猫の気持ちになってみろ

愛猫「チコ」がぷるぷるしてます

ケーキの切れない非行少年たち

2020-12-12 11:52:00 | 

ケーキの切れない非行少年たち
刊:新潮社(2019/7) 著:宮口幸治
★★★★☆

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。
少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。
人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
∞∞∞∞∞

とても興味深い、事例集と、著者の考察でした。
確かに、ある種「非行」は「障害」と考えて、治療をしたほうがよいのかもしれません。
ただ、そもそも「障害」になる前段階で、家庭や社会(取り巻く環境)ってのは、重要なんですね。

同じものを見ていても、違う認知をする。
私の認知がゆがんでいるのか、他の人の認知がゆがんでいるのか・・・
私自身、自信がなくなってきました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。