あん
2015年日本、フランス、ドイツ 監督:河瀬直美 キャスト:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅 原作:ドリアン助川
★★★★☆
どら焼き屋「どら春」。ある日、雇われ店長の千太郎（永瀬正敏）のもとに、徳江（樹木希林）という老婆がやって来る。
その店で働くことを強く希望した徳江のつくる「あん」に感動した千太郎は彼女を採用するが・・・
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なんと言うんでしょうか、独特の「間」のある映画でした。
撮り方、カット割りもさることながら、樹木希林さん、永瀬正敏さん、内田伽羅さんのやりとりが、なんともフツー。
まるで台本や演出なんてないかのような、やりとりが続きます。
「幸せ」とか「不幸」とか、私たちは日々、平穏に日常を暮らしているこそこそが「幸せ」だと感じる作品でした。
そして「日々、手を抜かない」。
そして「対話する」。
そうすると、きっと幸せがやってくる。と思いました。
さて、「らい病」と言えば、名作「砂の器（1974年）」でも、その偏見を挙げていますが、「らい予防法」が撤廃されたのは、つい最近の1998年というから驚きです。
人生がときめく片づけの魔法
刊:サンマーク出版（2011/1） 著:近藤麻理恵
★★★☆☆
この本は、「一度片づけたら、二度と散らからない方法」について書いた本です。
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米国「TIME(タイム)」誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、通称「こんまり」先生の代表著書です。
「アーチスト部門」での選出のとおり、本著も「テクニック」というより、「考え方」に重きが置かれているようです。
なので、テクニックを教わりたいと思って本書を読むと、ちょっと期待外れになってしまうかもしれません。
片づけとは「自分の過去と向き合うこと」、そして「今の自分を幸せにして」、「未来の自分を創ること」。そんなカンジ。
片づけをここまで昇華させるとは、恐るべし「こんまり」先生です。
ビリギャル
2015年日本 監督:土井裕泰 キャスト:有村架純 原作:坪田信貴
★★★★☆
名古屋の女子高に通う「ギャル」さやか（有村架純）。
全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮らしていた・・・
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ずいぶん前に原作読みました。
なので、大筋も結末も知っているのですが、本作は家族に的を絞っていて、フツーに「いい話」でした。
なので、本作は受験生の諸君より、親向けですね。
有村架純ちゃんがカワイイのと、いつもはクールな演技の吉田羊さんの子育てに一生懸命の母親っぷりが、印象に残った作品でした。
アイズワイドシャット
1999年アメリカ 監督:スタンリー・キューブリック キャスト:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン 原作:アルトゥール・シュニッツラー
★★☆☆☆
ニューヨークに住む内科医のウィリアム・ハーフォードとその妻アリスは、互いに愛し合い幸せに暮らしていた。
しかし、ある日妻から、「過去に心を奪われた男性がいて、求められたらすべてを捨ててもいいと思った」と聞き、ウィリアムは衝撃を受ける。
それをきっかけに性の妄想にとり憑かれていく彼は、夜の街を徘徊する。やがて、昔の友人に誘われるまま、秘密の乱交パーティに潜入するのだが・・・
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やたらと「おっぱい」が出てくる映画です。
「エロス」っつーか、「妄想」っつーか、単なる「むっつりエロオヤジ」です。トムクルーズ。
ただ、トムクルーズも、ニコールキッドマンも、まだこのときは初々しくかわいいので、そんな「エロエロ」な感じも、軽くスタイリッシュにこなしてます。
・・・でも、私としては、もっとギラギラしたキャスティングの方が良かったように思います。
とまぁ、お話的には「頭の中がS○X」でいっぱい的な感じなのですが、さすがのキューブリック。映像は美しいです。
2001年宇宙の旅
1968年アメリカ、イギリス 監督:スタンリー・キューブリック キャスト:ケア・デュリア 原作:アーサー・C・クラーク
★★★★☆
月のクレーターで発掘された謎の物体「モノリス」。
モノリスは強力な信号を木星に向けて発した。
人類は宇宙船ディスカバリー号で木星探査へ向かうが・・・
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本作はDVDを持っているので、半年に一度くらい観る作品です。
観るたびに、1968年に製作されたことと、観るたびに違った感覚に襲われるのに驚きます。
しっかし、よくできてるなぁ～