けい先生のつぼにくる話

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詠春拳の道場に入門したはなし。。。。

2012-11-13 19:24:50 | 圓功禅拳、古武術
先日、天下一武道大会のお話をいたしましたが、私は今、詠春拳(えいしゅんけん)という武術にはまっています。

この武術には実のところ18歳の頃から興味があったのです。

あれから32年、紆余曲折の浅い武道暦を経て、いきなり新規入門をいたしました。

入門のきっかけは、常連の患者さんだった60歳代の広東系2世のチュン氏とお話をしていたときの事です。

「中国武術を教えている弟がけい先生の処方する漢方薬に興味があるといっていたよ。打ち身や捻挫に効くいい漢方薬はないの?」との質問に「そうですね、、、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などがありますが、、、どんな武術ですか?」と話題が発展してゆきました。
すると「詠春拳(えいしゅんけん)だが」、、、とのこと。。。

なんと!詠春拳は18歳の頃、香港で当時の詠春拳の使い手の方に昼ごはんをおごってもらってから、ずっと因縁を感じていた拳法です。
しかし、今までずっとこれといった縁がなかったのです。渡米してきた13年前にも、正式に始めようと思ったことがあるのですが、オークランドにあったその道場(練習生が軟弱なヒモ系のチンピラみたいなのが多く、かなり怪しかった、)の先生がが急に逃げるようにいなくなってしまい、道場が崩壊してしまったりなどのことがあり、ちゃんとした道場に入門する事はありませんでした。

今回は、このチュン氏が善は急げだとばかりに、その場で道場主である弟さんに連絡を取ってくれたので、いきなり入門する事になりました。人は生きていると、いろいろな節目みたいなものがありますが、そのときの「勢い」を大切にしたいと思ったのです。

面白いことに、中華料理店でひと悶着あった時に一役かってくれた例の助手さんも「あたしもやる!若い頃、千葉真一の主催するジャパンアクションクラブに入りたいと思ったことあるからね!」と入門を決意いたしました。

道場主のチュン先生は私たちの入門を快く受け入れてくれました。
先生はその実兄である私の患者さんとも似ていて、温厚で且つ厳しさも漂う紳士でした。

あれから3ヶ月余り、道場での1回3時間近くの練習を週3回、更に毎朝1時間は基本訓練と、これまでの円功禅拳の足腰の鍛錬法をやり、だんだん基礎の基礎が練れてきたような気がします。
道場の諸先輩方とも仲良くなりました。

師匠や先輩方は皆、大会の前後や練習の後の私の鍼灸治療を喜んでくれて、ゴツい先輩も「ドクターK!何でも聞いてくれ!何でも教えるぜ!」と頼もしい限りです。

さて、さて、また面白いことになってきたぞ!
コメント
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