Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

カンゾウに癒される

2023-03-26 16:20:51 | 日々のくらし

桜の季節だが、裏庭の植木鉢のカンゾウの葉の鮮やかな緑に目を奪われる。もう20年以上も前に

なるだろうか。今の住居に一緒に越してきた。秋になって肌寒くなるころ葉が一斉に枯れて鉢の

淵から下へ垂れ下がる。冬の間はそんな枯れ草に目もくれないのだが、3月ごろ突然に麦の葉に

似たきれいなグリーンが伸び始める。これが本当に早く伸びる。一晩たったら1センチぐらいの葉

が倍の長さには伸びている。食事をしながら見えるところに鉢が置いてあるので家族全員自ずと

視線を送ってしまう。見られているのがわかるのかもしれない。とにかく日々ぐんぐん伸びて15

センチぐらいの丈になっている。心が洗われるような初々しい緑だ。薬草でおひたしや天ぷらな

どにしていただくこともできる。我が家ではもっぱら観賞用。春を告げてくれる植物として毎年

の楽しみになっている。一つ心配なことが....。野良猫(多分)が来て鉢の中に寝そべる。重

たい体の去った後、全部葉が倒されている。やめてもらいたい、ほんとうに。

         9.5×14cm  ミニアチュール 2023   油彩

 

 

 

 

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未来と自分は変えられる

2020-11-27 15:41:55 | 日々のくらし

兵庫県加西市の名刹、法華山一乗寺に行ってきた。神戸電鉄の粟生駅で北条鉄道に乗り換えて法華口駅で下車し

て路線バスに乗り、お寺に着いた。この界隈の路線は電車、バスともに1時間から2時間弱ぐらいまでの発車時

間待ちである。1日がかりの探訪になった。帰りのバスを待つ時間の長いこと長いこと、お寺の前の休憩所に

貼ってあった教訓(教え)を端から読んだ。とても心に残るものが2点ほどあった。待ち時間に出会ったおくり

ものだったのですね、これが。メモ帳にしっかりと写した。このお寺は西国第二十六番札所で、山内は清々しい

気に満ちていた。国宝の平安時代の三重塔が美しく、安定感と重厚感に魅せられた。公共交通機関が不便な分、

神戸とは別世界のよう。近いけど遠くへ来た、としみじみ思った。

         朝は希望に起き

         昼は努力に生き

         夜は感謝に眠る

    

         過去と相手は

         変えられないが

         未来と自分は

         変えられる            (お寺の教訓は両方とも縦書きでした)

         

         フォト  2020             撮影場所  加西市

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100歳はドラマチック

2020-11-19 09:35:24 | 日々のくらし

一昨日、母を病院に連れて行き帰宅したら、玄関に巨大ともいえる胡蝶蘭の入った段ボールが置かれていた。な

にこれ! 夫が言う、運送会社の人ようやく持ち込んだよと。すごく大きい。これは会社か何かの催し物の時に

使う胡蝶蘭の鉢植えだ。ネット通販を通しているし、不安になった。送りつけ詐欺というものもあったな、と家

族で遠巻きにしていたが、話題は、お昼を食べながらもこの届き物にいくばかり。家族の中で一番歳の若い私が

身体中で力を振り絞るようにして箱を開けた。 贈り物は、なんと、弟の中学校時代からの友人3人からだっ

た。お母さん、100歳おめでとうございます。学生時代に麻雀に通ってお世話になりました。とカードに書かれ

ていた。母に伝えると、びっくりしていた。もう40年以上も前のことなのに、よく覚えてくれていたねと感慨

深げだ。麻雀をやって、夕食を食べて、お風呂も入って帰ったとのことだ。学生時代の出来事など、忘れてし

まっても不思議はないのに、彼らのこころが年月を隔てて東京から届いたのだなあと思った。

この胡蝶蘭、母が目下夢中。写真撮ってと今のところ言われてないが、さあどうだろう。

             フォト  2020              撮影場所   福山市 

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正真正銘 百寿

2020-08-23 14:41:25 | 日々のくらし

昨日実母が100歳になった。酷暑にもコロナウイルスの恐怖にもめげないで、正真正銘百寿である。昨日今日とその行事に追われ

る。お手紙や、お花や、お菓子や、お赤飯やら様々なものが届く。お祝いの電話もかかってくる。娘の私が取り仕切るしかなく、

とても忙しい。合間にリュックを背負って、二ヶ月分の母の目薬を眼科にもらいにいく。そこでもスタッフの方々に100歳おめで

とうございます、と口々に言われ、頭をたくさん下げて御礼を申し上げた。帰宅したら、届き物の連続だった。気が抜けない。嗚

呼。今朝からは頂いた花と100歳の母とを写真に撮る。何枚も取る。この辺は、昔、写真スタジオで顔写真を写していた経験から

か良い表情が撮れるまで撮り直してしまう。100歳には見えない、と本人もぬけぬけと言う写真が撮れた。まあ一生に一度のこと

だからやれることはやろうとは思う。まさに老老介護に突入の感ありで、人生100年時代などという風潮は全く根無し草的だと痛

感している。そんな簡単なことじゃないよと叫びたい。ともあれ、家族に100歳が出たことに、感謝したい。全ての存在にこころ

から感謝です。        

             フォト  2020                 撮影場所     神戸市北区

 

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教室の熱気

2020-08-08 09:16:59 | 日々のくらし

気まぐれに更新しているブログだけれど読者の方々がとても増えてきている。読んでいただきありがとうございます。

昨日はコロナ第2波ともいえる状況下での教室日。マスク着用、アルコール消毒は守れるのだが、お互いの距離を保つとい

うところまでは無理なようだ。保っていては仕事にならない。年齢の高い人の絵にかける情熱をひしひしと感じるとき、

伝えるべきものを伝えたい、こちらも距離のことなど頭から飛んでしまう。とにかく空気がエネルギッシュなので、生徒さん

たちとのコミュニケーションがわあわあといった感じ。どうぞ、コロナウイルスからみんな無事でありますように。私も教室まで

一時間以上の電車通勤をしているので.....そう願うしかない。教室には80歳を超えて仕事を続けながら絵を描いている人や、個展

の計画を先において、それを目指して元気を出している人もいる。みなそれぞれに、この場に来て力をもらいあっているのかもし

れない。私は、というと先の計画を決めかねて低空飛行。元気をもらいあう人の一人だとつくづく思う。

                                                  フォト   2019               撮影場所   神戸市  北区

 

   ✳️       三沢かずこの基本からの抽象画塾  神戸新聞文化センター 六甲道 で、月1回  第一金に開講しています。

       コロナが収まりましたら是非ご参加ください。若干名入塾OKです。 お問い合わせ   KCC(078)854-6839

            

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