荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

藤村俊二の巻。

2017年02月02日 | 日毎ニュースに正義の理想を




【おヒョイさん】こと藤村俊二氏が亡くなりました。

享年82歳。

年齢を鑑みれば大往生でしょう。

さて、このおヒョイさん、ず~っとテレビで観ておりましたが、子ども心に『このヒトって何屋さんなんだろう?』と不思議に思っておりました。

ドラマには出るけど、さりとてあんまり出る訳でも無い。

バラエティ番組にはよく出るけど、とくべつ面白い事を言う訳でも無い。

今の時代になってようやく『あ~、いわゆるタレントってヤツか』と合点がいったのです。

しかしながら、本人としては【タレント】という肩書きが嫌いで【アクター(俳優)】を自認していた、とウィキにありました。

う~ん、そりゃ無理だろ。

おヒョイさん出演のドラマなんて、【西遊記II】と【王様のレストラン】位しか覚えてないもん。



訃報のネットニュースに『温厚で素敵な方でした』とコメントしてる一般ピープルが居ましたが、それは間違い。

盟友・愛川欽也が『おヒョイは気が短く、激しい性格』と語っていた事がありますから。

イメージでしかコメント出来ないヒトが多くて嫌になりますな。



おヒョイさんは、とてもおカネ持ちの家に生まれております。

『若い頃、僕たちは貧乏でカツカツ。食うのも大変だったのに、おヒョイだけは良いモン食って、良い服着てた』

と、やはり愛川キンキンが言ってました。

あの飄々とした佇まいは、生まれ育ちから来るのですね。

確かに愛川キンキンのガツガツした芸風とは、真逆。

いや~、『三つ子の魂百まで』とはよく言ったもの。

つくづく生まれるならおカネ持ちですね。

ご冥福をお祈りします。



『還暦を過ぎたら、仕事はひとつにしぼりこみなさい。やりたいことはあるだろうけど、ひとつにしぼって、その仕事に満足して死ぬのが大往生』山口瞳(ニッポンの作家・1926~1995)

過去の関連記事。
アイロンがけの巻。


【西遊記II】メンバー。でも【II】より【I】だよな~、やっぱ。


最新の画像もっと見る