ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

電子お薬手帳 効能高く 4月に診療報酬改定、普及へ…

2016-03-08 23:17:42 | NewsPaper
電子お薬手帳がいよいよ
普及していくかもしれません…


本日の日経産業新聞から1面からこの記事をピックアップ
『電子お薬手帳 効能高く
 4月に診療報酬改定、普及へ』

個人の服薬履歴をネット技術で記す
「電子お薬手帳」の利用が広がりそうだ
という記事

通常のお薬手帳は患者ごとに薬の種類や量
アレルギー情報を記す紙の冊子

薬の併用や副作用を防ぐ効果はあるが
厚生労働省の調査によると必ず持参する人は
3割にとどまるのだとか

紛失リスクもあり、スマホを使い
クラウドで更新・確認できれば
忘れたり、なくしたりするリスクはなくなる

薬局側のメリットとしては、患者の服薬歴を
見落とす事がなくなり、患者に合った服薬指導が
できれば、リピーターが増えると分析しています

4月から紙の手帳に記入する場合と同様の診療報酬が出るようになるので
紙からの切替を促す動機づけにもなるんだとか


といったことから、商機は広がるとみて
ITベンダーや調剤薬局を運営する企業が
提携などしてアプリをリリースしています

アインHDとNTTドコモによる「アインお薬手帳
日本調剤からは「お薬手帳プラス
ソニーからはICカードタイプの「harmo
…といったところ

それだけビジネスチャンスがあるとにらんでいるわけですね
システム側に蓄積されていくデータも膨大であり
セキュリティを維持していく必要もあるわけです

漏洩リスクを排除しつつ、いかに情報の価値を
最大限引き出せるかが勝負どころ
どのサービスが一歩抜きん出るか、みものであります