ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

脳にもウエアラブル 計測進化、広がる応用領域…

2016-03-04 18:05:06 | NewsPaper
また一つ、未来が現実に…
という記事でしょうか


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 脳にもウエアラブル
 計測進化、広がる応用領域』

日立ハイテクノロジーズが2月に発表した
ウエアラブル型の脳計測装置「WOT-HS」


http://www.hitachi-hightech.com/jp/about/news/2016/nr20160224.html/より

脳科学の産業応用を狙った商品の一つ

人が考えたり感じたりした際の脳の血流量を
「光トポグラフィ」と呼ぶ手法で測定し
マーケティングや商品開発に活かす

頭に装着するウエアラブル機器の場合
毛髪があるとうまく測定できず、測れる部分は
毛髪のない前額部にほぼ限られていたとか

今回の機器では、毛髪のある側頭部でも
脳活動を測定できるようにした

前額部では主に思考や記憶に関する脳活動を計測する
側頭部では言語や聴覚に関する活動を測れる
そこから、教材の開発につながるのだとか

現在は正式には計測できないが頭頂部まで可能になると
運動や触覚に関する脳活動を計測できるため
体が動かない人の意思疎通やリハビリの進捗評価などに
応用できる可能性まであるのだとか

さらには、念じるだけで機械を動かす
「BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)」までをも
視野に入れているとのこと


あくまで、研究を進めるための計測についての記事ではありますが
今後、脳機能の詳細が明らかになると、その知見を
医療や産業に応用する動きが活発化するとみられているようで
まだまだ遠い未来が現実になった時、どのような世界になっているのか
今から興味津々です