作目のロベルト・シュヴェンケ。

知らない人も多いでしょうが「フライトプラン」(主演J・フォスター)の

監督です。


あらすじはこちらを読んでください。テンポもいいし、ストーリーもよし

ですね


映画・映画!! 「ロビン・フッド」~ラッセル・クロウ

2010-10-27 03:52:53 | 映画(DVD)



ラッセル・クロウとケイト・ブランシェット主演の注目映画ロビン・フッドが

12月10日にいよいよ公開されます。

ロビン・フッドと聞けば、シャーウッドの森に潜み悪代官をやっつけるスーパー

・ヒーローがいままでの映画。

最近では頭の禿げ具合が目立つケビン・コスナーが演じた「ロビンフッド」(1991)

や007の大御所ショーン・コネリーとオードリー・ヘップバーンの「ロビンと

マリアン」(1976)などがありますが、いずれもストーリーは「正義が悪を懲ら

しめる」といった展開です。

今回のストーリは、マリアン(ケイト・ブランシェットが良い)はすでにイン

グランドの騎士ロバート・ロクスレーと結婚をしていたというのが違うところか?

野性味あふれるロビン・フッドがなぜシャーウッドの森にマリアンとこもるかは、

最後まで見ないと分かりません。

敵役で存在感を出すのが、TV映画「第一容疑者」や「炎の英雄シャープ」などで

演技が認められ、昨年公開された「シャーロック・ホームズ」(ロバート・ダぅにーJR)

ではヘンリー・ブラックウッド卿を演じたマーク・ストロングが好演しています。

余談ですがシャーロック・ホームズは現在続編に取り掛かっていて、いよいよ

モリアティー教授が登場するとのこと。来年12月に全米公開予定とか・・。

この映画の評価は「プ-さんの隠れ家」を読んでください。

プーさんの隠れ家→ラッセル・クロウのロビンフッド


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