Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

(公財)天門美術館企画展『楠葉でアートを楽しむ夏』出品

2018-09-25 07:50:49 | 展覧会情報

猛暑の8月3日から9月5日まで、枚方市の楠葉で、公益財団法人天門美術館企画による展覧会があった。『楠葉でアートを楽しむ

夏』 この展覧会に私のごく小さい作品を展示していただいた。10センチ四方ぐらいのミニアチュール作品だが、掛け軸が並ぶ日

本美の中にとても自然に収まっていた。作品自体は小さいのだが、外へ広がる力というか、静かな中に勢いのようなものが感

じられて、ほっとした。何年ぶりかで見る作品は、内心、ほころびがないか、気にかかるのだが、大丈夫だった。もう自分が描

いたことが記憶のなかから外されている思いすらした。大切に扱っていただいているのだと感じた。ありがとうございます。

ちなみにその壁面のカテゴリーは、『涼風の季(とき)』  

                                ミニアチュール『浮かぶ」 2012   油彩

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個展に、元、文学少女

2018-09-20 07:45:35 | アトリエから

川端康成文学館での個展が無事にオープンし、順調に展示日を重ねている。私と文学のつながりを、あまり人に話したことがな

いので、いろいろな質問がくるかなと思って覚悟していたが、意外に無く、三沢さんって文学と密接よね、などと言われている

え?っと聞き返したら、だって前に詩画集出していたよね、と言われた。そうだ、あの頃は、文学に対して引きずっている気持ち

が強かった時だった。自分の作品に文学性などさしてないという思いで抽象画を描いてきたのだが、他者からはまた、違った見

えかたなのかもしれない。個展会場にも、文学少女(元?)や、文学趣味の方々が多いような気がする。少し新鮮な思いがして

いる。『伊豆の踊子』の終盤の悲哀や無常感を支えてくれる希望に心が洗われて読み返す。やはり、元、文学少女か。

                            フォト    撮影場所  神戸  2018

 

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川端康成文学館ギャラリーでの個展

2018-09-05 10:14:58 | アトリエから

大阪の書道の専門学校に通って書道漬けだったころ、この茨木市の川端康成文学館に行ったことがある。もう30年以上前か..。

書の展示を教室のお仲間と一緒に見に行った。川端文学は、こころの傍に常にあったので、書の展示はあまり目に入らなくて、川

端康成文学館の展示をドキドキしながら見入った。あれから、もう久しく時が経ち、私は、朝から晩まで書いていた『仮名』を

追求せずに、絵の世界に入った。絵をやりたいと伝えた時、書の恩師は自分も絵をやりたかった、やりなさいと言われた。あの

時の師の言葉に感謝を忘れている。今更だが、本当にありがとうございました。目下、個展の追い込みに入っている。後1点、

完成せずに、『伊豆の踊子』を読み返す。せつせつとした心情、また、完成が遠のくかしら。

                     M30      油彩  2018

 

 

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