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推し燃ゆ
刊:河出書房新社(2020/9) 著:宇佐見りん
★★★☆☆
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った・・・
2021年『推し、燃ゆ』で第164回芥川賞を受賞。
∞∞∞∞∞
「燃ゆ」って、ファンの投稿が炎上する話なのか?と思ったら、「推し」が燃えてました。
ただ、そこは冒頭だけで、お話のメインは、ファンである「私」の人生のほぼ全てが「推し」中心になっていることでした。
あー確かに、ファンにとって「推し」は「神」に近くて、付き合いたいとそういうんじゃなくて、こうなっちゃうのかな?って思いました。
でも、著者の「宇佐見りん」さん。「現役大学生」とのことで、たぶん高学歴(慶応義塾大学との話がネットに載ってますが)。
こんな社会の底辺とも言える女子のお話が書けるとは・・・頭いいんだな、きっと。