荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

とんねるずの巻。

2015年01月11日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


【夢対決2015 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!】という番組で、とんねるず・木梨憲武が殺意が芽生えるほどつまらなかった、という記事を読みました。

確かに木梨憲武のつまらなさは、近年ヒドかった気がします。

昔に比べますとバラエティ番組自体も観ていませんし、とんねるずの番組はしばらく観ていませんでした。

しかしながら【笑っていいとも!】の最終回、ホントに意味がなく、空気を読んでいないボケばかりをかましているのを観た時は、僕もちょっとムカついたくらいです。



とんねるずが登場した時のインパクトは凄かった。

1980年代初頭の漫才ブームと、やはり80年代後半のお笑い第三世代ブームのはざまに唯一ブレイクしたコンビといっても過言ではないでしょう。

ある一定の年齢層で、一定の地域に住んでいるヒトにしか分からない芸・話術で僕も大ファンでした。

有名な【オールナイトフジ】でのカメラぶっ壊し事件もリアルタイムで観ています。

また【トライアングル・ブルー】では素人の募集がありましたが、高校の友人と応募もしました。

しかしながら、やはり当時は石橋貴明あってのとんねるずです。

ある年の大晦日、【オールナイトフジ】のスペシャル版が生放送されましたが、体調を崩した石橋貴明が番組を休みました。

もちろん、この時、木梨憲武がひとりでネタをやるのですが、これが驚くほどつまらなかったのです。

『新し過ぎるネタ、いずれ評価されるだろう』的なフォローを自分で入れていました。

その後、多くの番組を生み出しましたが、木梨憲武が大化けしたのは【とんねるずのみなさんのおかげです】。

とくに【仮面ノリダー】は、それまでの支持層であった中高生から大きく下回り、児童層の人気を獲得しました。

さて、一見、粗暴な石橋貴明ですが非常に勉強家であり、努力肌のタレントだなぁ、と認識するのに時間はかかりませんでした。

一方、木梨憲武は明らかに瞬発力のみのタレント。

上手く爆発すれば問題ありませんが、不発の時は最悪です。

石橋貴明は『芸はノリタケの方が上。あいつには才能がある』と語った事がありましたが、謙遜過ぎますね。

また、ブラザー・コーンが『タカアキは常識人、ノリタケの方がヤバい』と言っていたのを思い出しました。

まぁ、ふたり共結構イイ歳。

そろそろ潮時かも知れません。

ただ【夜のヒットスタジオ】で希少な蘭を木梨憲武が食っちゃった時は、腹をかかえて爆笑しましたが。




【トライアングル・ブルー】で共演していた川上麻衣子。

石橋貴明から【上海豚】とか【広東カバ】とか【北京象】とか呼ばれていたものです。

15年ほど前、スウェーデン大使館で本人を見かけましたが、顔が小さく、細見のキレいなヒトでした。

芸能人ってやっぱ違うものですね。


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