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けい先生のつぼにくる話

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気が変になっている。前回の裏合谷の代りに使える漢方薬  桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

2013-10-04 00:24:16 | 東洋医学全般
前回は裏合谷のお灸をご紹介いたしました。
そんな熱い目にはあいたくないという方には、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)というのがあります。

これは本来瘀血(おけつ)があるために、気血の流れが悪くなっていて、このために熱がこもっておこる諸症状に使います。
この血の流れですが、本当に血液の流れが悪くなっている場合も含めて、たとえば「ご出産、重労働、過大なストレス、格闘技や交通事故で体にショックがかかった」などの場合にスムーズな体内の気や血や水分や意識の流れが悪くなって起きていると考えられます。

症状としましては、
瘀血があるために起る出血、生理痛、生理不順、子宮筋腫。
そして、やはり瘀血という背景のある、精神異常、便秘、皮膚病、肩こり、頭痛、動悸息切れ、冷えのぼせ、腰痛、膀胱炎、歯痛などが挙げられます。

要は瘀血があって、便秘をしていればこの桃核承気湯を使うことができるのです。
そして、これは上記の「精神異常」という項目に当てはまるため、「憑き物落しのお灸」に代わって使うことができます。

この漢方方剤の性質上、服用後に下痢か軟便が出て、症状が治まってゆきます。
今回は「憑き物落し」の話題に絡めたお話をしました。
しかし、瘀血という背景のある症状としてのお話は、過去の記事をご参考になさってください。その場合、通導散、桂枝茯苓丸そしてこの桃核承気湯をうまく使ってゆくことになります。

参考記事です。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%A4%AA%A4%B1%A4%C4

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