Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

アートフェア

2015-06-21 21:12:13 | 作品

フランスの北部、ストラスブールのアートフェアに出品するようになってから今年で4年目になる。今年の出品はまだ正式には決まっていない

ので4回目の出品の予定...といったところか。このフェアは、審査が厳しく、毎回毎回、出品の4作品の制作にエネルギーを費やす。この4作品

というのが難しい。4点の中身がバラバラではまずい。かといって、連続する内容もまた考えものだ。同じ大きさ、向きという決まり(出品会

社のブースの)があり、やはり、骨が折れる。昨年は、美術館の大きな個展があり、制作時期が重なり、15号の画面を4点完成させることが

できなかった。10号の正方形サイズを4点出品したのだが、後になって小さすぎたなとくやんだりした。画面が小さい分、勢いだけでなく、優

しさや柔らかさも出したいと思い、その分複雑さが増したかもしれない。青の絵が2点、赤が1点、緑が1点と色に幅を持たせて出品した。

このフェアには私の青が定着しているらしい。今年はまたすべて青の作品に戻そうと思っている。

一昨年、あるプレスから、フェアを代表する一枚に選ばれ、広報された。多くの出品作の中から選ばれるというのは幸運の一言に尽きる。

この辺でパソコンを終了させよう。今年の締め切りが近づいた。

 

   WORKS  (ボタニカル)  53.0×65.2cm 2013    油彩     ( パリ   スタイリスト誌掲載 )

   

                        

 

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信州 佐久平

2015-06-21 15:18:19 | アトリエから

信州佐久市のうぐいすの森に行って来た。ここは軽井沢の近郊にある里山に位置する別荘地だ。長野市出身の我々が、かつてはここを永住地に

と決め、100坪ほどの土地を確保していた場所だ。神戸から日帰りでその土地を見に行き、落ち着いた感じの自然に満ちたこの土地を即決で

決めた。うぐいすがさえずっていて、林間で絵を描ける夢が広がった。もう10年以上前のことだ。その後、夫の仕事の関係や、母親が神戸に

移住してきたことなどがあり、その夢は消えた。消した...。今回、その土地に行って、けじめのようなものをつけたいと思った。こうして梅雨

のさなかの信州行きとなった。

我が家の土地は樹木が大きくなり、下草も豊かで、あー、あの時、決めたことは間違っていなかった、と心から感じた。夫も同感のようだっ

た。全く放りっ放しの土地だったけど、優しく迎えてくれた。

この土地に移住することはもう無いだろう。必要としているどなたかにわたってほしいと願うばかりだ。

やはり、ふるさとは遠きにありて思うもの。

(この土地の情報は、うぐいすの森にある不動産屋さん、丸代商事まで)

 

      うぐいすの森別荘地  2015、6月

                

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