ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

模倣品 クラウドで対策 タグで情報管理、スマホで確認 機密保持も可能に キャノンITS…

2016-03-23 23:20:18 | NewsPaper
模造品対策のシステムが
過去にどれほどあったのか
気になるものです…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『模倣品 クラウドで対策
 キャノンITS
 タグで情報管理、スマホで確認
 機密保持も可能に』

キャノンITソリューションズが製造業など向けに
模倣品対策用のクラウドサービスを始める

という記事

「C2V Connected(シーツーヴィ・コネクティッド)」
とよばれるこのサービス

企業が正規品の箱や放送に「コネクティッドタグ」と名付けた
ICタグやQRコードを取り付け、それぞれの情報をクラウド上に登録

製品を購入した取引先や消費者はスマホなどで
ICタグやQRコードを読み込むと、クラウド上の
データと照合して正規品であるかどうかを確認
できる仕組み

https://www.canon-its.co.jp/news/detail/20160323c2v.htmlより

通常の正規品であれば、特に意味がないようなシステム
だと感じるかもしれませんが、模倣品が混じっていれば
効果を発揮できるシステムとなります

企業が各国の税関で模倣品を取り締まってもらう場合
事前にロゴなどを見分けるためのポイントを登録する
必要がありました

これは、情報が漏れた際には模倣がしやすくなるリスクがあり
登録をためらう企業が多かったのだとか…

今回のサービスによってオンラインシステム上に
タグやQRコードのデータを登録するだけで済み
機密事項の漏洩を防止できるとしています

キャノンITSとしては、製造業のほか、商社、商品ラベルを
販売している印刷会社などので採用を見込む

大日本印刷や凸版印刷が開発しそうなサービスではありますが
結果としてどれほど模倣品の減少につながっていくのか
その実績はどうなっていくのか楽しみにしたいものです