台風が荒れている。関東地方から北海道にかけて辛い状況が続いている。どうかこれ以上被害が広がらずに台風が通り過ぎてほしい。
一方近畿地方は酷暑である。熱中症が気になり、外出も控えがちになってしまう。仕事柄美術館だけは何とか行くようにしているが、途中
何度もティールームに入ったり、コンビニに飛び込んだりして、美術館にたどり着く。入り口で飲み物は外でと言われ、ドアの外の日陰で
ペットボトルの生ぬるい水を飲む。足元ふらつくなと思いながらも、時間が来ているので館内に入る。涼しくて救われる。神戸市灘区の『
横尾忠則現代美術館』開館してもう何年も経つが、入るのは初めてである。「ヨコオマニアリスム」という企画に惹かれた。制作の現場や
制作を支えるアトリエの様子を知ることができた。現存作家の美術館には大きなエネルギーが渦巻いていた。暑さの辛さも無くなり展示物
の世界に遊んだ。力をもらえる。神戸市内にこのような美術館が存在することに、希望が湧く思いだ。横尾さんの本を買って帰り、連日
読んだ。内容に共感できるところが多くて、書物からもまた元気をもらった。横尾さんの文筆活動は、絵画への援護射撃、と書かれていた
だから、趣味です....と。 そうだ、それだったら、気楽に楽しんでブログを書いたらいいのだ、私も。
大いに教えられて嬉しい数日でした。
フォト 2016