猫の気持ちになってみろ

愛猫「チコ」がぷるぷるしてます

田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得~

2015-08-22 22:05:41 | 

田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得~
刊:宝島社(2015/1) 著:別冊宝島編集部
★★★★☆

戦後日本の政治リーダーとして、日本人に鮮やかな記憶を残した田中角栄。
人を動かし、人心を掌握した稀代の政治家の生き方とアフォリズムを一冊にまとめた決定版。
人に「やる気」を出させる天才の言葉を、秘蔵の写真とともに紹介する。
∞∞∞∞∞

「言葉」というのは大切ですね。

田中角栄が首相時代、私はまだ子供でしたが、彼の強烈な個性は記憶にあります。
たぶんその「個性」って、「言葉」だったのかもしれません。


ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

2015-08-17 00:09:51 | 映画

ミッションインポッシブル/ローグネイション
2015年アメリカ 監督:クリストファー・マッカリー キャスト:トム・クルーズ、レベッカ・ファーガソン
★★★☆☆

正体不明の多国籍スパイ集団「シンジケート」をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)。
ある日、彼はロンドンで敵に拘束されてしまう。さらに味方であったはずのアメリカからも追われることになり・・・
∞∞∞∞∞

53歳のトムクルーズ、がんばってます!!!
「スタントなし」なんでしょ?これ!!もうジャッキーチェンの域に達してますよ!クルーズ!!!

いろいろな国の観光名所が舞台。
陸、海(水)、空のアクション、カースタント、バイクスタント、奇想天外な最新兵器、そして美女!!
まさに息つく間もない130分でした。

小難しくなっちゃった007に代わり、今やスパイものと言ったらコレですよ!
ただ・・・お色気シーンはほぼ皆無。
せっかく美女が出てるのに、なんかカンフー的。

・・・そういう意味では007の代わりではなく、香港ポリスストーリーの代わりかもね・・・


国立療養所多磨全生園、国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)

2015-08-16 21:12:43 | 観光

国立療養所多磨全生園国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)

まさに「人権」という言葉を考えずにはいられない施設と資料館でした。

先日、「あん」という映画小説を読んで、言葉としてしか知らなかった「ハンセン病」について少し興味を持ったので、行ってみました。

全生園(ぜんしょうえん)。

いわゆる「隔離施設」です。いや、だったところです。
「あん」の映画でもあったとおり、現在は誰でも自由に出入りできるところです。
が、今は壁こそないものの、高い木々にぐるりと周囲を囲まれたその雰囲気は、東村山の住宅街のど真ん中にありながら、今でもなんか「人を寄せ付けない」雰囲気があります。



正門をはいると、全体の案内板がありました。
約35万平米の敷地には、病院があり、住宅があり、売店があり、運動場、墓地、神社、教会、公民館・・・学校の跡地まであって、さながら住宅街です。
ま、それもそのはず、ハンセン病患者の方々は「らい予防法」に基づき、ずっとここでの生活を余儀なくされ、この施設が人生の活動範囲全てだったのですからね。
なんでもある施設。それは、すなわち「ここからは出れない」ことを意味するのだな。と思わせる案内板でした。

「あん」の映画のロケも実際にここで行われたとのことで、あちこちに「あん」のポスターが貼ってありました。
メインストリートの中央通りを歩くと、まさに住宅街。



ただ、休日のせいか、この日はあまり人の気配感じられませんでした。未だ200名以上の人が住んでいるはずなのですが・・・

さて、自動車で行った場合、いったん全生園の正門(西側)から出て、反対側(東側)へ行くと



国立ハンセン病資料館(トップ写真)

があります。
ここでは、「らい病(ハンセン病)」とはどういう病気なのか、「差別の歴史」「療養所の歴史」「療養所の暮らし」などがわかりやすく展示されています。

病状が進行した時の見た目が大きいのでしょうが、「業病」「天刑病」なんて、あたかも前世の罰のように言われた時代もあったようで、そもそもが「偏見」「人権無視」ありきの病気。
法的には1907(明治40)年に公布された「癩(らい)予防ニ関スル件」という法律からはじまり、
隔離政策、断種、中絶の強制いう差別的扱いを長年続け、「感染力はほとんどない」とか「プロミン」という特効薬ができても変わらず、
結果、1996年(平成8年)になってようやく「らい予防法」の廃止。名誉回復の国家賠償請求は2001年までかかるという、ほんとうについ最近まで「人権」を侵され続けた歴史だったようです。

科学的に問題がないことが立証されても、隔離を続けられ、まさに「人権」を無視された患者の方々。
人が人として生きる権利。「人権」を守るのは国家であり、法であり、そして社会であり、ひとりひとりの意識であり、なんといっても「理解」である。

そんなことを考えるきっかになるのでした。


ボルドー展(東京都台東区 国立西洋美術館)

2015-08-13 00:23:10 | イベント

ボルドー展(東京都台東区 国立西洋美術館)
会期:2015/6/23~9/23 入場料:一般1600円、高校・大学生1200円、小中学生800円
★★★☆☆

古代ローマ以来の伝統を誇るワインの生産と海洋貿易がもたらした富を背景に、洗練された独自の都市文化を育んできたフランス南西の港町ボルドー。
ボルドー市の全面的な協力を得て実現した本展は、先史時代から現代まで、ボルドーの悠久の歴史と美術を展観するものです。
ドラクロワやルドン、ゴヤをはじめ、町にゆかりのある数々の画家や作品を紹介します。
∞∞∞∞∞

「ボルドー」ったら、ワインでしょ♪

て、わけでてっきり山梨県とか長野県のような海なし地域かと思ったら、むしろ港町。
交易で栄えた地域でした。

そんなわけで、ボルドー貴族たちのお宝が一堂に展示された展覧会。
まぁ、優雅だこと・・・


メカニックデザイナー 大河原邦男展(東京都台東区 上野の森美術館)

2015-08-12 23:37:55 | イベント

メカニックデザイナー 大河原邦男展(東京都台東区 上野の森美術館)
会期:2015/8/8~9/27 入場料:一般1500円、高校・大学生1200円、小中学生500円
★★★★☆

1972年に「科学忍者隊ガッチャマン」でデビューを果たした後「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」「機動戦士ガンダム」「装甲騎兵ボトムズ」などのロボットデザインを手がけたのが、日本初のメカニックデザイナー、大河原邦男(おおかわら くにお)です。
ロボットアニメにおける「メカニックデザイナー」という職業を世に確立し、現在も第一線で活躍。
本展では、大河原によるカラーイラストやアニメの設定資料などを一堂に展示し、大河原の40余年に渡る全仕事を振り返ります。
∞∞∞∞∞



上野の森にドーンとロボットの絵が・・・



懐かしさとカッコよさにシビレます!!!
70年代後半から80年代にかけては、ものすごい多作。
50代以下の人は、必ずどこかでお世話になっている作品ばかりです。



本展覧会では、大河原氏のデザイン画、企画画が山ほど展示してあります。
ガンダムの企画時点の案なんかもあります。

膨大なデザインを観て思うのは、まず「カッコイイ」。
巨大なジェット噴出口や、キャタピラや、コックピットを観るだけでワクワクします。
で、とてもシンプル。
一見複雑そうに見えるメカデザインなんですが、CGなんてない時代にアニメ化されるくらいですから、動きやすいシンプルさがあります。

さらに80年代くらいからは、ロボット変形しちゃいますからね。
そんなリクエストにもキチンと応えるのあたり、すごいです。

こんなものものありました・・・