ギャラリー島田の個展が終わって三週間ばかり経った。この期間、消化器科の検査、眼科の検査などに日を費やした。心配して
いた疾患はなく心からほっとしている。個展は、次につながるものをいっぱい私にくれて....気がつくと、もう次の制作に心を向
けなくてはいけない時期に来ている。
制作途中の、100号の作品に向き合い始めた。私にとっての青とは、一体何なのか。説明できないから画面と闘うわけで...真正
面から「青とはどういう存在?」と問われても、うまく答えられない。でも、容赦なく次のステージは始まっている。しばらく
自分を見つめてみる必要がありそうだ。やればやるほど分からなくなるものかもしれない。物事はすべてそうかしら。
フォト 2017
桜が少し開きかけたのだが、今日は雨。風も冷たくて、開花が進むのははゆっくりになりそうだ。個展が終わって一週間。溜
まった雑用を少しづつ片付けながら、家族で外出したりしている。年老いた母親を、ずいぶん長い間、温泉にも、食事にも連れ
て行ってやれなかったとつくづく感じる。なんだか足腰が弱くなっている。車から降りた時、溝の方へよろけて、危なかった。
本人が、危険度がまるでわかっていないのがなお、こわい。落ちないでよかった。
昨年6月からの3回連続の個展はきつすぎたと思う。基本的に新作個展であったので、体力も気力も自分自身の持分をオーバー
してしまった。これからは、体調をなんとか元へ戻さなくてはならない。できないことを無理してやることはやめようと思う。
しばらく、神戸を中心とした個展活動を、間隔をあけてやっていこうと思っている。
世界を視野に、という思いは決して忘れたわけではないけれど、当分は、神戸を軸に頑張りたい。一人でも多くの方々に青の絵
を届けることを希いながら。
フォト 2017