ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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自治体向け防災システム アナログ停波帯で スマートバリュー…

2016-03-01 23:29:55 | NewsPaper
アナログテレビ放送停波帯の活用事例として
実用的なシステムといえるでしょうか


本日の日経産業新聞から面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『自治体向け防災システム
 スマートバリュー アナログ停波帯で』

携帯電話販売大手のスマートバリューが
大阪マルチメディア放送と組み、3月から
自治体向けに新たな防災システムの販売を始める

という記事

アナログテレビ放送の収量で空いた周波数帯を使う
「V-Lowマルチメディア放送」を使って災害発生情報や
避難情報を配信できる

自治体の担当者が新システムに情報を入力すると
数秒後に指定した地域に文字や音声で情報が届く

放送方式なので回線が込み合うことがなく
裕司の差異も安定して情報を届けられるのがメリット

郵便番号に相当する細かさで送信地域を指定でき
土砂崩れが起きた地区など局地的に情報を配信できる

受信機を設置すれば既存の防災行政無線が聞こえづらい
屋内や社内でも情報を得られる


アナログテレビ放送は終わりましたが、長年使われていた
周波数帯はそれだけ安定したものであったのですね

そのあたりを有効活用すれば、適材適所に
便利なシステムが開発されていきそうです

システム導入料は連携させるシステムや人口、地域など
条件によって異なる
月額利用料は数十万円を想定
近畿圏を足がかりに全国での展開を目指すとのこと

災害が起きなければ無用なシステムではありますが
いざという時のためにどこまでシステムを構築すべきか
議論があるでしょうが全国に広まってほしいものです