猫の気持ちになってみろ

愛猫「チコ」がぷるぷるしてます

バックトゥザフューチャー

2013-01-30 01:55:13 | 映画

バックトゥザフューチャー
1985年アメリカ 監督:ロバート・ゼメキス キャスト:マイケル・J・フォックス 制作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
★★★★★

ひょんなことから、友人の科学者ドクの作ったタイムマシン・デロリアンに乗って、マーティ(マイケル・J・フォックス)は30年前の世界へ行ってしまう。
しかし、帰りの燃料がないのと、偶然遭遇した高校生の母親に惚れられたために歴史に矛盾が起きてしまい・・・
∞∞∞∞∞

久々に観てみました。
いや~懐かしい!1985年の作品だから、今からだいたい30年前ですよ!!・・・って、この作品、1985年から30年前の1955年に行く作品!しかも、ラストでは30年後(つまり2015年)へと旅立つと来たもんだ!!!

ハァ~・・・リアル『バックトゥザフューチャー』ですな。デロリアンに乗らなくても、30年経てば、確実に30年後に来れるとは・・・

Blu-Rayで観たこともあってか、映像もキレイで、お話も陳腐化することなく、とても楽しめました。
タイムスリップモノっていうと、いかにタイムパラドクスのつじつまを合わせるべく、無駄なシーンをいかに排除するか?ですが、本作は、全く無駄なシーンがなく、最後のどんでん返しも、あらためて楽しめました。

マイケル・J・フォックスもノリノリで、コメディタッチでスピーディーに進むお話はさすが。小学生の息子に見せてみようかな。


督促OL 修行日記

2013-01-27 00:19:20 | 

督促OL 修行日記
刊:文藝春秋(2012/9/22) 著:榎本まみ
★★★★★

「一時間に60本の電話がノルマ」「電話で怒鳴られるのは日常茶飯事・・・」
フツーに入社したはずの信販会社で、新人OLはいきなり借金の督促電話をかける部署に配属された・・・
∞∞∞∞∞

著者のブログ「督促(トクソク)OLの回収4コマブログ」から派生した本のようです。

「コールセンター」ってだけでも気が滅入りそうな職場なのに、その中でも「督促」の部署とは・・・
いや~抱腹絶倒!ながら、著者の壮絶な体験と成長から、仕事とはなんぞや。と思わずにはいれられません。

本書は、笑いのエピソードの端々に、著者の榎本さんが、セミナーへ行ったり、心理学の本を読んだり、先輩の話や仕事のテクニックを盗んだりと、とても勉強していらっしゃることを、その後の成長に深くかかわることをさりげなく紹介しています。

とても読みやすく、それでいて哲学的で、さらには啓蒙的なビジネス本。オススメです。


裏切りのサーカス

2013-01-20 18:38:52 | 映画

裏切りのサーカス
2011年イギリス/フランス/ドイツ 監督:トーマス・アルフレッドソン キャスト:ゲイリー・オールドマン 原作:ジョン・ル・カレ
★★★☆☆

東西冷戦下のイギリス。
英国諜報部「サーカス」に二重スパイ「もぐら」がいるとの情報から、引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に「もぐら」の正体を暴き、始末するよう指令が下る。
∞∞∞∞∞

渋い。渋すぎる。
常に曇り空のイギリスを舞台に、本来の諜報活動とも言うべき書類や情報と格闘しながら、「もぐら」を探し当てていきます。

・・・って、この映画、難しい。
ストーリーというより、登場人物が似たり寄ったりなうえ、名前やら暗号名やらを使うし、画面に登場しない人を挙げて会話ベースでお話が進んでいくので、正直、一回見ただけでは理解不能でした。

1回目を観終わった後、Webで人物相関図を手に入れ、さらに2回目を観て、ようやく理解。
理解してみると、リアルな感じに感心します。
・・・でも、ラストは必ずしもハリウッド的ではないので、消化不良を起こすかも・・・


とんび

2013-01-19 23:41:07 | 

とんび
刊:角川文庫(2008/10/30) 著:重松清
★★★★★

昭和三十七年。瀬戸内海に面した街、備後市。
二十八歳のヤスは、待望の長男アキラが誕生し、生涯最高の喜びに浸っていた。
愛妻、美佐子と、我が子の成長を見守り、幸せを噛みしめる日々。それは、幼い頃に親と離別したヤスにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。
しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう・・・
∞∞∞∞∞

NHKドラマを未だに見直しては号泣し、TBSドラマの第一回も観て感動し、そしてついに原作を読みました!
で・・・やっぱ号泣!!!

私の頭には、まだNHK版ドラマが鎮座しているので、堤真一さんを思い浮かべながら読みましたが、原作もいいですね。
そして、NHKドラマはとてもよいアレンジしていたことがわかります。TBSもがんばってくれちゃうに違いありません。

と、ドラマの話はともかく原作。
ヤスさんは、アキラを片想いする恋人のよう。父親としてのたくましさ、よりも想い悩むヤスさんが、愛おしく書かれていました。

本作、あまりディティールは細かく書いておらず、それだけに、想像の幅が広く、自分なりのヤスさんを頭に描き、号泣です。


とんび

2013-01-14 01:52:27 | テレビ・ラジオ

とんび
2013年1月13日~放映中(3月予定)TBS
演出:平川雄一朗 脚本:森下佳子 キャスト:内野聖陽、佐藤健 原作:重松清
★★★☆☆

昭和47年。運送会社に務める、市川安男(通称:ヤス/内野聖陽)は、妻・美佐子との間にアキラという名の男児をもうけ、幸せの絶頂にあった。
しかしある日、美佐子は不慮の事故で亡くなってしまい、男手ひとつで、ヤスはアキラを育てていく・・・
∞∞∞∞∞

ちょうど、去年の今頃、NHKでやった名作ドラマのTBS版です。
未だに私、録画を観ると泣けてしまう名作NHKドラマの記憶が冷めやらぬこの時期に、この原作を選んだのは意識してのことなのか・・・???
でも、布陣はJINのメンバーを揃え、CMもバンバン流し、初回は2時間スペシャルと、気合は十分です。

キャストが、どうも小ぶりな感じが否めないのですが、さて・・・どうなんでしょ・・・

原作から10年遅い、昭和47年から始まりでしたね。
確かに連ドラだけあって、エピソードは細かく描かれていくようですが・・・NHKと比べると、な~んか小ぶりな感じが、どーしても気になりました。

まぁ、これからNHKでは描かれなかったエピソードもたくさん出てくるでしょうから、これからが期待。
今クール、見逃せないドラマの一つです。