Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

風の路

2021-06-25 12:58:21 | 展覧会情報

ギャラリー島田で特別企画展『エポック・ノック』が6月12日から始まった。

58名ほどの作家が参加している。画期的な時代を意味するエポック、この新時代の扉

をノックするというテーマに作家がF6までの新作で挑んだ。コロナでの緊急事態宣言

下の準備、搬入はきついものもあったが、出品を終えてほっとしている。

この展覧会は6月29日(火)16時まで。G島田オンラインミュージアムでも公開中

*エポック・ノックへのコメント

停滞するものを吹き払う風、前を向き一心に突き進む風、今私の意識のなかに風という存在が大きな位置を占めている。なかなか風のように強い自分にはなれないが、社会を見つめて創作しようという姿勢が身についた。この社会、平穏にはほど遠く悲しみのニュースが日々流されている。だがわずかづつでも明るさへの兆しが生まれかけている。新たな空気に満ちた時代がやってくることを信じている。

           『風の路」 F6    油彩  2021

 

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100歳、ワクチン終了

2021-06-19 09:10:07 | アトリエから

一昨日、母が2回目のワクチンを打った。打った直後から様子に気をつけていたが、今

日でほぼ平常に戻った。熱は出なかったが体のだるさが普通以上だったらしい。なん

といっても100歳だから気を遣う。精神的にかなりほっとしたようだ。ほんとうにコ

ロナが怖かったね。とお茶を飲みながら話ができる。

家族三人とも高齢者で、その三人のワクチン接種の手配に明け暮れたこの頃だった。

空いた時間にアトリエに駆けつけて100号(100という数字が身近だ)にかかるのだが

100号に要るエネルギーがなかなか湧かずにじたばたしている。前に一気に元気が出

たスティーブン・スミスの紅茶を飲んだり、カカオの多いチョコを口に入れたりして

気力を戻そうとするのだが、全部だめ。暗さの塊で時間が来て帰り支度。突然、画面

が呼んでくれるような気がして100号に向かって、筆を持ち始めて....。

遅いという家族の声が頭の周りに立ちのぼる。それをしばし無視して筆を持つ。こん

な時間滅多にこない。絵を描かせていただいている。ああ、よかったと心底思う。

        フォト 2021            撮影場所  神戸市北区

 

 

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