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高齢者のケア3. 膀胱炎 尿道炎

2021-09-28 23:35:09 | 高齢者のケア 漢方 お灸


高齢者の方だけではありませんが、体に冷えが入ったり、免疫が落ちてくると特に女性は、膀胱炎、尿道炎などになる方々が多いものです。前回前々回でお話をした、歯科治療や抜歯の後も注意いたしましょう。また、それほど重い症状ではなくとも、いつもの様に尿が出ない、尿意があまりない、、などの症状に対応する方法をお伝えいたします。

1.足首の内側の踝(くるぶし)の上から、ソックスの高さまでを、軽く握った拳の指側で、よくさする。
これは、1-2分でよろしいです。このさする部分の途中に三陰交という婦人科系と泌尿器科系に大変よく効くツボがあります。それを含んだ範囲を気持ちよくさすってあげましょう。

2.三陰交というツボに、せんねん灸をする。これは大変よく効きます。ツボの位置は検索をしますとすぐにわかります。お灸をするときのツボの位置は、500円玉ぐらいの範囲でずれ込んでも、十分効きますので、安心してお灸を楽しみましょう。

上記の1.2.の方法で、多くの場合は症状がおさまって、下腹部も温まって一件落着となる場合が多いものです。すっと気持ちよく排尿ができるようになるでしょう。

3.もし、お灸ができない場合、状況が許すなら、高齢の方でも気軽にできる環境であれば、足湯をするのもよい方法です。
頭寒足熱というのが健康な人の体の状態であるのなら、逆も真なりで、こちらから足を温めることによって、先に足熱という状態を作り出すのです。そうすると、上下の熱の陰陽的な配置が整って、気も落ち着いて、下腹部の症状も消失いたします。
1.2.3.を一気にすべて行うのは、メリハリにかけてしまうので、過ぎたるは猶及ばざるが如しであります。

もし、膀胱炎、尿道炎で発熱が起きるようであれば、これは即西洋医師の診療を受けてください。あるいはお手元にある抗生物質を服用することも必要です。
膀胱の先には腎臓があり、これにダメージを受けることは大変危険です。
しかし、医師による医薬品でこのような症状を抑えた後にも、これらの治療や漢方薬を使って、完全にこれを癒し、再発防止につなげることが可能です。

一連の症状に使われる漢方薬は 猪苓湯(ちょれいとう)、五苓散(ごれいさん)、五淋散(ごりんさん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などがあげられます。
もちろん体質を鑑みて処方をすることになるのですが、先ずは「猪苓湯」を常備しておけば、安心と言えましょう。


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漢方アメリカOnline 
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