画集出版 その２

十日ばかり前から風邪をひいている。流行のインフルエンザでないのがありがたい。家の用事や、外の仕事をなんとかこなしては、空いた時間に休んだりしている

医者に行かずに市販の漢方薬を飲み続ける。気長に治るのを待つしかない。昨日も、もう期限ぎりぎりの画集の二回めの校正原稿を出版社に届けた。風邪で鼻グズ

グズでなかなか校正箇所の見つけ出しがうまくいかない。家を出る直前まで見直そうと思ったが気力折れ家を出た。担当者の方と一時間半ぐらいの仕事。かなり疲

れた。本の装丁のデザインや使用する紙を選択する時期にきており、思ったよりエネルギーがいる。見返しの紙の色、三冊もの色見本から選べるのだが、一枚一枚

めくるのがき.つ.い。やはりブルー系に目がいくのだが、このブルーの色、なんどもめくっているうちに、なんだかどれがいいのかわからなくなってくる。次の予

定があったので、もう、これで! とその場を終了させた。担当者の方に風邪うつりませんように...。　帰宅して、ちょっと不安になっている。見返しの色、あの青

でよかったのかしら？ブルーの作品の反対色という選択もあったな。グレーでシャープな感じもありか。生成りが優しいかも...？ ぼうっとした頭で、ぼうっと考

え続けている。　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フォト　　　2019                 撮影場所　　　神戸市北区

 

その日の気分

一昨日大寒に入ったがその日は余り寒くなく、うって変わって昨日、きつい寒さになった。個展の最終

追い込みの時期なので、9時ごろからアトリエに行き制作を始める。寒さのせいか....気力というか、絵

を仕上げるエネルギーが少ない。この時期、絵を仕上げる時期というのがとても大変になる。作業だけ

ではなくなる。描き手の精神状態や気力などの要素が大きくなる。睡眠などの体力保持の裏付けがあっ

た上で精神の状態を保つ。でも昨日の午後は、気力が切れた。右足首辺りがつってしばらく立ち上がれ

なかった。何か足の重い病気かしら、と不安に取り巻かれた。ストーブで温めると動けるようになった

ので多分冷えだったのだろう。ああ、仕上げに向かう湧き上がるエネルギーが欲しい。焦ってアトリエ

に行っても気分は上向かないだろう。今から、お茶しよう。今年白寿を迎える母親と。

　　　　　　　　　　　　フォト　　　2018         撮影場所　　神戸市中央区

 

画集出版

３月の個展に向けて画集の出版作業に追われている。昨年の秋の終わり頃に出版社に入稿した。３月ま

での期限。余裕はない。世間の正月の休み、少しだけ助かった。出版社から２回目の校正原稿がまだ送

られて来ずに、こちらはそれを待つといった状態だから。作品の画像を用意するところから四苦八苦し

た。古い作品は画像が悪く（カメラの関係）、コレクターのところに行っている作品も使えない画像が

多かった。もう取り直しはできないし、時間もない。アトリエにある作品に何点も差し替えた。その度

に画集全体の流れも変わる...。気持ちが届かない...と落ち込んだり。ともかく画像の準備段階はおおよ

そ通り越して新年を迎えた。ただし、後2点、今年の新作を入れようと思い待ってもらっている。今制作

の最中だ。現在の作品を掲載したい。それが、今を生きて制作活動をしている者の務めと思うから。

　　　　　　　　　　　　　　フォト　　2019        撮影場所　　神戸市北区

 

絵描きの三が日 その2

一月三日は少し気を引き締めた。調子よく今年に移行したい。朝まだダラダラとした気分だったがしば

らくぶりにネットに向かい文章をアップした。やる前は億劫だったがなにかスイッチが入った感じで気

分が上り始める。年末に、気力、体力共に落ちてやり残した２つの冷蔵庫の掃除をやった。３人家族で2

つか...やはりパクパク家族か。やり終えてスッとした。着替えて母のアカギレの薬を買いに出る。正月3

日に空いているのは多分、新たな駅ビルができた鈴蘭台駅だ。薬は無事買えた。空の見えるカフェで軽

食。雲が見上げた角度に心地よく収まっている。アトリエの窓からも雲がよく見えるが、ここのとはま

た違って雲が遠い。少し休息してアトリエへ。昨日の画面、派手派手のもあったが、生き生きとした感

じが伝わってくるのがあった。新たなものに出会う年でありたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　フォト　　2019      撮影場所　　神戸市立北区

絵描きの三が日

2018年の幕開けだ。元旦から仕事をしている。3月の個展の案内状の作品の撮影。手狭になったアトリ

エで100号の画面を映すのが一苦労。無理な姿勢で シャッターを押し続け、左側の腰に痛みが出ている

動けないほどでないのがよかった。元旦しか写真撮影の予定がつかないので結構気分が重いのだが、こ

なすしかなかった。2日は、夫も出勤。私もおせちの残りをお弁当箱に詰めてアトリエへ。でも、なんと

なく絵を描く気力がわかない。大掃除や、年末の雑事、元旦のお雑煮などの行事をこなしてようやくア

トリエに来れたのに。クッキーや、甘納豆などをどんどん食べてみたが、気分は上がらずに絵の具をど

んどん塗り重ねて1日の終わりとした。きっと派手派手の画面かも。明日が怖い。

　　　　　　　　　　　フォト　2019         撮影場所　　神戸市　-アトリエへの小径-