Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

横尾忠則現代美術館

2016-08-23 07:34:39 | アトリエから

台風が荒れている。関東地方から北海道にかけて辛い状況が続いている。どうかこれ以上被害が広がらずに台風が通り過ぎてほしい。

一方近畿地方は酷暑である。熱中症が気になり、外出も控えがちになってしまう。仕事柄美術館だけは何とか行くようにしているが、途中

何度もティールームに入ったり、コンビニに飛び込んだりして、美術館にたどり着く。入り口で飲み物は外でと言われ、ドアの外の日陰で

ペットボトルの生ぬるい水を飲む。足元ふらつくなと思いながらも、時間が来ているので館内に入る。涼しくて救われる。神戸市灘区の『

横尾忠則現代美術館』開館してもう何年も経つが、入るのは初めてである。「ヨコオマニアリスム」という企画に惹かれた。制作の現場や

制作を支えるアトリエの様子を知ることができた。現存作家の美術館には大きなエネルギーが渦巻いていた。暑さの辛さも無くなり展示物

の世界に遊んだ。力をもらえる。神戸市内にこのような美術館が存在することに、希望が湧く思いだ。横尾さんの本を買って帰り、連日

読んだ。内容に共感できるところが多くて、書物からもまた元気をもらった。横尾さんの文筆活動は、絵画への援護射撃、と書かれていた

だから、趣味です....と。 そうだ、それだったら、気楽に楽しんでブログを書いたらいいのだ、私も。

大いに教えられて嬉しい数日でした。

 

 

                  フォト  2016

 

                                                       

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宝石の朝

2016-08-02 07:25:46 | 日々の思い

ここの朝は宝石だといつも思う。日中は厳しい暑さになるのだが、朝は本当に涼しい。宝石の朝、と人に語るのだが、何か実感がわかない

といわれることが多い。夏の間、厳しい暑さに心身がすり減るような思いで耐えてきた経験があるのだが、この場所に転居して救われた。

神戸でもかなりの高地。ただ気をつけないといけないことは、ずっと涼しい時間が続くように錯覚してしまって時間を有効に使えないこと

のんびりと過ごしてしまって、気がつくと涼しい空気が熱を帯びてきている。あ、しまったといつも思うのだけど...。

ゴミを出しに行くと、朝日の逆光のなかで草花が爽やかに絵になっている。真夏のつかの間の情緒があふれる。道の先をゆっくり横切る茶

猫の足が朝日を受けて映画のいちシーンのよう。

この宝石の朝、例えるなら、サファイアかエメラルドかしら。どちらも縁がなく持ち合わせていないけど、この大自然のつかの間の輝きは

全てのものを超える優しさにあふれ、1日のスタートを支えてくれる。

 

               フォト  2016

 

                                             

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